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所沢洋蘭会

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2017年 06月 28日

2回目のエクアドル紀行 by 滝川先生 その5

Maxillaria ecuadorensis
標高2000m地点の道路から崖下の木を見ると、白い花が見えました。10m以上離れているので、最大ズームでの撮影です。 遠くからでも目立つので、花径は10cmはあると思います。 日陰の場所に着生していました。
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Odontoglossum cirrhosum
標高2000m地点の道路際のヤブに咲いていました。 ガク片も花弁も真っ白で、リップの基部は黄色です。 花径8cmの清楚な感じの花です。 多くの個体は褐色の斑点が入るようです。 日当たりの良い場所です。
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Maxillaria acuminate
標高1900m地点の道路より2m高い、日当たりの良い岩場に着生していました。花径4cmで、花弁とガク片は白で、リップだけ黄色です。
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Habenaria sp.
標高1900m地点の道路際に生えていた地生ランです。 黄緑色の花で、花径は1cmです。未記載の種類だそうです。 日当たりの良い場所です。
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Habenaria sp.
未記載の名前の付けられていないランなので、現地ガイドのフランシスコさんは学術研究のために採集しました。 勿論、後から許可を申請します。 地下にある塊根は「Orchis」の語源になったように2個あり、「睾丸」のようです。
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Maxillaria sp.
標高1750m地点の道路際に生えていた大型種です。 白~黄色の花で、花径10cmです。
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Maxillaria sp.
花のアップです。 花弁やガク片やリップは、先端部に行く程黄色が濃くなっています。
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Habenaria monorrhiza
標高1600m地点の道路際に生えていた地生ランです。 花径は1cmの白い花です。個体数は多く、他の地域でも見られ、広く分布しているようです。 種小名の意味は「1個の根」なので、多分塊根は1個なのだと思います。
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Epidendrum calanthum
標高1600m地点の道路際に生えていました。 花径2cmの紫ピンクの花です。ここではこの色だけでしたが、2年前に行った他の場所では白など花色に変化がありました。 種小名はibaguenseとも言います。
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Maxillaria sp.
標高1550m地点の道路際の崖の岩場に生えていました。 日当たりの良い場所です。 花径3cmの黄色い花です。 今まで見たMaxillariaとは株の姿が異なり、Dendrobiumのnobile系に似た姿でバルブが立ち上がり、各節ごとに花を着けています。
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Maxillaria sp.
花のアップです。 特異な姿です。
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エクアドルとコロンビアとの国境です。 真ん中の横のラインの窪んでいる所に川が流れていて、画面上部がコロンビア側で、画面下部がエクアドル側です。
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コロンビアの山のジャングルが開墾されて、植物がきれいに並んで植えられています。 これはジャガイモ畑ではなく、コカの木が植えられています。 非合法なプランテーションで、麻薬のコカインの原料が栽培されています。
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コロンビアとの国境付近にあるランの保護施設で栽培されているランの一部です。 植木鉢で栽培されています。
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Phragmipedium fisherii
種小名は「fischeri」が正しいのかも知れません。 ランの保護施設で栽培されている株です。 花径は6cmです。 自生地が崖崩れなどにより壊されて、自然界には16個体しか存在しない絶滅寸前の種です。Paphiopedilum delenatiiを連想させる花です。
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ランの保護施設の中で、バスケットで栽培されているランです。
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Stanhopea impressa
ランの保護施設内で自生していました。 大木の根元で、花径10cmの大きな花を咲かせていました。
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Psygmorchis pusilla
ランの保護施設内の地面に、小枝に着生した状態で落ちていました。 花径1cmの黄色い花を咲かせる小型株です。
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Gomphichis sp.
コロンビアとの国境を離れた、標高3150m地点の道路際に生えていた地生ランです。 茎の長さ40cm、花穂の部分の長さは6cmです。 花径1cm以下の小さな白い花を沢山咲かせます。 低地では地生ランはHabenariaが多いですが、標高3000mくらいの高地では形態が似ているGomphichisになります。
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Epidendrum orthocaule
標高3100m地点の日当たりの良い道路際の崖に生えていました。 真っ直ぐに伸びた茎は稲穂を着けた稲のようです。 草丈は1m以上あるものもあり、個体数は非常に多いです。
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Epidendrum orthocaule 花のアップです。 黄色い花で、大きさは8mmくらいです。 果実も着いています。
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by orchid12345 | 2017-06-28 00:10 | 連絡・報告事項 | Comments(0)


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