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カテゴリ:例会入賞花・展示花( 81 )

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1.原種の部
第1位 Renanthera imschootiana               星  隆        14票
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1花茎 54輪 つぼみ5個 NS 3.8×5.8㎝ レナンセラは、中国南部から、東南アジア~フィリピンに広く分布し、10数種有る中大型の蘭です。このイムシューティアナは写真の様に鮮やかな朱色で、株の大きさと相まって大変目を引きます。開花期は初夏咲きで5月のサンシャイン蘭展にもいくつか見られました。栽培はなかなか難しく、高温(最低温度15度)多湿で、年間を通し強光線が必要です。草姿はバンダに似ていますが、栽培もバンダのように根をむき出しにして育てるのが良いで す。草姿が似ているので、バンダ、リンコスティリスなどとの交配種が有ります。去年までは水やりが少なく、うまく咲かなかったようですが今年は見事1位獲得です。



第2位 Cattleya lobata fma. coerulea                 豊田 弘      7票
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2花茎 10輪 つぼみ1個 NS 12.5×12.0㎝ 以前まではレリア ロバータと言われていましたが、現在はカトレアになりました。この株のようなセルレアや、アルバ、薄いピンクなど花弁の色に富み、愛好者の多い花です。この株は草高が60センチも有りかなり大型ですが、耐寒性が強く最低温度が8度あれば冬越しが可能で、それも人気の一つかもしれません。カトレア ロバータは肥料が好きなようで、豊田さんはおまかせをたくさん置いたようです。ご自宅には個体名ジェニーと言うロバータが有るそうですが、大きすぎてタクシーでは持って来られず、こちらの株にしたそうです。ジェニーも見たかったですね。




第3位 Epidendrum falcatum                   星  隆      6票




2.交配種の部
第1位 Cattleya Canhamiana coerulea ‘Lucky Strike’      高久 秀雄     12票
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1花茎 2輪 NS 15.0×13.5㎝ カンハミアナはC. mossiae × C. purpurataで共に初夏咲き原種同士の交配です。RHS登録は1885年という大変古い品種ですが、今見ても原種らしい趣の有る良い花だと思います。このラッキーストライクは親がセルレア個体同士の交配で、原種に近い花ですが栽培はあまり難しくなく、やや強めの日照の方が、花着きが良くなるようです。




第1位 Clowesia Joe Betts 'Tin Man'              小野 敬一      12票
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1花茎 12輪 NS 4.5×3.5㎝ 上記と同票の入賞です。 この花はClowessia warczewitzii × Clowesia russellianaという交配です。両親ともに緑色の細線のある花で、この花の緑の筋は親譲りという事に成ります。またリップのひげはワーセウィッチから来ています。小野さんの所では夏季にミストシャワーで株を冷やして栽培をしているようで、大変育ちが良くこの株のバルブも、前年の倍ほども大きくなっています。この株は年末に出た花芽はしけてしまい、3月頃に1度咲き、花芽だけで言うと今回が3度目の花です。高温性と言われているカタセタム系の花でも、最近の日本の夏は暑すぎるようです。蘭全般に梅雨が明けてから秋まで、株を冷やして栽培する工夫が必要なのかもしれません。             (大野)




第3位 Denndrobium Oriental Smile ‘Fantasy’          中村 スエ    5票




3.香りの部
フレグランス賞  Cattleya mossiae fma. coerulea 'Blue #1'     若尾 暢子
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フレグランス賞 Dendrobium 竹葉セッコク × 姫竹葉セッコク      中村 スエ
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各賞 (審査員推奨)
該当なし


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1.原種の部
第1位 Arpophyllum giganteum                 豊田 弘      8票
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9花茎 多数(ほぼ1000輪)NS0.8×0.8cm Arpophyllum giganteumはメキシコから南に下ってコロンビアまでの地域と、ジャマイカに分布しています。これらの地域の標高800から1500mのなだらかな起伏の森林(丘陵地帯)に自生しています。栽培では温暖な環境、豊富な水と光が必要なようです。開花の状態が変わっており、花茎の上半部に多数の小花を円筒状に密につけます。この形状から、ロウソク蘭の愛称で呼ばれています。本受賞株は、9本の花茎が立ち、それぞれ120輪ほどの花が咲いており、見事な生育・開花を示しています。植え込み材料はバークで、8年間植え替えしていないそうです。栽培環境として、特別な管理はしていないとのことです。しかし、バークで8年間も植え替えしないと、普通はコンポストが傷み、このような大株に出来るとは、考えられず、通常の管理がよほど蘭に適したものなのでしょう。豊田さんの通常管理の奥深さを思います。





第2位 Seidenfadenia mitrata                堀 清次       7票
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4花茎 ほぼ100輪 NS2.0×2.0cm Seidenfadenia mitrataは、以前Aerides属とされていました。ミャンマーからタイの、標高100から800mの地域に自生しています。高温地帯で、高温、高湿度の環境を好みます。長く丸みを帯びた葉が下垂して伸び、株元から半下垂して伸びる花茎に、ピンクの小輪花を密に咲かせます。よく大株のmitrataを販売されているのを見かけますが、栽培は難しく、筆者の株は、だんだん小さくなって枯れそうです。単に高温多湿の管理だけでは持続して豪華に開花させることはできないようです。特に水遣り、日光の管理が大切なのでしょうか。本入賞株は、4花茎に100輪ほどの花が咲いています。良い出来栄え、と言えるでしょう。木板に着けて栽培されています。平成20年に入手したとのことです。湿度を多めに管理していますが、水遣りが不足と感じ、気難しいとのことです。しかしこのような本株の出来栄えから推測するに、ベテランの日常管理に秘訣があるのではないでしょうか。





