<<<10月度例会のご案内>>>

日時:   平成24年10月28日(日) PM 1:00~5:00
場所:    所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
          〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
            (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
               平成24年11月度例会予告11月25日(日)
内容
1.会場準備・受付・展示                 PM1:00~1:30
        原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡                  PM1:30~

3.展示株の説明・人気投票・表彰・出品花解説
        人気投票後、選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.寄付株市
        会の財政支援にご協力ください。蘭以外でも構いません。
5.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
        今月は、属名は問いません。どんな株でも結構ですのでお持ちください。
6.栽培教室  配布株の生育確認と栽培アドバイス          担当:大野
        今年栽培教室で配布した苗(デンドロとC.ノビリオール)をお持ちください。
        半年経過した段階で生育確認し、今後の栽培についてみんなで話合いましょう。
6.属名変更についての勉強会                       担当:大野
        カトレア属、エピデンドラム属など属名の変更が相次いでいましたが、
        最近落ち着いて来たようなので一度整理のため勉強会を開きます。
7.閉会 全員で後片付けしてください。(ゴミは各自お持ち帰り願います。)

会費 :   お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)
理事会:  AM11:30 ~12:30
       狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
       昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)
       例会終了後、東京ドーム打ち合わせを行いますので理事・担当者は残ってください。


              <<<お知らせ>>>
1. 9月の例会 出席者28名、出品者17名、出品株63株
2.所沢洋蘭会展「秋の洋蘭展」報告
   出品者25名、出品株158株、協賛出品:中藤洋蘭園様13株。 来場者数819名。
   株市売上91200円(出品者への支払いは10例会で精算します)株市出品者16名。
   賞品提供 所沢植木鉢センター様 ローザ特殊化粧料様、ダイエー所沢店様
   ありがとうございました
3. 秋の旅行 行き先:オーキッドバレー・ミウラとヒロタ・インターナショナルフラワー
   期日:11月11日(日) 会費:5000円(現在参加者17名です)出発:7時所沢駅東口


            <<<9月の例会風景>>>
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったもので、言葉通り例会前日の秋分の日9/22(ちなみに9/22が秋分の日になったのは116年ぶりとのこと)には今までの暑さがウソのように一気に気温が下がりました。急な気温の変化に体調を崩された方もいらっしゃったのではないでしょうか。例会当日9/23も朝から肌寒いくらいの雨でした。例会会場へ向かう車の中でAMラジオから流れてくる太田裕美の9月の雨「September rain rain 9月の雨~は冷たくて~」の歌詞が妙に懐かしくずっと頭の中で繰り返し歌っていました。
定刻過ぎの13時35分に始まりました。小島会長より「これから秋の蘭展シーズンで忙しくなるが、蘭はこれから養分を蓄えてバルブを太らせる時期に入るのでよく日に当ててしっかりした株に育ててください。」と挨拶がありました。続いて事務連絡で、来月の例会予定、秋の蘭展、1日旅行の話があり展示株説明に入りました。
9月は花の端境期になっているようで例年通り展示株は少なめでした。特に交配種は数が少なく少々淋しい展示になりました。そういう意味で9月は入賞のチャンスです。この頃に咲く花を育ててみるのも一考ではないでしょうか。また、十月の初旬には秋の蘭展も催されるので、開花時期が遅れてもそちらに出品することも可能になります。
一通りの展示株説明が終わり、人気投票・表彰の後15分ほど休憩を取りました。栽培相談のコーナーでは金子さんよりEpi.コーディゲラが咲かないという相談が寄せられ、バルブも大きく育っているのでもう少し様子を見ましょうという結論になりました。
優秀花解説の後、15時半頃より堀さんの司会で「私の工夫」と題して会員の皆さんから日頃蘭栽培で工夫されていることを発表していただきました。お約束通り青山さんからは鉢の吊り金具の作成法について説明がありました。他に、浄水器を使った水道水塩素除去の工夫(西郷さん)、シュロ皮をプラ鉢に敷いてワルケを栽培する方法(山田さん)、保冷剤を使って水を冷やしての水遣りする方法(大野さん)、使用済み鉢の殺菌法(豊田さん、小野)などの発表がありました。今月は早めに行事が終了したため、16時半過ぎに閉会となりました。

