原種の部
第1位 Polycycnis muscifera                     小野 敬一     10票
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ポリキクニス属ムシフェラと読みますがなんとも馴染みが薄いというか馴染みのない種ですね。パナマ、コロンビア、コスタリカといった中南米の中高地を原産とし、ゴンゴラ属に近縁な夏の暑さを苦手にする種だそうです。ということで小野さんも秘密の冷房室で涼しく栽培しているとの後日談がありました。ものの本にもやや栽培しづらく、季節ごとのめりはりある水遣りが必要で、適度な風を好む、と書かれています。また花色も株によって変化があり、茶緑っぽいからオレンジっぽいまで色々のようです。出品株はオレンジっぽいの方で美しく、花茎をとり巻くようにNS6x6.5cmのスワン形の花が13輪、つぼみが15個整然と咲いていました。集合花好きの小野さんらしい一品です。

第2位 Dendrobium victoriae-reginae              星  隆       7票
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暑さ嫌いならこちらの種も負けてはいませんね。フィリッピン原産ですが1500~2000mの高地産ですので、青紫色に魅せられ輸入株を温室に持ち込んで栽培にチャレンジした方は、ことごとく2,3年で枯らしてしまったのではないでしょうか。現在出まわっている株は育種家の方たちがシブリングした国内産株がほとんどと思われ、耐暑性も段違いに上がりました。出品株もそのような一株なのでしょう。ぶどう棚の日陰を利用して涼しく栽培されており、極めて濃い紫色の花が3輪元気に開花しています。まだ咲き始めなのか花が十分に開ききっていないので、NS3.2x3cmの径はもう少し増えるものと思われます。つぼみの3輪も一緒に開花しているともっと良かったのですが・・・は求めすぎかしらん? ところで、“ビクトリア-レギネ”って他の種でも見る種名ですがなんなのでしょう? ビクトリアはそのまま大英帝国の女王、レギネは王の妃って意味らしく、ビクトリア女王そのものを記念した種名ってぇことになるようです。ヘエ~。

第2位 Rhyncholaeliia digbyana `Mrs. Chase'        星野 和代     7票
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新緑から濃い緑へ木々の葉色も定着し、雨に濡れる葉が美しい、と思えるくらいの雨量なればこそ。梅雨真っ只中のこのシーズンの定番といったところでしょうか。ライムグリーンの爽やかな花色がひときわ目を引き付けますね。近年の属名変更により本種ディグビィアナとグラウカの2種だけがブラサボラ属よりリンコレリア属へ移動になったのはご存知のとおりです。ノドサやペリニーの棒葉や針葉タイプがブラサボラ属に残ったことになります(と勝手に思っている)。それにしてもなんとインパクトのある花なんでしょう。NS14.5x13.5cmの花が3茎3輪あるだけで、派手な装いの交配種をも凌駕してしまうと思うのは筆者だけでしょうか?そのリップのピラピラした髭状の飾りは何?どうせならリップをパシッと開けよ!冬場から新芽を出して成長しますので、その頃十分な陽を当てて育てますが、リゾームが腐れる癖?があるので、水管理に注意を要します。今年も出会えることが出来て幸せです。ほんとに。

交配種の部
第1位 Disa Rose Marie                         豊田 弘    13票
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豊田さんには申し訳ないのですが、ディサのこのタイプの交配種は当会においては定番の感さえあり、どの種もおんなじように見えてしまう、なんて書いたら顰蹙ものですよね。って言うくらいここ数ヶ月コンスタントに出品され続けています。しかも数株単位で。こんな洋蘭会が他にあるでしょうか?サンシャインにて催された蘭友会の蘭展にて数人の方に囲まれ、栽培法をあれこれと聞かれたのも解ろうというものです。‘ディサの豊田’と広く知れ渡ったことでしょう。(ディサだけではないのですが・・・。) あきる野でのサマーランドの頃からディサを出品し始めたと記憶しておりますので、振り返ればそれなりの年数を経ているのですね。何事も一朝一夕には成しえていないのです。長年水を冷やして循環させ続けるための設備を維持していくことも、確たる意志があってこそなのは明白です。そして、いつもながらの奥様の影のご助力があって。花は美しい赤花でサンフランシスコ似です。写真参照。NS6x6cm 1花茎6輪