第3位 Cattleya nobilior var. amaliae            小島 朝男       6票




2.交配種の部
第1位 Aeranthes Hsinying Ramosa            豊田 弘      11票
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9花茎 5輪 10蕾 NS9.0×6.5cm Aeranthes Hsinying Ramosa は、Grandioseと、ramosaとの交配種で、2013年に登録されています。さらに片親のGrandioseは、grandifloraとramosaとの交配種で、1990年の登録です。このため、マダガスカル自生の原種色の強い花を咲かせます。Aeranthes の特徴の緑色でユニークな形状を有し、ramosaの比較的円形に近い形より、grandifloraのペタルの先端の細い線形状の影響が目立つように思います。また、花茎が多いことも特徴で、沢山咲いた花を楽しめます。本入賞株も花茎が9本も伸びており、良好な生育を表しています。花も緑一色で良く展開しています。ただ、花が5輪、蕾が10個となっており、少し物足りません。平成29年に入手し、毎日水遣りをしているとのことです。ミックスコンポストで素焼き鉢に植え、吊り下げて、通風をよくしています。このような管理のもとに、良好に栽培され、生育していることから、過去、豪華に多数の花を咲かせたことでしょう。機会がありましたら、月例会に展示してみせてください。





第1位 Angulocaste Olympus 'Chadds Ford'         小島 朝男       11票
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8花茎 3輪 蕾5 NS5.5×7.0cm 本入賞株は、上記と同票で1位となります。Angulocaste Olympusは、Angulocaste ApolloとLycaste Sunriseとの交配で、1959年と比較的古い登録です。色として白、乳白、黄、橙黄などがみられ、それらに紅の斑点が入るものもあり、バラエティーに富み、多くの優良個体が作出されています。Chadds Fordは、鮮やかな黄色一色で過去に入賞しています(FCC/AOS)。本入賞株は、通常のカトレアの管理と同様に栽培しており、特段に注意していることはないとのことです。コンポストがヤシノミチップですが、たまたま利用した、とのこと。花茎が8本、花が3輪、蕾5個と良好な生育状態です。花の色彩も濃い均一な黄色を呈しています。ただ、まだ十分な開花には至らず、花の展開もこの花の持ち味までには至っていないようです。生育が良好な点から、花が満開の頃もあったのでしょう。ぜひ見たいものです。
                                      (西郷)







第3位 Paphiopedilum Fumi's Delight `Yukari'        宮本 勝      8票




3.香りの部
フレグランス賞  Cattleya walkeriana fma. coerulea 'Choju'     星野 和代
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<<<各賞(審査員推奨)>>>
栽培技術賞  Seidenfadenia mitrata                堀 清次
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大作賞 Arpophyllum giganteum                 豊田 弘
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<<<展示花>>>
Chysis limminghei                 堀 清次
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Paphiopedilum rothschildianum              小野 敬一
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Ionopsis utricularioides                  星  隆      10票
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蘭栽培を始めて5~6年の頃、先輩に連れられて中京方面へ蘭の買い出しに行ったとある蘭農家さんで、温室一面にこの種の苗が植えられた鉢が並んでいました。鉢の中の植え込み材料はごろごろとした石っころで、一鉢が随分と重かったことを思い出しました。今でこそ、国内で実生された苗は、随分と丈夫になったのでしょうが、当時輸入苗はとてもデリケートで、その育成法も確立されておらず、その何千という株が辿ったであろう末路は定かではありませんが想像に難くはありません。手を出してはいけない原種の筆頭にコンパレッティアと共にランクインしていたと記憶します。栽培法で強く言われていたのは、とにもかくにも通風が命でしたが、それだけではないのは明白で、葡萄のつるに着生させると良いなどとも言われていましたが、、、。桜の季節にNS2x1.5cmの小花が388輪(佐々木さん、数えて頂きありがとうございました。)蕾64輪 枝打って咲いて見事ですね。なかなか手強い相手ですが、繰り返し開花させることが素晴らしいと感じました。




第2位 Phalaenopsis schilleriana 'Pink Butterfly'        堀 清次      5票
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フィリッピンのルソン島、標高300~400mの低地産ですから、もちろん高温・高湿度栽培が基本です。とはいうものの、筆者にも咲かせられたので、意外とじょうぶなんじゃねエとも思います。実は我が家に来てから、下葉を2枚落としています。これまでも、花の美しさや可憐さに惹かれ何種かのファレノを栽培しましたが、ことごとくご臨終召されています。我が家の環境でファレノは無理!と敬遠してましたが、どんだけ整形?と手元で見たくなり買い求めました。下葉を落とし始めた時はこれまでと同様にこのまま劣化し続けて、消えていくのかと思いましたが、シリンジを続けた努力が実を結び2枚落下だけで持ち直し、新葉を展開し始め花芽を出して開花に至ったのです。環境の変化をその体内で受け留め、NS 6.5 x 6.3 cm の整形花を4輪 蕾15輪 枝打ちながら咲いてくれたのですから、意外と丈夫なんじゃねエ?となるのですが、目の当たりにした花は交配種ばりに整形でした。そして思ったのは、『この原種、整形の必要ある?』。勿論、整形でない原種シレリアーナを知っていますが、素朴な原種の方に愛着を持ったのでした。