                                           (小野)
出品花説明の星野さん
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自家製吊具を説明する青山さん
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例会風景
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# by orchid12345 | 2012-10-23 12:15 | 会報 | Comments(0)
原種の部
第1位 Dendrobium lampongense             星  隆  9票
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日本語的に書き表すと「ランポンゲンセ」となりますが、デンドロファンの方には馴染み深い種なのでしょうか? 筆者には初めてお目にかかる種で、なんら情報がないのですが、ネットによるとタイ、マレーシア等東南アジアの標高200~300m付近の低地に産する高温大型種というプロフィールになります。クリーム色~黄銅色の可愛らしい花がひとかたまりになって咲いています。まだ開き始めなのでしょう。うつむきかげんに咲いているので、リップ周りのイエローが目立たないにも関わらず、1位入賞にちょっと驚きました。じみな花容にも目を向けた方が多かったと言うことですね。もう少し咲き進んだ花を見たかったと思いました。4花茎 50輪 NS2x1.5cm

第2位 Phalaenopsis violacea fma. coerulea `Usin'     吉川 好江  8票
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いいんじゃないですか!色が、紫色が抜群に。こうなるとセルレアというより別フォーマとして、パープルという枠を新設して欲しいくらいです。実は筆者は先月もこの花を例会にて見せていただきました。もう咲き終わりがかって萎れてるくらいの花でしたが濃い色合いは残っていました。ご本人曰く、「色はいいんですが、形が 今一で、」とんでもない。セルレアでこの形なら十分に整形花です。セルレア花はとがり気味の花になることが多いのですが、今回は株の力を発揮し本来の花形に咲きえたのでしょう。本当に素晴らしい!! 個体名の‘Usin’に少しひっかかるところはありますが。台湾あたりでのセルレアを使用したシブリングから出たものと思われ、台湾語に‘Usin’の意味する言葉があればいいがなあ、と思っています。大きさがNS3.5x3cmと足りないのが唯一の残念です。1花茎 1輪 NS3.5x3cm

第2位 Habenaria erichmichaelii                  西郷 数秀  8票
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基本種のロドケーラに極似ているも別種であることが判明しており、「エリクミチャエリィ」と呼ぶとなると、急に親しみが薄れてしまいます。並べて比較すると、まあ、まあ違いますかね、となりますが、全体のフォルムがロドケーラそのものですので、単体では判別がなかなか難しい種です。東南アジア産で広くタイ、フィリッピンから中国まで産しロドケーラと重複し、数年前に新種と認定されたようです。 ロドケーラには色のバリエーションがありますが、本種では今のところピンクの濃淡花一種類だけのようです。栽培はロドケーラと同様で秋から春の芽出しまで水を切る管理が必要ですが、最近では球根の皺より防止の為、ある程度水遣り管理が良いとも言われています。どちらにするかは皆さんの判断で、、、。地生蘭は基本的に1年毎、多くても2年には必ず植え替えをしましょう。怠るといつしか芋が消失します。2花茎 20輪 NS2x3cm

交配種の部
第1位 Miltonia Rikyu                    高久 秀雄  14票
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利休’として出回っているこのミルトニアはシンビジュームの栽培で名が知れ渡っている向山蘭園が‘i秋彩シリーズ’として‘京紫’や‘若紫’とともに初心者向きの暑さに強い品種として売り出しているなかの一種であると思われます。ブラジル産のregneliiを使用して、紫のリップと淡黄色の花びらの優しげな装いを作出しました。一方では同種と思われる品種をMIltonia Summer Time (regnelii × Earl Dunn )と標記されて売り出されています。向山さんでは、種苗登録品種として出願しており、この辺のいきさつは解りかねます。いずれにしても生育が旺盛で、花付きも良いので、2~3年で大株に成長してくれる優れものです。昨年も大株が出品され入賞していましたね。ご婦人に人気が高いようです。17花茎 50輪 NS6x7.5cm

第2位 Paphiopedilum Dollgoldi           小野 敬一  12票
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パフィオの王様、ロスチャイディアナムと黄色い逸品アルメニアカムの交配で生まれる特異な花です。高温種のロスとどちらかというと低温種というか、夏場の夜温を低くする必要のあるアルメニアカム、成長に時間がかかりそうに見えるので、毎年開花と言うわけにはいかない、栽培の難しい品種のひとつと思われます。なので、当会でのお目見えは初めてのような気がするのですが、いかがだったでしょう? 花色はアルメニアカム似の黄色で、花の全てに小豆色の縞模様が入って大変ダンディな装いです。ペタルには横縞、上下のドーサルとリップには立て縞が規則正しく配備されています。RHSへの登録はH.DOLL
さんにより為され、ゴールドのような花色から品種名が付けられたのでしょう。NS16x11cmとわずかに小ぶりであるのと、永いこと咲いているようで、本来の輝きが幾分失われているのが残念とは言え、目の保養になりました。 2花茎 2輪
                                         (堀)  

