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     <<<2月度例会のご案内>>>
日時: 平成30年2月25日(日) 13:00~17:00

場所: 所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
    〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
    (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
     平成30年3月度例会予告3月25日(日)


内容
1.会場準備・受付・展示          13:00~13:30
    原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡           13:30~

3.展示株の説明・人気投票・花の解説
    人気投票後選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
    株を持参されるとアドバイスしやすいです。
5.サギ草とエビネ蘭の栽培角田理事

6.閉会                  17:00
    全員で後片付けしてください。ゴミは各自お持ち帰り願います。

会費 :お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会:11:30 ~12:30
    狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
    昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)




     <<<1月度例会報告>>>
      1月の例会 出席者22名、出品者15名、出品株37株

1. 会長挨拶・事務連絡 ⇒ 東京ドーム蘭展展示花協力依頼

2. 展示花の説明・表彰

3. 栽培Q&A ⇒ 岩田さんの交配種デンドロビュームの葉枯病について

4. 最近の肥料事情(大野理事)・蘭展荷作り時の注意事項(佐々木理事)

5. 17時前に散会



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2018年1月28日狭山ヶ丘コミュニティーセンターにて1月度例会が開催されました。


出品花説明
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人気投票風景
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Dendrobium lindleyi(Uaeng Phueng)      大野 光朗      12票
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お馴染みのアグレガタムですが、実はこの花ラベルにはDen. Ueang Phueng と記されています。日本語で発音するとウィイェン ファウェンてなとこでしょうか。何の根拠もないのですが、自分のイメージでは台湾で交配され登録されたのでこのような種名になった、と勝手に思っています。本当の所をご存じの方は是非ご教授くださると幸いです。アグレガタムにはやや花の大きなmajusと小輪のjenkinsiiがよく知られていますが、この両変種の交配により作出されたのがUeang Phuengとなる訳です。ですから変種とはいえ同じ原種であるアグレガタムどうしの交配ですので出来上がったものもアグレガタムとなるのですね。この種に交配種名を付けていることに何らかの意味があっての事なのかは不明です。と書いたところで事実がわかりました。RHSではジェンケンシイは変種ではなく独立した種であると認められています。ですので別々の種の交配ということになりUaeng Phueng は立派な交配種として登録されたということです。当会においても以後交配種として扱うことといたします。NS3.4x3cm 9花茎49輪




第2位 Cattleya trianae ’Dan’          星  隆         11票
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数あるトリアネイの品種のなかでも昔からよく知られた品種のひとつです。整形花を上部からソフトにそーっと押しつぶした形の花容と表現したらイメージが湧くでしょうか? 私にはそんな風に見えるのですが皆さんはいかがでしょう。押しつぶされて丸からちょっと楕円に可愛くなりました。それにしてもDNAの不思議を感じます。‘Dan' は ‘Dan'を忠実に織りなす使命以外に為す術がない孤独とジレンマ。‘Dan'と名付けられたトリアネイにはもうひとつorlata ‘Dan'というのがあります。 orlata とは「縁」を意味しており、リップの縁がほぼ一周赤く彩られている形態をあらわしており、その色がより赤くより鮮明であることが価値を上げる要因になっています。ですので、オルラッタと付いてるとある程度リップがぐるっと一周赤く、付いていないと一周とはいかず、色も薄いと想像できる訳です。出品花はorlataがつかないタイプですが‘Dan'の可愛らしさは十分発揮されています。 NS12x13.5cm 1花茎 2輪
  



第3位 Angreacum leonis            佐々木 光次郎       7票
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2.交配種の部
第1位 Cattleya Aloha Case 'Venus'         宮本 勝        14票
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何といっても弁質の厚さが私にとっては一番の魅力です。そして株の剛健さも。ミニパープルにワルケラナを戻し交配してアロハケースが誕生しました。ご存じのようにミニパープルはプミラとワルケラナの交配種ですから、75%がワルケラナの血であるといえます。最初に弁質が良いと書きましたが、良いのは弁質だけじゃなくその色も濃色で、輪の大きさも秀逸です。手元に置いておきたい一株ですが、当会にはミニパープル系の良花をお持ちの方がたくさんいますね。なおラベルはLaeliocattleya Aloha Case となっていますが、pumila が Cattleya となりましたので交配名を Cattleya Aloha Case としております。NS11.7x12cm 1花茎2輪