2.交配種の部
第1位 Dendrobium Yukikomachi × Omokage         小島 朝男      14票
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両親ともDendrobium moniliformeいわゆる石斛の子であったり、孫であったりする種です。いかにも石斛の血を引いてると思わせるコンパクトな株姿は可愛くもあります。実生ですから同交配には3倍程の草姿のものもあり、その多様性が面白いですね。白一色の花は喉奥に薄緑をあしらい、爽やかさを演出してこの花を特徴付けしています。石斛の花よりかなり丸みを帯びて整形になっていますが、これは原種hercoglossumが戻し交配されていることによります。秋口に花咲か爺さんを噴霧して、NS3.5x3cm 6バルブ 150輪が賑やかに小さな白山を築いています。ダイニングのテーブルに置かれていたら癒されるなあ、と思ったのでした。




第2位 Cattleychea Orange Stardust 'Masumi'          若尾 暢子     8票
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Cattleya coccinea x Cattleychea Red Dancers という交配です。当種は以前Stanfieldara(スタンフィールダラ)と呼ばれていたのは皆さんご存知ですよね。そこは知っていても、現在名Cattleychea(カトレイケア)ということは、みなさんご存じなかったでしょう?勿論筆者も知りませんでした。へえーてな感じです。Cattleychea Red DancersはCattleya milleri × Prosthechea vitellinaという原種同士の交配種です。これにコクシネアが交配されて、オレンジ スターダストが完成しました。鮮やかなオレンジ色と花持ちの良さを狙っての交配でしょう。‘Masumi’の花びらはオレンジ色に染まり、ラメのようにキラキラと輝く魅惑的な花になりました。この種は宮本さんや若尾さんのように、『良く出来てどんどん大きくなる』という人と筆者のように『うまく育たず、いつのまにかなくなっちゃった』という人と二分するようです。上手な人に栽培法を教えて欲しいです。
NS4.5 x 4cm 6花茎 20輪





第3位 Guaricyclia Kyoguchi ‘Happy Field’        星  隆       6票
 


3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana fma. alba 'Suwada'        堀 清次
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1.原種の部
第1位 Phalaenopsis schilleriana             小島 朝男     12票
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1花茎21輪 蕾8 NS7.5×6.0cm Phalaenopsis schillerianaは、フィリピンの群島の、海抜0~450mの森林に自生しています。高温(18-32℃)多湿(80-90%)の気候です。胡蝶蘭の原種としては、華麗な花を咲かせます。栽培に当たっては、日陰で、年中十分な湿気と水分を必要とします。また、株と花茎が垂れ下がることに適合するように、鉢植えではなく、ヘゴやコルク植えが良いようです。本入賞花は、当初鉢植えであったそうです。これを垂れ下がる特性に適合するようにヘゴ植えに替えようとしましたが、鉢から取り出した時の形状が適合せず、木枠植えにしたそうです。これで傾けることができ、水たまり無く、自然形で栽培できます。水遣りを朝晩実施しているそうです。このような管理から、花茎が4本の小枝に枝打ちし、1花茎に21輪の良好な開花が得られたようです。schillerianaは、株が増えやすいようです。今後さらに大株(クラスター株)作りに挑戦し、沢山の花茎がみられるようにしたらいかがでしょうか。




第2位 Dendrobium farmeri                 堀 清次      6票
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2花茎27輪 NS5.0×4.0cm Dendrobium farmeriは、ヒマラヤ、ネパール、シッキム、タイ、ベトナムと広範囲にわたる領域の標高150m~1000mの森林地域に自生しています。花茎が垂れ下がるDendrobiumとしては、比較的低地で、温度が高めです。また、幾分日陰で、雨量が豊富です。冬に生育を休むようで、花芽の形成時です。原種としては代表的なものの一つで栽培も容易な方です。会員の中でも栽培している人が多いのではないでしょうか。本入賞花は、良く展開しており、何よりも色が濃いようです。この栽培として、寒さに当て、水を切るようにし、生育期には光を強めに(30%遮光)しているとのことでした。おそらく、ぎりぎりまでの寒さに当てていることが良花に結びついているのではないでしょうか。筆者は低温に当てすぎて枯らしたことがあります。farmeriは房状の花を有する沢山の花茎をのばすと、見ごたえがあります。今後は大株作りにチャレンジしてみてください。




第3位 Dendrobium lawesii               小野 敬一         5票
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2.交配種の部
第1位 Dendrobium Yellow Chinsai 'Magical Color'   小野 敬一          15票
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15花つきバルブで約120輪 NS5.0×5.0cm。 Dendrobium Yellow ChinsaiはD. Chinsai × heterocarpumという交配、またChinsaiはunicum × moniliforme(セッコク)との交配で、広島県の高木農園の作出です。原種の血の濃い交配種です。この入賞花は、当会の平成26年4月27日の月例会で栽培教室として会員に配布したものの一つで皆さんよく栽培されているようです。最近では、2018年の4月の月例会で佐々木さんが入賞しています。ただ佐々木さんの株は個人で購入したものですが。この小野さんの本入賞花は沢山の株が育っており花も良く展開し色も濃いように思います。栽培としては、朝から良く光を当てています。夏にはミストをかけ、温度が上がりすぎないように注意しているそうです。寒い季節になると、霜が降りる前に取り込みます。大体ノビル系統のデンドロビウムと同じような管理とのことです。この株はどこまで増えるのでしょうか。花の数に比較し、バルブ自体が小さめですので、大株作にすると全体が花で埋まり良好な見ごたえとなるのではないでしょうか。ちなみに筆者の株は、今蕾が沢山出始めています。しかし低温に当てて取り込んでも、温室の環境(最低温度14℃)のためか、それとも生育のせいか、いつも少なからず蕾がしけてしまいます。結果、みすぼらしい開花となってしまいます。