各賞
フレグランス賞 Phalenopsis violacea         磯田 忠彦
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良個体賞 Phalaenopsis violacea fma. coerulea `Usin'  吉川 好江
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市長賞  星野 和代  Den. biggibum var. compactum
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山田賞  小島 朝男  B. nodosa
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会長賞  星  隆  Zelenkoa onusta
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ダイエー所沢店店長賞 堀 清次  C. labiata amesiana 'Marcia Regina'
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蘭友会賞  佐藤 俊男  C. Dinard ‘Blue Haeven’
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全日本蘭協会賞 礒田 忠彦  Paph. leuchochilum
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埼玉洋蘭会賞  西郷 数秀  Bulb. lobbii
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京葉洋ラン同好会賞  小野 敬一  Spa. parsonii 'Prasarn'
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中藤洋蘭園賞 佐々木 光次郎  Dtps. Hatsuyuki ‘Nagoriyuki’
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㈱ローザ特殊化粧料賞 高久 秀雄  Milt. Rikyu
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所沢植木鉢センター賞 角田 馨  Bc. Memoria Vida Lee ‘Limelight’
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         <<<9月度例会のご案内>>>

日時:       平成24年9月23日(日) PM 1:00~5:00

場所:       所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
               〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
               (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
                 平成24年10月度例会予告10月28日(日)

内容
1.会場準備・受付・展示                 PM1:00~1:30
        原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡                  PM1:30~

3.展示株の説明・人気投票・表彰・出品花解説
        人気投票後、選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.株市
        通常の株市です。病気のない株を出してください。
5.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
        今月は、属名は問いません。どんな株でも結構ですのでお持ちください。
6.私の工夫
        会員皆さんの日頃蘭栽培で工夫されていることを発表していただきます。
        是非この場で発表お願いします。また、お話を聞いて栽培の腕を上げましょう。
7.閉会
        全員で後片付けしてください。(ゴミは各自お持ち帰り願います。)

会費:   お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会:  AM11:30 ~12:30
       狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
       昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)

            <<<お知らせ>>>
1. 8月の例会 出席者28名、出品者13名、出品株54株
2. 「所沢洋蘭会展「秋の洋らん展」を開催します。多数ご出品ください。
  会場:所沢駅西口 ダイエー所沢店 7階 催事場
  開催日時:10月11日(木)~10月14日(日)10時~18時(最終日は17時まで)
  搬入:10月10日(水)15時~18時 直接会場へ、又は事前に豊田宅へ
  搬出:10月14日(日)最終日 17時~ 搬出の前に表彰式を行います
  * らん展会場で会員の株市を行います、出品は同封の「株市出品リスト」に希望売価
  を記入のうえ受付係りへ提出下さい。株は活着した健全な株をお願いします。
3. 秋の旅行 行き先:オーキッドバレー・ミウラと大型鮮魚店で昼食の予定です。
  期日:11月11日(日) 会費:5000円(参加人数により増減)出発:7時 所沢駅東口
4.入間洋蘭会「秋の洋らん展」開催のお知らせ
  日時:10月12日(金)~14日(日)  会場:丸広百貨店(入間店)1階 エントランスホール
  当会の蘭展とダブりますのでお互いの協賛出品はありません。
5. 先月肥料を申し込まれた方は例会場でお渡しします。一袋900円