第2位 Encyclia cordigera × randii                 角田 馨      9票
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コーディゲラとランディはエンシクリア属において両者ともメジャーと言えばメジャー? また、両者とも株姿も花の咲き方も大きな差異はない様に私には思えるのですが。美しいピンクのリップが特徴のコーディゲラ、花弁の先が前方に抱え込むように巻き込んで咲き、ペタルが波打つのも特徴です。一方、ランディは白のリップに日の丸ごとき赤点が特徴で、花全体が黄銅色っぽい感じ。また、ランディの方が花の変化が多いように思いますが、要するに交配者が何を狙って交配しているのか意味不明。一見、コーディゲラ?と思えるような花が誕生しました。バルブがよく太って、上手に栽培されている様子はうかがい知れますので、倍作りして花茎4本立ちで見せてください。甘~い香りがするはずですが。NS6x6cm 2花茎32輪    (堀)

第3位 Vanda 交配種                          小島 朝男    7票

各賞
フレグランス賞 Cattleya Sea Breeze `Fellrath's Pride'   星  隆
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希少種賞    Cryptochilus sanguineus             豊田  弘
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大作賞      Cirrhopetalum longiflorum 'Tokyo'      堀  清次
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展示花
Balb. arfakianum                             堀  清次
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C. gigas ‘Amaga’                            佐藤 俊男
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Den. lasianthera                             小島 朝男
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Den. signatum                              中村 スエ
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Den. stratiotes                              小島 朝男
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Ency. adenocaula                            宮原 十九美
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Ency. randii                                 宮原 十九美
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Paph. philippinense fma. album 小野 敬一
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Renanthera citrina                            林 美代子
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 春の蘭展で描かせて頂きました。
 お多福ほっぺが可愛い!!
 女性の大人気の蘭ですが咲かせるのは難しいそうです。
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3年程前にドームにて東南アジアと思われる業者から苗を購入しました。
2,3月にたくさん花芽が上がって来るのですが、湿度不足(と思われる)の為に
つぼみの先から枯れ始め咲いてくれません。
湿度、温度の安定した今時、遅めの花がさきました。
シブリングされたものでしょうが、本当のアルファキアナムではない、などと論議の
対象になっていますが、網目模様が何とも言えない味をだしています。
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 3~4年前に奥田さんから、例会にて購入しました。
当時、黄花は大変珍しかったので飛びついたのですが、
その後、多く輸入されて広くゆきわたりました。
もう少し大輪で長さもあると良いのですが。
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Den.amboinensisの花が今年も咲きました。
午前中しか見られない半日花ですが、皮肉にも早番出勤の今朝に開花となり出勤前に急いで写真に収めた次第です。
今年は昨年より花数が多く満開状態です。大きさは測定できませんでしたが20センチ近くあったと思います。近づくと爽やかな香りもあります。
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それにしても奇妙な姿ですね。白い悪魔の妖精のようにも見えます


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             <<<6月度例会のご案内>>>
日時:        平成24年6月24日(日) PM 1:00~5:00

場所:        所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
             〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
             (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
               平成24年7月度例会予告7月22日(日)

内容
1.会場準備・受付・展示                PM1:00~1:30
       原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡                 PM1:30~

3.展示株の説明・人気投票・出品花解説
       人気投票後、選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.栽培教室 C. nobiliorの栽培           担当:大野さん
       教材苗(滝川先生の交配苗)の配布行います。
5.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
       今月は、属名は問いません。どんな株でも結構ですのでお持ちください。
       プロの中藤さんにも診てもらえますのでこの機会をご利用ください。
6.中藤洋蘭園即売会
       当会協賛会員でもある中藤洋蘭園さんの即売会です。
7.閉会 全員で後片付けしてください。(ゴミは各自お持ち帰り願います。)

