2019年 08月 15日
<<<人気投票>>> 1.原種の部 第1位 Phalaenopsis tetraspis 星野 和代 12票 第2位 Dendrobium aduncum ' Kurahashi ' 星 隆 8票 5バルブ70輪 NS2.0×2.0cm aduncumはインドのアッサム、東部ヒマラヤ、ブータン、シッキム、ミャンマーから中国ユンナン、ベトナムなどの森林で、標高300から1300mに自生しています。冷涼な時期から暑い時期がある地域のようです。冬の3~4週間の休眠期を除き、十分な湿度と水分が必要です。入賞株は、輪数と、咲いているバルブ数とから、よく栽培されています。ヘゴに植え付けており、展示した時の株は、普段とは上下逆にしたそうです。よく展開している薄いピンクの花が咲き誇っていますが、初花とのことです。個体名がついている割には、色といい、花の大きさといい、まだ満足できておらず、さらに良好な花の開花にチャレンジしたい、との受賞者のことばでした。 第3位 Dendrobium bifurcatum 星野 和代 5票 2.交配種の部 第1位 Disa Kewensis 豊田 弘 11票 3花茎8輪 NS7.0×7.0cm Kewensisは、unifloraとtripetaloidesとの交配種です。キューガーデン(英国R. B. G. Kew)により、かなり古く(1893年)登録されています。登録者の名前から、このネーミングになったようです。ピンク、オレンジ、黄色などの花がみられます。Disa属、特にunifloraの系統は、クールオーキッドの代表で、栽培は困難です。本入賞株は、3花茎、8輪咲きと見事な出来映えです。濃いピンクの花弁が美しい。先月も開花しており、花もちが非常に良いそうです。植え込み材料は、石を主としたミックスコンポストです。栽培は、一般のクールオーキッドと同様の冷風装置を用いているそうです。以前、Disaは、流れる冷水に鉢底を触れさせて栽培していましたが、水の品質が劣化してしまい、冷風装置に変えたとのことでした。それまでに得られたDisa栽培のノウハウを合わせての管理をされて、見事な開花を得られたことでしょう。 第2位 Catasetum Orchidglade ‘Orchidglade II’ 小島 朝男 8票 第2位 Dendrobium Hibiki ' Jamjuree ' 堀 清次 8票 10塊 50輪 NS2.0×2.5cm 上記と同票の第2位です。Hibikiは、bracteosumとlaevifoliumの、原種同士の交配です。ラエビフォリウムは、クールオーキッドですが、ブラクテオサムは中高温性の原種で、その交配の結果か、多少栽培しやすいようです。花が固まって咲き、ピンクの花被片にオレンジのリップで構成されています。Jamjureeは、特に色が濃く大きい花ようです。本入賞株は水苔植えで栽培され、10個の塊に、50輪の花が咲き見事です。色も濃く、大きい花ように思います。しかし、個体名Jamjureeがついている割には、濃さ、大きさが物足りないと、栽培者本人は不満とのことでした。次回、頑張って栽培して、色も濃く、大輪で、輪数も多く咲かせてください。楽しみにしてます。 (西郷) 3.香りの部 フレグランス賞 Dendrobium bifurcatum 星野 和代 各賞(審査員推奨) 該当なし <<<展示花>>> Psychopsis papilio 佐々木 光次郎 Paphiopedilum superbiens ( ’Arden' AM/AOS × ’Big Brother') 豊田 弘
by orchid12345
| 2019-08-15 01:58
| 例会入賞花・展示花
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