          <<<8月の例会風景>>>
二十四節気「処暑」を過ぎ、暦の上では暑さの治まる頃なのですが、暑さは一向に衰える気配すらなく、連日うんざりするほどの猛暑が続いていました。夕立の一雨も欲しいところですがそれすらありません。当日も朝から晴れ渡り暑さが身に染みる一日でした。この暑さのせいか出席者は少なめ、展示株も少なめの例会になりました。ただ、サギソウやリンコスティリス、エランギス、アングレカムなど白花系の出品が多く、花の方では涼を感じることができました。
定刻の13時30分過ぎに始まりました。小島会長が先月の納涼会で例会に出席する一番の楽しみは何ですかと聞いたところ「蘭の仲間に会えるから」という答えが多かったそうです。「こうした回答を大変嬉しく思うと同時に、これからも人との繋がりや輪を大切にしていきたい。」と挨拶がありました。
秋の蘭展、1日旅行、来年の東京ドームらん展スケジュール、来月の行事について事務連絡があり、特に秋の蘭展については開催方針について会長より説明がありました。「静かな蘭展を目指す。」というものです。美術館で絵画を鑑賞するように静かにゆっくりと蘭を鑑賞してもらいましょうという趣旨です。従って、来場者に敢えて声は掛けず、質問されたら答える程度の対応になるので、蘭展当番も1日4人程度で間に合いそうです。
展示株の説明・人気投票と進み、展示花の中から優秀作品を解説したあと、栽培Q&Aに移りました。堀さんより単茎性の蘭の栽培法について質問があり、山田さん・吉川さん・星野さんがお答えになりました。お話を総合すると、しっかり水遣りはするが、乾かすことも必要。夏の暑い時季は昼間に水はやらず、朝晩に行うといったところでしょうか。
休憩を挟んで15時45分より、青山さん宅の栽培環境紹介が始まりました。現在の温室は5台目ということですからこれだけでも栽培歴の長さが窺えます。青山さんの蘭との出会いは一つのデンドロだったそうです。それを枯らさないように自作の温室を作ったのが始まりとか。まずは3年前に建てられた現在の第5号温室の建設現場の写真から紹介がありました。約3坪の大きさで、自宅敷地の東側に位置し、9時~13時くらいまで日が当たるそうです。側面の窓は上下別々に開閉できるので便利とのこと。天窓は手動式、入出の換気扇が2台あり、温度の上昇と換気に注意が払われています。ガラス面には50%程度の遮光ネットが一年中張られています。南側の庭にはパーゴラが2つあり、夏の間はそこが格好の吊り鉢栽培場になっています。また、パーゴラの下にあるテーブルを苗栽培棚として使用したり、ツルバラ用アーチも蘭をぶら下げるのに利用するなど、殆ど全面が蘭で埋め尽くされているような印象でした。所有鉢数をお聞きしたところ「怖くて数えていない。」とのことでしたが、数百鉢はあると睨みました。9月例会には吊り鉢用の針金細工を伝授いただけるとのことですので期待しましょう。青山さん、今回は詳しいご説明本当にありがとうございました。
今月は早めに行事が終了したため、16時半過ぎに閉会となりました。
                                                       (小野)
温室紹介の青山氏
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# by orchid12345 | 2012-09-17 10:05 | 会報 | Comments(0)
原種の部
第1位 Rhynchostylis coelestis × sib                吉川 好江  14票
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レトォサ、ギガンティアと並んでリンコスティリス属の代表種のひとつですね。なかでもちょっと癖があって栽培しにくい、と言われることの多かったセレスティスも国内にてシブリングが進み、比較的栽培しやすくなった株が出回るようになりました。出品株はそんな流れの一株と思われ、栽培者の丹精具合が窺い知れるほど綺麗に仕上げられています。株も4本の花茎を気持ち良さそうに素直に伸ばし、栽培者に応えているようすは、植物栽培における理想的な関係を構築しているように感じました。花穂が“のぼり藤”のようで、下方より順次咲き進むのが、リップのブルーの濃さでわかる仕掛けになっています。4倍体が多数作出され、大型株がもてはやされる昨今、全体的に株も花もコンパクトでダイナミック感が欠けているのですが、考ええようでは,コルク付けで吊るし栽培は、場所をとらなくて手ごろだということになるのでしょう。NS 2x1.8cm 150輪

第1位 Aerangis modesta                      星野 和代  14票
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マダカスカル、あるいは隣のコモロ諸島に自生するアングレコイドの一種です。1938年、3億8千万年前から生息する深海魚シーラカンスの発見にて、にわかに世界中に知られることになったコモロ諸島、というだけで何かしらロマンの匂いを感じるのは私だけではないはずです。そんな島を昇った月が照らす宵闇、着生した樹上より花茎を垂らし、付近に芳香を撒き散らかすように星状の白花が咲き誇る、といったイメージでしょうか。花は約15cmの距を有し、中に蜜を溜め込み、訪れるポリネータたる蛾に交配を手助けさせる仕組みです。匂いと共に蛾の目に留まりやすくする為、月影に浮かびやすい白色の花が大部分と考えられています。同じく甘美な芳香のフウランが夕刻に匂いのピークを迎えるのに比し、アングレコイドは月が照らす宵闇、と言う差異もおもしろいですね。水不足で肉厚な葉にしわがよることも無く、上手に管理されています。1花茎 14輪 NS5.2x5.2cm 茎長33cm