会費:   お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会:   AM11:30 ~12:30
        狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
        昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)

              <<<お知らせ>>>
1. 5月の例会 出席者31名、出品者20名、出品株115株
2.所沢洋蘭会ブログ開始について
今まで所沢洋蘭会のホームページを開設していましたが、更新が止まった状態でしたので、今回簡単にアクセス・更新ができるブログを活用して所沢洋蘭会のホームページの代用とすることになりました。会報「蘭花」にある内容は全てこのブログに載せるように致します。URLはhttp://orchid1234.exblog.jp/ です。6月より運用を始めていますのでこちらにアクセスしてみてください。会員皆様が咲かせた花をこちらにアップすることもできます。やり方は6月例会の時にご説明します。
3. 「秋の洋蘭展」の日程が決まりました、昨年と同じ週末です。
   会場作り搬入展示 10月10日(水)  会期 10月11日(木)~14日(日)
   ダイエー所沢店 7階催事場      10時~18時 最終日5時~搬出
4. 蘭友会主催の第52回「蘭友会らん展inサンシャイン シティ」へ協賛出品しました
   8名の方から26株の力作が出品され、星野さんのデンドロ・トリゴノパスがブルーリボン、小野さんのデンドロ・クレピダタム‘マリコ’がレッドリボン、豊田さんの9株出品したディサのうち一点がホワイトリボンに選ばれました。
5、 年会費がお済でない方は例会場または下記宛て振込みください。
   振込みの場合はお手数でも会計の星理事あてに電話又はファックスを願います。
   連絡先電話・FAX 04-2932-4960
   飯能信用金庫 仏子支店 所沢洋蘭会 会計 星 隆 (普) 0359737
   郵便振替 所沢洋蘭会 会計 星 隆 記号10320 番号55436631
6. 7月例会は「ななかまど」で納涼会です、出欠を6月例会で申し込みください。