第2位 Cymbidium エンゼルナース ユキ 冬のソナタ      高久 秀雄    10票
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4花茎 21輪 蕾33 NS9.0×8.0cm Cymbidium エンゼルナース ユキ 冬のソナタは、RHSのリストに登録されていないようです。ただ、徳島県の有限会社新居バイオ花き研究所が種苗法による品種登録していることが分かりました。よって名前もカタカナでの表示とします。本入賞花は、多分この登録株からメリクロンされたものと思います。種苗法では、交配親をたどることができるRHSの品種名とは全く違う性質のもののようです。登録内容として、株、葉、花についてかなり細かく記載されています。本入賞花の見どころとしては、何よりも白色のシンビジウムとしてでしょう。かなり純粋に白で発色しています。花の輪数、蕾数、花茎数も多く、花型も大きく、よく栽培されていることと思います。一昨年に入手してから、ミックスコンポストで鉢増しし、水遣りを常時多めにしているとのこと。肥料は少なめで、夏も直射日光に当てているようです。ただ、花が抱え込み展開していないのが残念です。さらに栽培の工夫をし、よりよい花型作出に挑戦してみてはいかがでしょうか。




第3位 Dendrobium Mem. Lillian Yamada ‘Jay’       小島 朝男     3票
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第3位 Laeliocattleya Hsin Buu Lady ‘Red Beauty’          小島 朝男    3票





3.香りの部
フレグランス賞 Guaricyclia Kyoguchi ’Nishimino'         星  隆
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<<<展示花>>>
Cattleya Grace Kako                  市村 茂雄
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Cattleya trianae 'Extra Choice Ver' × amesiana         佐藤 俊男    11票
7花茎 11輪 NS 11.0×12.5㎝
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第2位 Cattleya trianae (‘Sladen’ × Jungle Plant)           佐藤 俊男    7票
7花茎 9輪 NS 12.0×13.5㎝
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今回は1位も2位も同じカトレアのトリアネで、出品者も佐藤俊男さんなので、1位2位をまとめて、佐藤さんの大株作りの話をお聞きしたので参考にして下さい。カトレアのトリアネは大輪カトレアの原種で、入賞花の説明には何度も出てきているので、今回は割愛します。カトレアの大株はどうしても根腐れを起こしやすく、水やりやコンポスト、鉢などに工夫が必要です。植え替えた後の新芽を伸ばすのはバルブからの栄養なので、本当に不必要な枯れたバルブや根だけを整理し鉢増し、鉢増しで大きくして行きます。鉢は浅い駄温鉢で軽石主体のミックスコンポストだそうです。(下8割がミックスコンポストで上2割が水苔)素焼き鉢にミックスコンポストだと乾きすぎると思われます。また大きい(今回は8号)浅いプラ鉢はあまり売っていないそうです。駄温鉢には2つ利点が有り、排水の穴の他に小さな穴が有り、針金などで株を固定ができる事、もう1つは鉢の内側に根が張り付かず植え替え時に根が傷みにくいことが有ります。裏ワザとして植物ホルモンベンジルアデニンのラノリンペーストを潜芽(バルブの付け根の芽)に塗布すると、バックバルブからも新芽が出て、多花が期待できます。大株は場所を取るのであきらめている方もいると思いますが、参考になればと思います。





第3位 Cattleya walkeriana semi-alba ‘Tokyo No1’ MC       佐藤 俊男    6票




2.交配種の部
第1位 Fredclarkeara After Dark 'SVO Black Pearl'         堀 清次       26票
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2花茎 38輪 つぼみ3 NS 4.5×5.5㎝ フレッドクラーケアラ属は、カタセタム、クロウェシア、モルモデスの三属間交配です。以前にもこの入賞花で出たことが有りますが、この様な色の花は蘭では珍しく非常に目立ちます。株の出来も比較的よく40輪近くの花が着いています。比較的新しい品種で、ここ数年洋蘭展でよく見かけるようになりました。栽培はカタセタム系なので、成長期には多水、多肥料がポイントです。コンポストが見えなくなるくらいの置き肥え、これが合言葉です。大丈夫です枯れたりしません。カタセタム系の株を持っている方は是非トライしてみてください。



第2位 Rhyncholaeliocattleya Pastoral ‘Innocence’          豊田 弘      6票
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2花茎 4輪 つぼみ4 NS 12.5×15.0㎝ 登録は1961年とかなり古いですが、AOSやJOGAなどで入賞しており、白花の大輪カトレアでは、最も有名と言っても過言では有りません。花の大きさに比べがっちりとしたやや小ぶりのバルブに、複輪数を着けます。以前はブラソカトレアと言っていましたが、現在はリンコレリオカトレアに変わりました。その都度ラベルを直していかないと、判らなくなりそうです。栽培方法は特に難しくはなく、カトレアなのでコンポストが完全に乾いてから、水やりをするのが基本となります。