第3位 Paphiopedilum sangii                    小野 敬一   5票
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交配種の部
第1位 Neostylis Lou Sneary‘Blue Candy’              山田 栄   15票
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属名ネオスティリィスはフウランのNeofinetia(ネオフィネティア)とセレスティスのRhynchostylis(リンコスティリス)を交配して出来た人工属です。多くのルースネアリィはフウランの影響が色濃く出現する傾向があり、花の風情はフウランを大型にしたような花になることが多いのですが、‘ブルーキャンディ’はセレスティスを大きくしたような風情です。パソコンにて検索してもヒットするのは大型フウラン型のルースネアリィばかりで、出品株は特異な一品?なのでしょうか。花色はセレスティスの影響濃く薄ブルー色が美しく爽やかな印象です。コルクに着けての栽培も年季が入っている様子が根の張り具合からわかり、毎日、朝夕の水遣りを欠かさず、その丹精ぶりが窺い知れますね。甘い香りが評価され、フラグランス賞も同時受賞しました。2花茎 40輪 NS2.5x2.5cm

第2位 Doritaenopsis Hatsuyuki ‘なごり雪’              佐々木 光次郎 7票
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当会に於いてはすっかり定番の感があり、毎回のようにどなたかが出品するようです。と言うことは春開花が本来の姿なのですが、環境が合えば周年開花する不定期咲き、と言って良さそうです。しかも、長きに渡って咲き続けてくれますので、一株あれば大変重宝な一品ですね。ファレノの原種アマビリスを彷彿させるミディの白花が可憐で、またそのリップに入る薄いピンクが主張し過ぎず、全体的に上品さを演出することに成功しています。ドリティスの原種、プルケリマが遠慮がちに顔を覗かせているのですね。可愛らしさが受けて贈答にも広く利用され 、一般の方にも翌年開花が出来たの喜びの声が聞かれ、お店の方が薦めるNo1品種としてベストセラーの仲間入りです。ときどき‘なごり雪’のみの名札で陳列されていたりもしますが、種名Hatsuyukiにて間違いなしと思われます。優しい風情がご婦人票を得て今回も入賞しました。1花茎3枝打ち 34輪、つぼみ11、NS4.5x4cm

第3位 Cattleya Hausermann's Sultan‘Summer Spectacular’     堀 清次    6票


各賞
フレグランス賞 Neostylis Lou Sneary ‘Blue Candy’          山田 栄
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栽培技術賞/希少種賞 Paphiopedilum sangii              小野 敬一
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(堀)


展示花
C. Batemanniana No21                      豊田 弘
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C. crispa fma. carnea ‘Equilab’                 堀 清次
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Paph. tigrinum                             小野 敬一
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Phal. equestris fma. coerulea                  小野 敬一
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        所沢洋蘭会 「秋の洋蘭展」ご案内

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名称    所沢洋蘭会展「秋の洋蘭展」
主催    所沢洋蘭会
後援    所沢市
協力    ダイエー所沢店
協賛    今回は協賛出品はありません
開催目的  会員が各自栽培している洋蘭の花を一堂に集め公開することにより、会の活動と存在を啓発し、
      地域社会の園芸文化の向上と生活に潤いをもたらす事に努める。
開催時期  平成24年10月11日(木曜日)から10月14日(日曜日)の4日間
開催時間  10時~18時 最終日は17時まで
搬入搬出  会場作成10月10日(水)13時~15時 株の搬入15時~18時 
        搬出 10月14日(日) 終了の17時 ~ 会場退場 ~19時    
開催場所  ダイエー所沢店 7階 催事場 
催事内容  洋ランの株、洋ランの絵画、洋ランに関する資料などの展示
        栽培相談、入会案内、
イベント   栽培相談、展示株の説明
       会員が栽培している洋蘭余剰株の奉仕
展示内容  世界各国の洋ランの原種・交配種、約200鉢 出品者約30名
       洋ランの植物画 ほか
入場料   無料
入場者数  過去の実績 市内および近郊の洋蘭趣味家約1300人(4日間合計)
売店     プロによる蘭園の販売はありません
当番     受付2名 案内係り・相談員若干名 常駐
広告     ポスター ホームページ 市の広報 DM 開催案内など  
表彰     市長賞、山田賞、ダイエー所沢店長賞、会長賞ほか多数
取材     読売新聞 所沢支局、他
貴賓     所沢市長 前回の例
運営組織  会長および蘭展委員が計画企画し実行に当たる
        会計は会計委員が行う