            <<<5月の例会風景>>>
5月になっても天候・気温の急変が続く毎日でしたが、例会日はいい天気で汗ばむくらいでした。
会場の設営で、今までは椅子を2席、3席で並べていましたが、3席の真ん中は座りづらいということで今月からは2席、2席で並べるように変更しました。これにより少し後ろに席が伸びる形になりましたが、ゆったりと座れるようになりました。今月は出品花が大変多く展示棚を追加したりして、例会開始は13時40分と少し遅れました。
会長より「新緑の季節で気温や日照も申し分なくなってきた。蘭の花も開花真っ盛りなので今日一日楽しんでいってください。」と挨拶がありました。事務連絡として仙台方面一日旅行の報告、来月の予定、所沢洋蘭会ブログの開始について話がありました。ブログ詳細は上記お知らせの欄をご覧ください。また「以前から株の説明中に席を立たり、おしゃべりをしている人がいるが、席について静かに話を聞きましょう。」と注意も喚起されました。
今月は株の説明前に人気投票を行うことになりました。入賞花の写真撮影に影響が出ないようにとの配慮と、何の情報もない中で自分の好みの花を選んでみましょうという趣旨です。ただ人気投票をしている中で、フレグランスの人気投票に問題点も指摘されました。「展示花全ての香りを確認するのは大変だし時間が掛かる。」というものです。展示花全てに香りがあるわけではないので、今後は出品する人が展示カードの右上に香りのある花は 香 と記入しておくことになりました。これにより香りのある花が分かりますので、投票し易くなります。6月から実施しますのでご協力ください。最近例会の進め方などいろいろ相次いで変更しています。これは例会をより楽しく充実したものにする目的で行っているものですが、試行錯誤の段階でもありますので、賛否両論あろうかと思います。是非ご意見・ご要望を理事までお寄せください。
今月は人気投票・表彰・出品花解説で予想以上に時間が押してしまい出品者による株の説明は限られた方だけで打ち切りとなりました。続いて、デンドロの栽培教室と教材苗の配布に移りました。今回の苗はノビル系デンドロで非常に花付きのいいものを狙っています。20株ありましたが完売しました。最初に咲かせた人は賞品が貰えますので頑張りましょう。次に栽培相談のコーナーとなりした。鈴木貞子さん持参のイオノプシス交配種は鉢の外にはみ出しているので添え木をするように鉢に植え込むようアドバイスがありました。金子さんがお持ちのデンドロ アンテナタムは植え替えると弱るので表面のコケを取って強い水流でコンポストを洗い流すことでコンポストの不要なものが除かれ植え替えと同じような効果があるとアドバイスがありました
休憩をはさんで15:45くらいから稲守さんによるボルネオの蘭紹介が始まりました。5月中旬までボルネオで蘭自生地を巡る2組の団体旅行の案内をされていたとのことです。ボルネオのキナバル山には800種もの野生蘭が自生しているが、これは種々の異なった土壌から成り立っているためと考えられているそうです。ロングパシアというところを基点としていろいろ調査されているとのこと。春と秋に咲く種類が多く、セロジネ、バルボ、カクチョウラン、コリバス、デンドロなどをスライドで紹介していただけました。また、今話題の青い蘭Cleisocentronのお話もありました。
例会の後、6/4に稲守さんが急逝されたとの連絡が入りました。ご講演の時にはお元気そうでしたので信じられない気持ちです。今回のご講演が最後になってしまったのがとても残念です。心からご冥福をお祈りいたします。
稲守さんのご講演風景
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                                         (小野)
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# by orchid12345 | 2012-06-09 23:34 | 会報 | Comments(0)
原種の部
第1位 Tricopilia fortilis                    小野 敬一  11票
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数多くの展示株の中で、特に大きく目立ったわけではなかったようですが、一風変わった特徴的なリップ、スパイラルしたセパルが目にとまり、皆さんの支持を得て見事“一等賞”をゲットです。栽培ポイントは、所沢の夏をいかに涼しく過ごさせるかのようです。成長期はたっぷり水を与え、冬はやや控える。一度、ご機嫌を損ねるとなかなか株の状態を回復せず開花をみずラベルだけになってしまうこともあるようです。NS11.5x12cm、1花茎3輪。『当会の先日の東北旅行の戦利品とのこと』と小野さんから一言説明がありました。属名はtricho(繊毛)とpilos(フェルト帽)の2語からなり、ずい柱先端が房のある帽子状になっていることに因んでいるとのこと。中南米(キシコ、西インド諸島~ブラジル)の熱帯の高地に約30種が自生。当会では、フラグランスやスワビスが良く知られています。

第2位 Brassia longissima                   中村 静枝  8票
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当会の展示では、久しぶりに拝見したとの感があります。ブラシア属は花の様相から別名をスパイダー(蜘蛛)オーキッドと呼ばれています。南フロリダからメキシコ、ブラジル、ペルーに至る熱帯アメリカに約30種が自生。NS 8×33㎝、3花茎 29輪。薄黄色の派手なドレスを纏ったダンサーが長い手足を広げ踊っているように見えたのですが、皆さんの目には、どう映ったのでしょうか?本種の特徴でもありますが、けっして良い香りとは言えませんが慣れるとこんな香りもオッケーと思うのは、私だけでしょうか?栽培は、強健で所沢あたりでも容易に栽培でき大株作りに向いています。