第2位 Dendrobium Yellow Chinsai ‘Magical Color’     角田 馨      8票
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この株は2014年の当会における栽培教室として提供されたものです。それから3年じっくりと作りこんだ成果が今回十分に発揮されました。昨年は花付きがいまひとつでしたがNS 5.0x4.4cm 22花茎 38輪と賑やかに開花し、花付きが非常に良いこの品種の魅力が溢れています。タイ、ベトナムあたりを原産地とする原種Dendrobium unicumを片親に石斛Dendrobium moniliformeと交配しDendrobium Chinsaiを作出し、さらに中国からボルネオあたりまで生息地を広げる剛健なDendrobium heterocarpum を掛け合わせてイエロー チンサイが出来上がりました。イエローの部分はヘテロカーパムから、見どころのリップに広がる赤色放射状線はユニカムの主張です。




第3位 Cycnodes Taiwan Gold `Taiwan Orange'       中村 スエ      6票
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3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya Aloha Case 'Venus'         宮本 勝
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<<<各賞>>>
審査員推奨株  該当なし

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東京ドーム世界らん展日本大賞に所沢洋蘭会としてディスプレイ審査部門にエントリーし、奨励賞を獲得しました。
なお、東京ドーム蘭展開催期間は2月17日(土)~2月23日(金)です。
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Crepidium kerstingianum 花径約5mmの黄色い花の地生ランです。 和名は「キバナホザキラン」と言います。
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Crepidium kerstingianum ツボミと花のクローズアップです。 上下逆向きに咲き、リップが大きいです。
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Dendrobium mirbelianum 30mくらい離れた高所に花が沢山見えたので、最高のズーム倍率で撮影しました。
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Spathoglottis carolinensis 陽当りの良い草原に生えている地生ランで、個体数は多いです。 花茎は1m近く
伸び、花径は約4cmです。 和名は「ベニバナエビネモドキ」と言います。 パラオを含めたカロリン諸島に
広く分布しています。
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Spathoglottis micronesiaca 草原に Spathoglottis carolinensis と一緒に生えています。 背丈はこちらの方が
少し低いようです。 和名は「シロバナエビネモドキ」と言い、花径は約3cmです。
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Spathoglottis carolinensis と Spathoglottis micronesiaca とが混在している様子です。 両者の雑種があるのかは
不明です。
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Arundina graminifolia 草原にSpathoglottis に混じって所々に生えています。 花径6cmで、和名は「ナリヤラン」
です。 移入されて自然に広まった外来種かも知れません。
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パラオの観光スポットになっている「ガラスマオの滝」へ行くので、管理事務所に寄りました。 途中浅い川に入って
川の中から岸辺の樹木に着生しているランを観察するので、水着とマリンシューズの用意をしました。
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Phreatia kanehirae パラオ固有種の小型の着生ランです。 花の大きさは約2mmで非常に小さく、種小名は
日本人の「カネヒラさん」の名前が付けられているようです。
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Oberonia palawensis パラオ固有種で、肉質の三角形の葉が交互に生えて、花茎がぶら下がっています。 花茎には
黄色い約1mmの小さい花が多数付いています。 地上4mの所に着生していました。 和名は「パラオヨウラクラン」
と言います。
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Sarcanthopsis nagarensis 花は黄褐色で、大きさは約2cmのようです。 茎からはバンダのように白い気根が