第3位 Caulaelia Mizoguchi ‘Princess Kiko’             中村 静枝    5票



3.香りの部
フレグランス賞 Cymbidium Green Sky 'Kunkou'(薫香)        小島 朝男
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<<<各賞(審査員推奨)>>>
大作賞 Cattleya trianae (‘Sladen’ × Jungle Plant)             佐藤 俊男
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Cycnoches barthiorum `Pink Dove'      小野 敬一     10票
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この数年、当会ではカタセタム・シクノチェスの栽培が盛んで、原種に限らず交配種のシクノチェスも男女の壁を越えて広く親しまれているようです。ヘレンフッサナム・クーペリー・バーシオラム等の魅力的な原種がブラジルからコロンビア辺りで続けさまに発見され、それらどうしあるいは既存の原種・交配種との交配に拍車がかかり、多種多様な種が愛好家の栽培棚を賑わすこととなりました。本種バーシオラムは黄銅色が基調で、花全体を紫斑が彩るも、決して美しいとは言えないのですが、NS5x4cmの花が1花茎に18花揃い踏みとなると、奇妙な存在感が発揮されます。黄銅色が基調ですが、赤味の強いものやグリーンがかるなど、個体差が大きく‘ピンクダブ’はピンク色の美しい鳩を連想させる優秀花です。またシクノチェスと言えば、雌花を咲かせたり雄花と雌花を同時に開花させたりと驚くことをやってくれることでも有名で、日射摂取量が多いと雌花を咲かせる確率が高くなると言われています。




第2位 Bulbophyllum annandalei `Elm'        堀 清次      6票
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蘭科植物の中でも一番の大家族と言われ約1000種の原種があるそうです。タイ、マレーシアがその中心のようですが、世界の熱帯域全体に分布し,とりわけニューギニアには400種の原種が生息していると言われています。1000種もあると勿論美しく興味深い種もありますが、何それ?花?と疑いたくもなる種も沢山あるのも当然のことでしょう。私たち趣味者が目にしているのは比較的美しい部に属する優等生の面々で、本種アナンダレイも間違いなくこちら側の一員です。しかし、同じアナンダレイでも「いい」「悪い」の差が大きいのも事実で、手に入れた株からチンケな花が咲いたらがっかりです。と言い切るのはヒンシュクものでしょうか?チンケな花でも咲けば嬉しいですか? ‘Elm’は札幌郊外でえるむ洋蘭園を営む川面(かわつら)さんの選抜株で、この世界で園主はマスデバリア・ドラキュラの栽培で一目置かれる方です。栽培はいたって簡単、普通に水やりと少しの愛情、敵はナメクジと花芽のシケと言ったところです。1花茎7輪 放射状花の直径12cm




第3位 Cattleya walkeriana fma. semi-alba `Kuwayama'  小島 朝男   3票
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第3位 Rodriguezia decora               小島 朝男     3票




2.交配種の部

第1位 Cattleya Aloha Case             星野 和代     10票
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Lealia pumila × Cattleya walkeriana は Cattleya Mini Pupleです。更にCattleya walkerianaを交配すると Cattleya Aloha Caseになります。現在プミラはカトレアに変わっていますのでカトレア アロハケースに成ると、もう何度も度あるごとに紹介してますから、蘭会の皆さんはすでに承知していますね。NS10.5x10cm ミディカトレア アロハケースとして花は大きく立派で、形も良くティポの花色ですが濃色と三拍子揃った良花で存在感があります。会の株市で豊田さんが出されたのを買い求めたそうで、当会の株市には良花が潜んでいることを証明してくれました。同時に、株の持っている秘められた因子を確実に発揮させる手腕も。



第2位 Vandachostylis Blue Star 'Hoshino'      星野 和代      8票
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以前からこの属の蘭が入賞するたびに、Vanda とNeofinetia とRhynchostylisの三属間人工交配種ですと紹介してきました。そしてネオフィネティアがバンダになりましたので、本種はバンダとリンコスティリスの交配種となり、Vandachostylis Blue Starこれが今の正式な交配種名となっています。ちなみにこれらにアスコセントラムが混じるナカモトアラですが、アスコセントラムもバンダになってますので、ナカモトアラも今ではバンダコスティリスとなり、ヨネザワラ・ナカモトアラ・バンドフィネティア属は消滅することとなります。でも、業者の方も平気で昔のままのラベルで販売してますよね。そんな株を手にしたら新ラベルを挿して、新旧二枚挿しとしてはいかがでしょう?同じことがカトレアのラベルにも言え、LC. BC. BLC. の整理が不可欠です。前置きが長くなってしまいましたが、なんていい出来の株でしょう!葉落ちが一枚もないように付け根から頂部までびっしり叢生しており、花も大きく濃色の良花で素晴らしいです。今回は短縮時間のためお休みしましたが、審査員推奨株として栽培技術賞の価値があると思います。NS10.5x10cm 1花茎 9輪




