<   2017年 09月 ( 2 )   > この月の画像一覧

<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Paphiopedilum charlesworthii        西郷 数秀     6票
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チャールズウォーシィ、原種パフィオペディラムとして良く知られた一品であることは間違いないと思われますが、開花株にお目にかかる機会が少ないように感じるのは筆者だけではないでしょう。 原産地はミャンマー、インドの標高1200~1600m付近の石灰岩地です。そうなんです、結構高地に自生しているんですね。そうなると日本の夏は暑すぎることが明白で、ムレ等で生育障害を起こし劣化していくようです。そこで小野さんの助言を生かし、夏場は冷蔵フレーム栽培をすることで開花にこぎ着けたそうです。最近では国内実生が進み、ドーサルが幅広の極整形花がもてはやされていますが、まるで交配種のように見える程の改良には疑問を感じます。出品花はほど良い良花で、見所のドーサルがもう少し起き上がっているともっと良かったのですが、ペタルやリップのつやつや感は半端ではありません。1花茎1輪 NS7.2x6.3cm


第1位 Phalaenopsis equestris fma. coerulea     磯田 忠彦    6票
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量販店の室内園芸売り場を覗いてみると、大輪の胡蝶蘭よりミディ系の色とりどりなファレノプシスが多く陳列されています。皆さんご存知のように現在では、本当に多種多様なミディ系ファレノプシスが作出されておリ、たどればその多くがこの可憐なエクエストリスを交配親としているのは疑う余地が有りません。基本色は白地にうっすらとピンク色があしわられて、NS3.0x3.0cm の小輪がいかにもか弱そうですが、種小名は’騎士の’を意味しており凛々しく強そうです。出品花はその変種のセルレア花で、リップの薄紫がいかにも優雅で儚(はかな)かそうで胸キュンものです。ティポエクエストリスの栽培難度がいかばかりか経験の無い筆者には解りかねるのですが、セルレア種はなかなかの難敵なのです、と思います。ファレノ栽培を得意にしている会員さん、是非挑戦して栽培法をご教授下さい。1花茎9輪 つぼみ13


第3位 Guarianthe bowringiana            豊田 弘    5票


2.交配種の部
第1位 Bratonia (Miltassia) Olmec               中村 スエ    13票
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ミルトニア(Miltonia) x ブラッシア(Brassia) でミルタッシア(Miltassia)と名乗っていましたが、現在はブラトニア(Bratonia)属というそうです。そう言われてもミルタシアを変える必要性がピンとこないような安易な命名と感じます。今まで使用されていなかった文字面に日の目を与えた、ということでしょうか。残念ながら、交配親の探索はネットにてヒットせず明記不能ですが、星型の花姿はスパイダーオーキッドと呼ばれる片親ブラッシアからの強い遺伝性を現しています。低温に強いブラッシアの血が入ることで栽培も容易になり、50%程の遮光をすることで夏さえ乗り切れば、比較的早めに大株になるでしょう。とは言え出品株は元会員の桜井秋子さんの大株の流れを汲む株で、スエさん自身が育てた大株を割って配布後弱らせてしまい、ここまで回復させるに3~4年要したとのことですので、ご注意あれ。ご婦人票を得て第1位です。NS7.6x9cm 3花茎 9輪 つぼみ2


第2位 Miltonia Rikyu             高久 秀雄      10票
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‘利休’として出回っているこのミルトニアはシンビジュームの栽培で名が知れ渡っている関東有名蘭園が‘秋彩シリーズ’として‘京紫’や‘若紫’とともに初心者向きの暑さに強い品種として売り出しているなかの一種であると思われます。ブラジル産のレグネリィ(regnellii)を使用して、紫のリップと淡黄色の花びらの優しげな装いを作出しました。レグネリィの黄色がペタルを彩り、太陽光下ではキラキラして美しいでしょう。リップの様子から片親はムーレアナそのもの、あるいはその系統と思われます。一方では同種と思われる品種をMiltonia Summer Time (regnellii X Earl Dunn)と標記されて売り出されています。先の蘭園では、種苗登録品種として出願しており、この辺のいきさつは解りかねます。いずれにしても生育が旺盛で花着きも良く、2~3年で大株に成長してくる優れもので、木枠植えされた風情も素敵です。2012年も大株が出品され入賞していましたね。 16花茎 30輪 NS6.5x6.5cm つぼみ46


第3位 Habenaria Jiaho Yellow Bird(rhodocheila × medusa)    堀 清次   9票
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3.香りの部
フラグランス賞 Cattleya jenmanii fma. concolor 'Canaima's Smuggler'   堀 清次
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<<審査員推奨株>>
栽培技術賞 Dracula hirtzii fma. xanthina 'J&L Gold'        豊田 弘
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<<展示花>>
Telipogon bowmanii             豊田 弘
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Onc. flexuosum album           星野 和代
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   <<<9月度例会のご案内>>>

日時 : 平成29年9月24日(日) 13:00~17:00

場所 : 所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
     〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
     (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
      平成29年10月度例会予告10月22日

内容
1.会場準備・受付・展示          13:00~13:30
   原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡           13:30~

3.展示株の説明・人気投票・花の解説
   人気投票後選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.栽培相談・アドバイス
   相談したい株をお持ちいただくとアドバイスしやすいです。
5.株市
   通常の株市です。多数の出品お待ちしています。
6.「パフィオぺディラム讃歌」       西郷さん
7.閉会 全員で後片付けしてください。   17:00
会費:お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会:11:30 ~12:30
   狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
   昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)


     <<<8月度例会報告>>>
      8月の例会 出席者30名、出品者13名、出品株42株

1.副会長挨拶・事務連絡 ⇒ 秋の1日旅行日程調整、今後の例会・蘭展予定など

2.展示株の説明・人気投票・表彰・審査委員による優秀株の解説
  ⇒ 展示株少ない中で、一際Phrag. kovachiiに注目集まる。
3.株市
  ⇒ 久しぶりに谷亀氏からの放出品あり
4.栽培相談・アドバイス
  ⇒ 海東さん:パフィオ水切れさせないように。 岩田さん:デンドロも今の時期しっかり水やりする。
5.講演会「薬剤散布 昆虫編」谷亀博士
  ⇒ 薬剤散布のコツは生き残らないように濃い目の濃度でバシッと殺虫。





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