出ています。 地上6mの所に着生していました。
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Zeuxine palawensis パラオ固有種の地生ランで、長さ約5cmの葉を3枚付け、葉も茎も花もビロード状の白い毛で
おおわれています。 花は白くて約5mmの大きさです。 和名は「パラオキヌラン」と言います。
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Moerenhoutia hosokawae 長さ約8cmの葉にはビロード状の毛が生えている地生ランです。 まだツボミの状態
です。 種小名には日本人の「ホソカワさん」の名前が付いています。 和名は「クサイククリラン」と言いますが、
「臭い」のではなく、「クサイ島」という島の名前が付いています。
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Dendrobium elongticolle 花茎の長さは約40cmで、花茎の先端には花だけでなく楕円形の小さな葉も付いて
います。 花茎の根本には長さ約20cmの細長い葉が多数あります。 写真は昼に撮ったので、長さ5cmの細長い花は
赤い色ですが、これは咲き終わりの色です。 朝に花は開き、その時は白色で、半日で花はしおれてしまうそうです。 和名は
「エナガセッコク」と言います。
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Nervilia platychila 日陰の場所に直径約5cmのハート型の丸い葉が1枚だけ地面に出ていて、残念ながら花は
ありません。 花期は4~6月で、葉が無くなってから花だけ咲きます。 和名は「エナシボクロ」で、その名の通り
葉の柄が無いくらいに極端に短く、地面に貼り付くように葉が生えています。 個体数は多いです。 日本には
同じ仲間の「ムカゴサイシン」があります。
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Pseuderia micronesiaca パラオの固有種で、和名は「イヌセッコク」と言います。 細長い茎は1mくらい伸び、
枝分かれをしています。 約3cmの大きさの花は緑色に褐色の模様が入り、あまり目立ちません。 個体数は非常に多い
着生ランです。
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0425 Pseuderia micronesiaca 別個体の花のクローズアップです。
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川の中を歩いて行きます。 川は浅く、深い所で30cmくらいで、しかも川底は岩なので足がもぐることは
ありません。 この先にパラオの観光スポットである「ガラスマオの滝」があります。
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Aglossorrhyncha micronesiaca パラオの固有種で、川の上にせり出した樹木の高さ約20mの枝に着生して
いました。 葉の長さは5cm、黄色い花は1cmほどだと思います。
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Aglossorrhyncha micronesiaca 川の中に横たわっている倒木に着生していた別個体です。 近くで花を見ることが
出来ました。
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Bulbophyllum volkensii 川の中に横たわっている倒木に着生していました。 花の長さは約1cmです。 個体数は
多く、和名は「キンイロナガボマメヅタラン」と言います。
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Crepidium palawense パラオ固有種の地生ランです。 花の大きさは約3mmと小さく、上下逆向きに咲きます。
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最後におまけの写真です。 パラオの観光名所になっている「ガラスマオの滝」です。 滝壺は浅くて水もきれい
なので、歩いて入って行けます。 周囲には Spathoglottis が咲いていました。
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これも、おまけの写真です。 パラオの海です。 ジャングルに植物を見に行く人は極めて少なく、多くの観光客は
海でダイビングをしたり、泳いだりします。
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滝川先生から便りが届きました。2回に分けて紹介します。

昨年の9月にミクロネシアのパラオ諸島へランの観察に行って来ました。 日本の真南に位置する
パラオは日本との時差はありません。 パラオで働いている日本人も多く、現地の人でも流暢な
日本語を話す人がいるので驚きました。 日本がパラオを統治していた時代もあり、和名が付いた
植物も多数あります。 パラオで観察したランを紹介したいと思います。