第3位 Bulbophyllum Krairit Vejvarut         星  隆      6票
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3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana fma. semi-alba `Kuwayama'    小島 朝男
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Cattleya pumila 'Yukari'              佐藤 俊男     15票
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5輪 3つぼみ NS9.6×9.0cm 自生地はブラジル ミナスジェイラス州近郊で、ワルケリアナと重なっている所の様です。小さい株のわりに大きな花を咲かせ、交配親によく使われ、名花ミニパープルやオルペッティの親としても有名です。この株は当会員の宮本さんから分けて貰った株だそうです。花弁が広く展開も良く良個体ですが、5輪同時に咲かせる栽培技術も光ります。栽培は案外難しく、なかなかこの株の様には育ちません。栽培方法としては水苔に素焼き鉢が良く、ほふく茎まで植えず水苔から根が少し浮いているように浅く植える(俗に言うマングローブ植え)のが良く、水やりも自生地雲霧林の環境に合わせ、水苔にジャブジャブやるのでは無く、霧吹きをして湿度を保つ様な方法がいいようです。




第2位 Mormodes badia ’Fire Dance'                中村 スエ      7票
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2茎19+21輪 NS5.0×4.0cm 自生地は南米メキシコ~ブラジルまで広く分布し、近縁種にカタセタム、クロウェシア、シクノチェスが有り、属間交配が進んでいます。この株は当会員の吉見さんからの分け株で、いくつか配られているようです。筆者が以前この欄で書いたように、近縁種も含めモルモデスの系統は春から秋の成長期は大きな葉を付け成長しますが、秋口になると葉を落としコンパクトに成り、その後冬季に開花しますので栽培スペースの少ない方は重宝します。また当会にはこの属の得意な小野さんの影響もあり、近年所沢洋蘭会では人気が出てきています。興味のある方はサンシャイン蘭展で探してみてはいかがでしょうか。


第3位 Dendrobium bigibbum var. compactum          星野 和代      6票
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2.交配種の部
第1位 Cattleya Persepolis ‘Splendor’               星  隆     11票
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1花茎2輪 NS14.0×15.0cm C. Kittiwake × C. Pegi Mayneという、セミアルバ同士の交配で、大輪セミアルバ カトレアの最高峰と言われています。純白の花弁、フリルの入った紫紅色のリップ、本当に綺麗ですよね。日本人なら嫌いな人は居ないと思います。セミアルバのカトレアには他に、ステファン オリバー フォーレーカ、メロディーフェア、株が小さめのリトルオリバーなど多々有ります。交配のカトレアなので、栽培は特に気難しいと言うことはなく出来ます。満作になるともう1~2回り大きく咲くようです。星さん来年は頑張って満作見せてください。




第2位 Clowesetum (Catasetum cirrhaeoides × Clowesia rosea)    小野 敬一    7票
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2花茎 13+14輪 NS4.3×4.0cm クロウェセタムはカタセタム属とクロウェシア属の交配です。黄緑色の地に暗褐色の細かい点が入り、花は大きくは有りませんが、多輪数が房咲きになり、リップのフリルも可愛らしく見ごたえが有ります。スッキリした色合いで人気投票2位もうなずけます。片親のクロウェシア ロゼアはレベッカノーザンやグレースダンの親で、ピンク色が特徴の花ですが、この株にはその特徴は出ていません。もう一つの片親シルハエオイデスはネットで調べると、黄緑色の花弁にリップが褐色の物や、リップも緑色のものなどが有ります。この入賞花の様な細かい褐色の点は、偶然に現れたものなのでしょうか、それとも、そのような個体を親に使ったのでしょうか?筆者には勉強不足で分かりません。   (大野)




第3位 Cycnoches (Chloroge × cooperi)                 小野 敬一    6票
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3.香りの部
フレグランス賞 Cycnoches warscewiczii 'Big Green'             小野 敬一
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<<<各賞(審査員推奨)>>>
栽培技術賞 Cattleya pumila ‘Yukari’              佐藤 俊男
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<<<展示花>>>
Cattleya walkeriana 'Luiz Castro'              佐藤 俊男
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Brassavola nodosa              小島 朝男          10票
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7花茎 38輪 18.5×6.0cm nodosaはBrassavolaを代表する原種で、メキシコからブラジルまでの、シーレベルから高度500m位までの地域に自生しています。強い日差しを好み、日焼けを起こしにくく、日照が栽培のポイントであるようです。棒状に直立するバルブをもち、細い白緑色の花弁と白色の唇弁との花を多数咲かせます。また香りも良いようです。本入賞花もこのような特徴が出ています。花自体は、一般のnodosaのようですが、しかし、多数の花が、一方向に見事に咲きそろっています。株自体の向きも一方向にそろって生育しています。これは栽培技術が良好であるとともに、この個体としての特徴が生かされている、といえるでしょう。株を日の出方向に置き、栽培していたところ、このように同時期に同方向に生育、開花が得られたそうです。見事な咲き映えです。



 
第2位 Catasetum expansum ‘Mem.Charlie Walsh’          星  隆      9票
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1花茎 5輪 NS5.3×5.0cm Catasetum expansumはエクアドル東北の、高度20から1500メートルの乾燥森林に自生しています。花は、黄、緑、白の色彩が見られます。黄色の花が多いようですが、‘Mem.Charlie Walsh’は、緑で特に濃色です。花型は、抱え気味に咲いていますが、光沢もあり、この色合いが素晴らしい。他の蘭の中でも、これほど濃い緑色はないのでは?AOSでAMに入賞しているようです。本人気投票入賞花もこのように濃い緑色を呈しています。入賞時は1花茎5輪ですが、直前に1花茎3輪を切り落としたとのこと。よく栽培されていたことでしょう。これも素晴らしい花を得られた要因でしょう。入手したものをブラ鉢を用い水苔植えに替えたことが良かったかも、とのことでした。Catasetumの栽培は、生育期には通常の着生蘭よりかなり多めの肥料を与え、良く水遣りをするとよいようです。植え替えて栽培したことが、星さんの栽培環境にも合って良い結果につながったことでしょう。