第3位 Dendrobium crepidatum ‘Mariko’         小野 敬一  6票


交配種の部
第1位 Cattleya Mini Blue Star(C. Cornelia × C. Mini Purple) 佐藤 俊男 15票
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片親のコーネリアは(C. labiata × C. pumila)。もう片方の親ミ二パープルは(C. walkeriana × C. pumila)となり、ミニブルースターも、カトレア同士の交配となりました。両親とも、株が小さい割には、大きな花を咲かせることが特徴です。1998年登録と新しく、本種の交配の狙いは、『どうなんですか?』と問われても、なかなか答えに困り、こればかりは、交配した作者に聞かなければ真意は、判りません。1花茎 2輪 NS 10.5x11cmセルレア色のリップが濃いブルーの美花が咲いていました。佐藤さんより、株容があばれ、展示用に株を整える作業に苦労があるようです。

第2位 Rhyncholaeliocattleya King Harold(Rl, digbyana × C. Harold) 星野 和代 9票
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当会での人気投票では常連の入賞花と記憶しています。特に片親のディグビアナの血を引き継ぎ、特に大きいフリルの入った縁取りと黄色のリップが目を引きます。新緑を物語る爽やかな心地良い柑橘系の香りがして、フレグランスも、皆さんに支持が得られました。NS 15×15㎝、薄ピンク色3花茎4花、咲いていました。以前にも、紹介しましたが、ディグビアナを交配親と使った場合、子孫いろいろな特徴が現れることが知られています。『リップ大きくなる。リップにフリル、欠刻が入る。香りが柑橘系になる。強光を好む。ペタル幅が狭くなる』など数多くあります。

第3位  Ascofinetia Cherry Blossom               小島 朝男 7票

フレグランス賞 Rhyncholaeliocattleya King Harold     星野 和代

良個体賞    Cattleya lucasiana                  佐藤 俊男
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栽培賞技術賞 Dendrobium trigonopus              星野 和代
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栽培賞技術賞 Dendrobium crepidatum ‘Mariko’        小野 敬一
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栽培賞技術賞 ディサ5株                          豊田 弘
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          <<<5月度例会のご案内>>>
日時     : 平成24年5月27日(日) PM 1:00~5:00

場所     : 所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
            〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
            (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
               平成24年6月度例会予告6月24日(日)

内容
1.会場準備・受付・展示PM1:00~1:30
        原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡PM1:30~

3.展示株の説明・人気投票
        人気投票後、選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.栽培教室 ノビル系デンドロビウムの栽培担当:大野さん
        教材苗(Den. Yukikomachi × Den. Omokage)の配布行います。
        教材苗の詳細はオーキッドバレーミウラさんのホームページをご覧ください。
5.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
        今月はデンドロの診断をメインとしますが、そのほかの属でもOKです。
6.講演会「ボルネオの蘭」講師:稲守 敏朗 氏
        度々ボルネオを訪問され蘭の保全活動をされている稲守さんにボルネオの蘭について写真を交えてご講演をいただきます。
7.閉会 全員で後片付けしてください。(ゴミは各自お持ち帰り願います。)

会費 : お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会: AM11:30 ~12:30
       狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
       昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)


              <<<お知らせ>>>
1. 4月の例会 出席者31名、出品者20名、出品株85株
2.  蘭友会主催の第52回「蘭友会らん展inサンシャイン シティ」へ協賛出品します
     会期:5月30日(木)~6月3日(日) 10:00~18:00 最終日16:30
搬入:5月29日(火)豊田宅 21時まで 持ち込み翌30日(水)13時より
     搬出:6月3日(日)17時~  豊田宅 19時~または翌4日(月) 
3.  年会費がお済でない方は例会場または下記宛て振込みください。
     振込みの場合はお手数でも会計の星理事あてに電話又はファックスを願います。
     連絡先電話・FAX 04-2932-4960
     飯能信用金庫 仏子支店 所沢洋蘭会 会計 星 隆 (普) 0359737
     郵便振替 所沢洋蘭会 会計 星 隆 記号10320 番号55436631