Taeniophyllum mariannense パラオに来て一番最初に見つけたランです。 クモランの仲間で、
長さ約3cmの果実が付いています。 花は1日でしぼんでしまうので見られませんでした。 海から
約10mの場所にある樹木の高さ1.5mの所に着生していました。
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Dendrobium mirbelianum 高さ約15mの所に着生していて、黄色い花の大きさは約4cmです。 個体数は
比較的多いのですが、皆樹木の高所に着生しているので近くで花をよく見ることが出来ません。
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Agrostophyllum elongatum 茎の左右に葉を平らに付け、その幅は約5cmです。 茎の先端に
花が咲いた痕跡があります。 高さ1mの所に沢山着生していました。 和名は「パラオウロコラン」です。
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このようなジャングルの中の道を歩いて行きます。 道の両側の樹木の所々にランが着生しています。
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Dendrobium mirbelianum 高さ約10mの所に果実を付けて、ぶら下がっていました。
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「ガルドック自然保護区」の看板です。 「NGARDOK」の最初の「N」は発音しないようです。
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Dipodium freycinetioides パラオの固有種です。 ガルドック自然保護区管理事務所の近くの直射光線が
当たる場所に着生していました。 花径4cmで、黄色に褐色の模様があり、芳香があります。
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Dipodium freycinetioides 果実が付いていました。 右側の茶色い細長い部分は茎です。 茎は
数mまで伸び、下の葉は枯れて落ちていきます。
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ガルドック自然保護区で見られる生物の看板です。 ヘビやワニもいるそうですが、今回は
見かけませんでした。
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Bulbophyllum membranaceum 葉の長さは3cmです。 個体数は多いのですが、花は見られませんでした。
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Dendrobium brachyanthum 細長いバルブの先端に長さ約25cmの葉を1枚付けています。 花の
大きさは約2cmです。 地上2mの所に着生していました。
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Dendrobium brachyanthum 花のクローズアップです。 良い香りがあります。
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Dienia volkensii 地生ランで、葉の長さは約10cm、花茎の長さ約30cmで小さな花を多数咲かせています。
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Dienia volkensii 花のクローズアップです。 1輪は約3mmの大きさです。
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Crepedium setipes パラオ固有種の地生ランで、花茎の長さは約20cmです。 花は1cm弱の大きさです。
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Crepedium setipes 花のクローズアップです。 花は上下逆向きに咲きます。 黄緑色の花ですが、
これ以外に赤い花もあります。
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Appendicula reflexa 地上20cmの低い所に着生していて、花は咲いていますが、葉の裏側に咲いているので、
上から見ても花は見えません。
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Appendicula reflexa 茎の裏側をめくると、3mmくらいの小さな白い花が数輪まとまって咲いていました。
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品種不詳。 地生ランで、花茎の長さは約25cm、花径約1cmの小さな花を多数咲かせています。 花は
イヨトンボ(Habenaria iyoensis)に似ています。
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品種不詳の花のクローズアップです。 スペインの画家のダリの鼻ヒゲを連想します。
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Taeniophyllum palawense パラオの固有種のクモランの仲間で、地上1mの陽当りの良い場所に着生して
います。 黄色い花は数ミリの大きさで非常に小さく、花の咲いた跡がジグザグになっています。 株の右側の
根は樹木に貼り付いていますが、株の左側の根は空中に真っ直ぐに伸びていて緑色なので一見葉のように
見えます。 和名は「ナヨクモラン」と言い、個体数は多いです。
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Dendrobium patentifiliforme パラオの固有種で、高さ2.5mの所に着生していて、個体数は多いです。 茎は
細長くて1mくらいあります。 花は半日でしぼんでしまうので、この花も咲き終わっています。
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Dendrobium patentifiliforme 咲き終わった花のクローズアップです。 開いている花は本当はガク片も
花弁も細長く伸びているのですが、直ぐにクルクルと丸まってしまいます。 開きたての花は残念ながら見ることが
出来ませんでした。
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Robiquetia palawensis パラオの固有種で、高さ20mの高所に着生していました。 黄色い花は1輪が1cm
くらいのようです。 個体数は少なかったです。 和名は「ナガネラン」と言います。 俗に「パイナップル・
オーキッド」と呼ばれている仲間と同じ属です。
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例会に持っていけなかったので咲いた花をアップします。

1.Aerangis Zipper
エランギスの交配種です。
交配はAerangis (citrata × fastuosa)× citrataで、citrataが75%入っているので、citrataのように小花が一列に並んで咲きます。
Zipperとはよく名付けたもので、ジッパー(チャック・ファスナー)の閉じ口に見立てた命名だと思われます。
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2.Clowesia Grace Dunn 'Beaver Valley'
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