第3位 Aerides odorata                         星  隆     8票




2.交配種の部
第1位 Miltonia Biwa Purple ‘Rikyu’                   若尾 暢子   8票
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3花茎 8輪、6蕾 NS7.2×8.0cm Miltonia ‘Rikyu’は6年前、また昨年と、別の会員の方が入賞しています。この時にも記載されていますが、どのような種であるか不明なようです。最近の情報で、この株は、Miltonia Biwa Purple ‘Rikyu’のようです。Biwa Purpleは、Summer Timeとmorelianaとの交配種で、Tsutsumi氏により、2011年、RHSに登録されています。なかでも個体名‘Rikyu’は良く普及しているようです。特徴として、黄色の花被片に、紅紫色の唇弁を有し、Miltoniaとしては暑さに強く、育てやすいようです。本入賞花も、このような特徴が出ています。ただ入賞花は、購入した時は1リードで開花していたとのことでした。花後に、遮光下の温室で、肥料をモルコートで栽培したところ、4つの新芽が同時に育ち、3花茎立ちで、花が8輪、蕾6と育ったそうです。かなり栽培が順調のようで、栽培環境も合っていたことでしょう。この先、大株作りに挑戦してはいかがでしょう。




第1位 Cattleya Mini Purple coerulea ‘Shiono’              佐藤 俊男   8票
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1花茎 2輪 NS11.0×12.0cm 上記Miltonia Rikyuと同票の1位です。Cattleya Mini Purpleは、pumilaとwalkerianaとの交配で、1965年に登録されています。古くから栽培されていますが、両方の交配親とも、栽培が難しく、本種もやや気難しいです。‘Shiono’は、当会の会員であった方の株で、coeruleaとして色が濃く型もよく(このように記憶していますが)、AOSでAMに入賞しています。その後、色々と他の会員に株分けしてもらい、開花もみられましたが、入賞時の花を再現できていません。本人気投票入賞花もAOS入賞時のような良花ではないようですが、これまでの花に比べ、比較的色が濃く、形も弁幅がやや広いようです。お伺いしますと、なかなか咲きにくく、棚下において栽培したそうです。開花した株は、1花茎2輪ですが、この他に新芽があり、蕾があるそうです。棚下とはいえ、入賞者の栽培環境のなかで、良好に栽培され株が育ち、比較的良い花が咲いたのではないでしょうか。                          (西郷)


第3位 Oncidium Sweet Sugar                    小島 朝男    6票




3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya Dinard ‘Blue Heaven’             堀 清次
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各賞(審査員推奨)
努力賞 Catasetum expansum ‘Mem. Charlie Walsh’          星  隆
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<<<展示花>>>
Dracula cordobae                     豊田 弘
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Cattleya Llory Ann 'Paradise'                   豊田 弘
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<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Aerides lawrenceae                 小島 朝男    18票 
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3花茎 90余輪 NS 3.5×3.0㎝ 草姿はバンダに似ていますが、長いステムにたくさんの花を着け、見ごたえのある花で、この株は3花茎上がり、出来の良さが見て取れます。エリデスの自生地はフィリッピンでミンダナオ島、セブ島の標高500メートル以下の所に分布し、20種くらい有る着生蘭です。かなり暖かいところに自生しているので、冬期は12度出来れば15度を保って栽培したい品種です。株は比較的大きくなり、開花時期は9月から12月くらいです。属名の Aerides はギリシャ語の「aer(空気)+eides(に似る)」からきています。樹木の高い位置に生える姿から名づけられたそうです。lawrenceae はイギリス王立園芸協会の総裁だった「ローレンス(James John Trevor Lawrence, さん」の夫人の名からきています。



第2位 Miltonia moreliana              星  隆         11票
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12花茎 14輪 NS 9.0×10.0㎝ Miltonia spectabillis var. morelianaと呼ばれていましたが、現在はミルトニア モレリアナになっています。ブラジル原産の蘭で俗にパンジーオーキッドとも呼ばれ、展開が非常にいいのでスッキリ見えて愛好家が多いと思われます。ミルトニアは暑さに弱い品種が多い中、このモレリアナは比較的暑さに強く栽培は比較的容易です。ただ根をいじられるのが嫌いらしく、植え替えよりも鉢増しの方が失敗しないようです。株分けは特に注意が必要です。



第3位 Robiquetia cerina                豊田 弘      5票
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2.交配種の部
第1位 Cycnoches Tawny             小野 敬一       14票
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1花茎 1輪 NS 10×7.5㎝ シクノチェス タウニーはegertonianum×chlorochilonの交配です。親のクロロキロンは綺麗な黄色の花ですが、この花の褐色はエガートニアナムの褐色が出たものでしょう。小野さんのブログを見ると、以前にも咲いていますが色合いが違うように思います。今年はかなり暑かったのでそのためでしょうか?比較的暑さに強いと言われるクロウェシア、シクノチェス系の花ですが、今年の暑さで筆者の所では何鉢か枯れてしまいました。今年、小野さんの所では、昼間の暑いときにミストシャワーを当てて、株を冷やすようにしたそうでバルブはしっかりと出来ていて、これからの開花が楽しみとのことでした。やはり栽培上手な人はいろいろ工夫をしているのですね。