事務局   359-1111 所沢市緑町3-8-3  豊田 弘宅内
        電話・Fax 04-2939-7751
        URL http://orchid1234.exblog.jp/
連絡先   357-0039 飯能市南町10-28
        小島朝男
        電話・Fax 042-973-2566
        Eメール artin@lily.ocn.ne.jp

過去の「秋の洋蘭展」風景
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          <<<8月度例会のご案内>>>

日時:      平成24年8月26日(日) PM 1:00~5:00

場所:      所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
           〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
            (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
                平成24年9月度例会予告9月23日(日)


内容
1.会場準備・受付・展示                PM1:00~1:30
        原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡                PM1:30~

3.展示株の説明・人気投票・表彰・出品花解説
        人気投票後、選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
        今月は、属名は問いません。どんな株でも結構ですのでお持ちください。
5.栽培環境紹介
        今月は栽培経歴の長い青山さんにご自宅の温室及び栽培環境の紹介をしていただきます。
        ご期待ください。
6.閉会 全員で後片付けしてください。(ゴミは各自お持ち帰り願います。)


会費 :  お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会: AM11:30 ~12:30
      狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
      昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)


          <<<お知らせ>>>
1. 7月の例会 出席者31名、出品者14名、出品株22株
2. 秋の旅行ですが、9月2日を予定していましたが残暑が厳しい、台風の心配、花が少な
  いなどの点から11月に変更することになりました。行き先は昨年行ったオーキッドバ
  レー・ミウラと大型鮮魚店で昼食の予定です。
3.「秋の洋蘭展」の日程は 搬入10月10日(水) 午後、会期:10月11日(木)~14日(日)、です。
  今から準備して立派な株を出品しましょう。
4.入間洋蘭会「秋の洋らん展」開催のお知らせ
   日時:10月12日(金)~14日(日)  会場:丸広百貨店(入間店)1階 エントランスホール
   当会の蘭展とダブりますのでお互いの協賛出品はありません。
5. 今月のテーマは肥料の話と販売の予定でしたが本名さんが都合付かなくなり
  肥料だけ取り寄せて販売する事になりました。  
   NPKがいろいろ有りますが、本名さん推薦のものです。
      え替え直後   9-45-15
      成長期       15-11-29
      花芽分化期    10-30-20 
      N・P・K均一    20-20-20
      カルシウムを含む 15-0-15-Ca
   1袋500gで900円(運賃込み、少し値上がりしています)
   申し込みは例会場か電話で 8月26日締め切り。