              <<<4月の例会風景>>>
今年ほど早く春が来て欲しいと願ったことはありませんでした。寒さのせいで桜の開花がずいぶん遅れました。しかし4月になって溜めていた力を爆発させるかのように一気に開花が進みまた、開花時期と雨が重ならなかったのが幸いし、例年にも増して美しく感じられました。例会は八重桜が咲き始める頃の22日開催でした。
4月は年に一度の総会の月です。13時40分、例会開始直ぐに小島会長が司会役を務める総会が始まりました。まず平成23年度事業報告、会計監査報告、会計報告がなされ拍手をもって認されました。今年は2年に一度の役員改選の年に当たり、新たに堀さんが理事に加わる旨の提案がされました。既存理事の役割分担が少々変更になりますが退任はありません。こちらも拍手をもって承認されました。24年度事業計画については新任の堀理事から、予算については星理事から説明があり、拍手で承認され総会は無事終了しました。
続いて通常の例会が始まりました。会長挨拶、事務連絡と進み、出品花の説明が終わった後、所沢植木鉢センター町田さんのご挨拶がありました。当日は人気投票の時間を利用して資材の即売会をやっていただきました。あと、香り審査の方法を今月から変更することになりました。これまでは全部の出品花の中から審査委員がフレグランス賞を選定していましたが、審査の負担軽減と多くの人に好まれる香りの蘭を選ぶという目的で、参加者全員が各自好きな香りの出品花に1票投票するという形式に変更しました。つまり、香りの審査というより、香りの人気投票という形式です。このスタイルでしばらくやってみて何か問題があるようでしたらまた変更したいと思います。今月は星さんのC.ワルケが花と香りの両方で賞を獲得しました。
総会と即売会などに時間を掛けたこともあって、残り時間が少なくなったので手短かに今月の優秀花を紹介しました。
準備のため5分ほど休憩を取り、お待ちかねの「梶岡さん宅栽培環境紹介」が始まりました。最近メキメキ腕を上げ、人気投票でも入賞常連さんに名を連ねる梶岡さんのお宅を是非見てみたいという声は以前から上がっていましたが、やっとここにきて実現しました。南向きの1階のお部屋に繋がる形でサンルーム(幅2.7m奥行き1.3m)が設置されていて冬の間はそこで栽培されています。当会に入会されたのは5年前でその直前にこのサンルームを購入されたそうです。南から日光が入りますが、2階のバルコニーに少々邪魔をされてサンルームの奥までは直射日光は届かないようです。加温は1kwの電気ヒーターで10℃に設定。2台の扇風機で空気を循環させ室内の温度ムラを抑えています。株は全てお手製の鉢台に鎮座し、一鉢ずつ丁寧に水やりされるとのこと、蘭への並々ならぬ愛情が感じられますね。春からは、庭に設けられた自作の栽培棚での栽培となりますが、蘭の性質に合わせた管理ができるように環境を変えた複数の棚が用意されています。他にも随所に創意工夫が見られ梶岡さんの蘭栽培への意欲と熱意が伝わってくるセッションとなりました。以前自動車メーカーにお勤めされていただけあって蘭栽培の改善活動もお手の物とお見受けしました。 (小野)
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梶岡さん栽培環境説明
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# by orchid12345 | 2012-05-03 23:36 | 会報 | Comments(0)
原種の部
第1位 Masdevallia ignea                     小野 敬一  10票
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南米コロンビアの標高2800~3200mの高地を原産地とし、冷涼な環境を必要とする種類の多いマスデバリアの中にあっても、コクシネアやダビッシーと共に最もクールにして欲しい種のひとつですね。僚友コクシネアにはアルバやイエローやレッドなど変異が多いことでよく知られていますが、本種においてはいまのところ変種の存在が知られていないと思っているのは筆者の無知のせいでしょうか?赤とオレンジと若干のイエローとのコラボレーションにより絶妙な縞模様の花色が出現するのですが、その良し悪しは大きいようです。出品株はそのグラデーションの輝きが美しい良花で、なにより花形が円形に近いのがポイントですが、NS4.5x4cmと若干小さめなのが残念です。高地に自生するも花茎を35cmにも伸ばすのはコクシネアやダビッシーと同様です。角型のドーサルを上方へ伸ばす種の多いマスデの中で、下方へ折りたたむ珍しいタイプです。8花茎6輪 つぼみ2輪