第2位 Cattleya Pandora Bracey      星  隆      11票
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1花茎 2輪 NS 11.5×13.0㎝ この花はC. Trinette×C. intermediaの交配ですが、1967年の登録なのでかなり古いカトレアの交配種です。派手な色合いでオールド カトレアらしい花ですね。この花の先祖には、この様な派手なクサビの入ったカトレアは無いので、インターメディアの影響が大きいと思われます。ちなみにスプラッシュの入ったカトレアにはインターメディアが、セミアルバのカトレアにはパープラータが入っている事が多いようです。この花もご多分に漏れません。           (大野)



第3位 Paphiopedilum sukhakulii × philippinense        若尾 暢子     9票


3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya labiata               宮本 勝
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<<<人気投票>>>
1.原種の部
第1位 Promenaea xanthina         豊田 弘      10票
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16花茎 16輪 NS4.5×3.0cm Promenaea xanthinaはブラジル南部地方の、森林で覆われた高度1700メートルの地域に着生しているようです。涼しい気候で、栽培上はクールオーキッドといえるでしょう。黄色のペタル、セパルで、リップに少し点が入るようです。水苔で植え、夏に涼しい環境で栽培すると良く、水を好むようです。環境を整えると、比較的栽培が容易なようです。しかし、本入賞花は、16輪と花が豪華に咲いています。多輪にしては花も良く展開しています。これほど咲いている株はあまり見当たりません。良く栽培された成果だと思います。水遣り、通風、温度などが、良く株に適した環境となっているのでしょう。



第2位 Sobennikoffia robusta                星  隆     7票
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2花茎 12輪 NS6.0×4.0cm Sobennikoffiaは、東北マダガスカルの高度1600メートルの地域に、地生、着生、または半着生しています。Angraecum近縁で4種が知られています。マダガスカルの蘭に特有の距を有します。涼しく、乾燥ぎみの気候で生育しているようです。robustaはペタル、セパルが純白で、リップの奥と距が緑色に染められています。この色の対比が美しい。本入賞花もこの色彩が良くでています。2花茎も伸びていますが、初めてのことだそうです。吊り下げて栽培しており、水も好むそうで、通風も良好なことでしょう。星さんはマダガスカルの蘭をよく栽培されており、今後さらに花茎の増えた株を見ることができるでしょう。


第3位 Rhynchostylis retusa                星野 和代 5票
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2.交配種の部
第1位 Rhyncholaeliocattleya Island Charm ‘Tokyo’        宮本 勝 6票
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1花茎 2輪 NS9.5×11.0cm Island Charmは、Rlc. Donna Kimura × C. intermediaの交配種で、1987年に登録されています。大輪の整形花に原種を掛け合わせており、ペタルとリップにintermediaの特徴が出ているようで、いわゆるくさび型で、派手な花と思います。入賞花もこの特徴が良く出ており、よく栽培されているようです。ちなみに、株が鉢からはみ出ており、満作でしょうか。水遣りが辛めの栽培がよく株に合った、と思います。



第2位 Phalaenopsis Arakaki World Dream 'Makoto'       豊田 弘      5票
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1花茎 4輪 NS10.0×9.0cm Arakaki World Dreamは、新垣洋らん園の新垣さんにより、2009-11/6日に登録されています。Makotoは白色のペタル、セパルをベースとし、周辺の一部と中心部に、濃紫色の点を少量ばらまいた模様をしています。Makotoは入賞しています(SBM/JOGA)。この他に個体名Okinawaという花もありますが、点が少し大きく、滲むようにした模様をしており美しく、こちらも入賞しています(上位のSM/JOGA)。本入賞花もこのMakotoの特徴が出ています。また、良くペタルが展開しています。栽培の変わったところとしては、植え込み材料に豊田さん作成のミックスコンポストを利用しています。ファレノプシスにもこのようにミックスコンポストを利用しているものがあり、どのような株が適しているのか、まだ試みている段階とのことでした。


第2位 Cattleya Penny Kuroda 'Spots'          星  隆     5票
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1花茎 6輪  NS8.5×8.5cm 上記Phalaenopsisと同点の2位入賞花です。Penny Kurodaは、C. Summer Stars × C. guttataの交配種で、少し古く1976年に登録されています。白色の整形花に原種を交配した花です。整形花に原種を交配する場合は、独自の形容の花を求めることが多いです。Penny Kuroda ‘Spots’は、点が入ることとバチ弁リップにguttataの特徴が出ており、ペタルの模様も美しい。本入賞花もこのような特徴が出ています。コンポストは水苔で、花も大きめで良く展開しており、良い環境で栽培されたことと思います。                  (西郷)


3.香りの部
フレグランス賞  該当なし


<<<各賞(審査員推奨)>>>
該当なし



<<<展示花>>>
Dracula Saulii                豊田 弘
大変珍しい白いドラキュラ  白いおサルさんのよう
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Dracula dianae                 豊田 弘
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Mexipedium xerophyticum              堀 清次
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