          <<<7月の例会風景>>>
関東地方では7/17の梅雨明けから猛暑となりましたが、一転20日からは北からの冷たい空気が入り込んで気温が20℃を下回り2ヶ月も気候が逆戻りした格好です。例会当日も気温が上がらず、1年の内で最も暑いとされる「大暑」にもかかわらず暑さ知らずで、皮肉にも納涼会出席には絶好の外出日和となりました。
今回は初めての試みとして所沢ステーションビル4F「ななかまど」の一室を借り切って例会兼納涼会開催となりました。会場が狭く展示株を置くスペースが確保できないので、テーブルの箸やコップは予め片づけておいて各席に展示株を並べ、7月度例会を進めた後で納涼会を開催することになりました。今回は珍しく参加者の集まりがよく定刻の14時きっかりに開始となりました。会長挨拶では、通常の例会よりたくさんの参加者が集まったことに感謝の意が表され、また「料理もたっぷり(?) あるのでゆっくりお過ごしください。」とおもてなしの言葉もありました。通常の例会通り事務連絡として、一日旅行、秋の蘭展予定、会員名簿作成、谷亀さん北海道大学転勤、稲守さんDVD購入依頼、来月の行事予定などがありました。その後直ぐに人気投票となりました。会場の都合で出品は一人2点までと制限されていてトータルの出品数も少ないため原種・交配種に分けるのは止めにし、全体で2点を選ぶことにしました。これまた会場が狭いのでぶつからないよう展示株を見て回るのも時計回りと決めました。
人気投票後、司会を西郷さんから納涼会担当の佐々木さんに交代し、豊田さん音頭の乾杯を皮切りに納涼会がスタートです。お酒・料理で盛り上がった頃、人気投票の表彰がありました。その後続いてお待ちかねのジャンケン大会でした。誰か一人鬼になってもらい、その鬼にジャンケンで最後まで勝ち残った一人が賞品をゲットするというスタイルです。賞品は8点あり、最後に敗者復活として賞品が当たっていない人だけで図書券の争奪戦もありました。(スミマセン、この頃になるともう酔っぱらっていて誰が何をゲットしたのかさっぱり覚えておりません。)
17時前には納涼会は一次会として終了し、カラオケの二次会に繰り出して行かれる面々も多数いらっしゃいました。納涼会を取り仕切って予算管理までしていただいた佐々木さんに心より感謝致します。
(小野)

テーブルに株を置いて
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人気投票
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宴たけなわ
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お腹いっぱい
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# by orchid12345 | 2012-08-21 16:08 | 会報 | Comments(0)
入賞花(7月は原種・交配種の部門分けはありませんでした。)

第1位 Dendrobium purpureum × petiolatum           小野 敬一     14票
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ニューギニアを中心として自生しているデンドロビウムの原種同士の交配です。両親の特徴としては、小花を密集して咲かせる共通点があります。
片親のパープレウムはマレー半島、ニューギニア、フィジー、モロッカ諸島など比較的広範囲に分布し、低地から海抜1500mくらいまでの海岸低地から山地の森林に自生。草丈が非常に高くなり、節々に花をたくさん着けます。もう一方の親のペティオラタムは、ニューギニア、ソロモン諸島の高地に自生。
NS0.8×0.6㎝ 10花茎 200花 。濃い赤紫色の綺麗な可愛い花が咲き、咲き始めの花の先端のグリーンが何とも言えないアクセントになっています。株がコンパクトで、テーブルの上に置いて酒を酌み交わしながら、蘭談義をするには、打ってつけの一品です。
交配の狙いは「夏場暑がらずにコンパクトな草丈で花がたくさん咲くこと」だと思われます。

第2位 Phalaenopsis tetraspis ‘C1’               磯田 忠彦     10票
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インド~スマトラ諸島にかけて分布。海岸近くの低地に自生。 この花の特徴としては、同じ花なのに色の付き方が変わる咲き方をする面白いファレノの原種です。アルバ、アルベッセンス(アルバに近い)、白花に赤の斑点がタイプ、‘C1’のように赤茶色と白色が交錯するタイプ、バラエティも何種類かあるようです。ティポタイプは、いずれなのですかね?株姿は、コンパクトですが、難点としては、花茎が乱れることです。NS4.0×4.5㎝ 3花茎 6花。栽培のポイントとしては、冬の温度をいかに高く保つかでしょう!
一つ一つの花を観察すると同じ咲き方をする花を見つけるのにひと苦労ですが、どの花をとっても可憐に咲いています。この花をみて、何人かの方の触手が伸びそうな一品ではないでしょうか?参考までにネット検索をしてみたところ、ヒット数も限られ、ファレノの原種としては、ちょっと値段を考えてしまう一品です。

第3位 Dendrobium lowii                     西郷 数秀     9票
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展示花
Den. sp                                   小島 朝男
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Bulb. pecten-veneris                          吉川 好江
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夏 真っ盛り 熱中症に気をつけてください。            artin 

温室の中では暑さに負けずに開花していました。
 Blc.Keuwee’Endenhall’ 今年も咲きました。リップの模様がサイケチックで面白い。
 リップを上にして撮ると、噴水のようにも 花火のようにも見えまぁす。玉や!