第2位 Cattlea walkeriana fma. semi-alba `Limrick'  星  隆    8票
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アルバのように見えますが目を凝らしてよーくリップを観察しますとほんのりとピンクが乗っているのが分かります。ということで、他の記事でもあるのですがここでもセミアルバで標記しました。一べつした時、セミアルバ‘ケニー’かと思ったのですが、‘ケニー’はもっとリップのピンクが強調されており、花自身もひとまわり小型ですね。‘リムリック’を語るに外せないことは、コラムの周りの苞が薄黄色になること。これは、とりもなおさず親に‘ペンデンティブ’が関わっていると推測されるのです。「それがどーした?」と言えばそれだけのことなのですが・・・。多くの方にはこのことの意味が勿論わかっていただいていると思います。なかなか本来の‘ペンデンティブ’を目にする機会が少ないのですが、本来の‘ペンデンティブ’は素晴らしい整形花です。それ故交配種の汚名を着せられることになったのでしょう。香りも良く今月のフレグランス賞も受賞しました。1花茎4輪 NS10x9.5cm


第3位 Cattleya milleri                        小島 朝男  6票


交配種の部
第1位 Dendrobium Nestor `Nagata'             小島 朝男   12票
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1893年RHS登録とのことで、120年の歳月が経過した古典種だそうです。裏返せばそれだけ親しまれ、大事にされ趣味者のあいだで普及してきた歴史がある、ということです。ということは、丈夫で花付きが良く綺麗だとなるのでしょう。Den. parishii × anosumum というデンドロビュームの代表選手同士のF1で、草姿はパリシーに、花はアノスマム(スーパーバム)を少し小型にしたような姿で、とにかくたくさん花が付き賑やかになる特徴を持っています。香りもあるのですが、アノスマムのツンと鼻をつくような香りを受け継いでいますので、こちらは好き嫌いがあってもいた仕方がないところです。筆者はあの鉛筆の芯のような匂い、嫌いではありません。ネスターとくるとすぐナガタと反応し、ネスターナガタが種名のような感さえありますが、他の個体名には‘White(ホワイト)’があるくらいです。10花茎 120輪 NS6.5x5cm


第2位 Sarcochilus  Fitzhart                    中村 スエ   11票
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Sarcochilus fitzgeraldii × hartmannii なので、なんとも手軽な種名のつけ方です。解り易いと言えばわかり易く、すぐにフィッツジェラルディとハートマンニーの交配であることが筆者にも解りました。ハートマンニーは本属の基本種で、桜の花を平開させたような小輪の可愛らしい花ですが、一見、蘭というより草花のように見えます。花の中央にカルスを抱き、その周りを赤くいろどるのです。フィッツジェラルディは花色が白色、桃色、まれに赤色と変異に富んでいるのですが、出品花には白色が使用されたようです。出品花がハートマンニー自体のように見えてしまいます。オーストラリア原産で、出来る人には簡単に、出来ない人にはまったく駄目という種、と聞いていますが、大株に育て上げ、立派です。23花茎 150輪 NS2x1.5cm つぼみ多数


第3位 Rhyncattleanthe Love Passion              桜井 秋子   8票

フレグランス賞Cattlea walkeriana fma. semi-alba `Limrick'      星  隆

努力賞     Dendrobium cerinum                        小島 朝男
良個体賞   Masdevallia ignea                           小野 敬一
努力賞     Sarcochilus Fitzhart                         中村 スエ
努力賞     Dendrobium Nestor `Nagata'                  小島 朝男
                                                     (堀)
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Masd. ignea
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