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今度は涼しげで清楚な花を Den.parthenium  純白の花弁の中心に赤い目 日の丸のようです。
 日本ガンバレ!。

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最後に これこそ暑さに負けずに頑張っています。 Den.lawesii Bicolor×Sib.
 暑くてかわいそう

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          <<<7月度例会のご案内>>>

日時:          平成24年7月22日(日) PM 2:00~5:00
                開始時間が通常と違います。ご注意ください。

場所:          和食 ななかまど(所沢ステーションビル4F)
                場所も違います。ご注意ください。
              〒359-1123 埼玉県所沢市日吉町1-11 TEL:04-2925-6204

            平成24年8月度例会予告  8月26日(日)  通常の例会です。

内容
1.受付・展示                       PM2:00~2:30
        会場が狭いので展示株は小さめの物をお一人様2点まででお願いします。
2.会長挨拶、事務連絡                 PM2:30~

3.乾杯 納涼会開始
        今回初めての試みとして「ななかまど」で例会・納涼会を開催します。
4.歓談
        お酒と料理を楽しみながらご歓談ください。
5.人気投票

6. じゃんけん大会

7. 閉会

会費:  お一人様 1,500円 (家族・友人も同じです。)

理事会: AM11:30 ~12:30
        理事会は通常通り狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
        (欠席の場合は連絡のこと)

              <<<お知らせ>>>
1. 6月の例会 出席者29名、出品者18名、出品株85株
2. 7月度例会は所沢ステーションビル4F「ななかまど」にて納涼会を行います。
  時間・場所が変更になっていますのでご注意ください。
3. 6月例会で販売したC. nobilior var. amaliae のGC株は'Y.U' בSummer Land’の交配苗です。
  7月例会でラベル用シールを配布しますのでなくさないようにしてください。
  最初に咲かせた人には賞品が出ます。
4. 「秋の洋蘭展」の日程が決まりました。
  搬入展示 10月10日(水)  会期 10月11日(木)~14日(日)
5. 今年度の会員名簿を作成します、年会費がお済みで無い方は連絡下さい。 

            <<<6月の例会風景>>>
 梅雨の中休みで薄曇りの天気でした。会場の設営で今月も一部変更がありました。すなわち、写真撮影の場所と株市の場所を交換しました。講演会などプロジェクターで映像を映し出す時にスクリーン側を暗くしますが、それにより入賞花の写真撮影が困難になります。撮影場所を後ろにもって来ることでこれを解消するのが狙いです。
 定刻より少し過ぎて佐々木さんの司会で始まりました。会長より「梅雨に入ってはっきりしない天気が続いているがお元気でしょうか。」と気遣いのお言葉がありました。また、サンシャイン蘭展協賛出品のお礼の言葉がありました。続いてブログのログイン法、7月納涼会、秋の蘭展予定、稲守さんご逝去などの連絡がありました。ブログへの画像アップについて、もし方法が分からない場合はメールで画像を小野宛て送っていただければ代行致します。
 展示株ではパープラータやギガスなど夏咲きのカトレアが多く、また小島会長の大型デンドロも目を引きました。今月は各自出品花の説明をしてもらってから人気投票する方式に戻しました。花の説明は15時少し前に終了し、人気投票と中藤洋蘭園さんの即売会を同時進行で行いました。即売場にはたくさん株が並べてありましたがお目当ての物は入手できましたでしょうか。続いてC.nobilior GC苗の販売も行いました。滝川先生が交配して佐藤俊男さんがフラスコ苗から単鉢に上げて育ててくれたものです。14株ありましたが完売しました。
 入賞花表彰と優秀花の解説を終えて、栽培教室に移りました。吉岡さんがカトレアを持参されていて、「株はよくできるが花が咲かない。」というご相談でした。中藤さんより水遣りと肥料遣りが多すぎるのではというアドバイスがありました。夏咲きのカトレアはバルブが出来上がって以降は肥料をやらないようにするのがコツとのことでした。最後に中藤さんよりいつくか展示株をピックアップして栽培のアドバイスがありました。よくバンダなどでマグアンプを袋に詰めてぶら下げているのを見かけますが、ほとんど効果はないとのこと。マグアンプは土の中に入れないとダメらしく、根元にぱらぱら蒔いてもあまり効き目ないそうです。一方、中藤さんの使っているモルコート粒状肥料はぶら下げて使っても大丈夫というスグレモノとのことで早速佐々木さんがお買い上げになりました。今月は時間の掛かる行事がなかったため、16:30頃に閉会となりました。
                                                          (小野)

株を持参の栽培相談
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例会スナップ
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# by orchid12345 | 2012-07-15 19:26 | 会報 | Comments(0)