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          <<<5月度例会のご案内>>>
日時     : 平成24年5月27日(日) PM 1:00~5:00

場所     : 所沢市立狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 (第1・2会議室)
            〒359-1151 所沢市若狭4-2478-4 TEL04-2949-1191
            (西武池袋線 狭山ヶ丘駅徒歩5分 狭山ヶ丘農協裏)
               平成24年6月度例会予告6月24日(日)

内容
1.会場準備・受付・展示PM1:00~1:30
        原種・交配種に分けて展示します。会場内では必ずご自分の名札を着けてください。
2.会長挨拶、事務連絡PM1:30~

3.展示株の説明・人気投票
        人気投票後、選考結果の発表と出品花の解説を行います。
4.栽培教室 ノビル系デンドロビウムの栽培担当:大野さん
        教材苗(Den. Yukikomachi × Den. Omokage)の配布行います。
        教材苗の詳細はオーキッドバレーミウラさんのホームページをご覧ください。
5.栽培Q&A・診断希望株の栽培アドバイス
        今月はデンドロの診断をメインとしますが、そのほかの属でもOKです。
6.講演会「ボルネオの蘭」講師:稲守 敏朗 氏
        度々ボルネオを訪問され蘭の保全活動をされている稲守さんにボルネオの蘭について写真を交えてご講演をいただきます。
7.閉会 全員で後片付けしてください。(ゴミは各自お持ち帰り願います。)

会費 : お一人様 500円 (家族・友人も同じです。)

理事会: AM11:30 ~12:30
       狭山ヶ丘コミュニティーセンター2階 学習室で行います。
       昼食は各自ご用意ください。(欠席の場合は連絡のこと)


              <<<お知らせ>>>
1. 4月の例会 出席者31名、出品者20名、出品株85株
2.  蘭友会主催の第52回「蘭友会らん展inサンシャイン シティ」へ協賛出品します
     会期:5月30日(木)~6月3日(日) 10:00~18:00 最終日16:30
搬入:5月29日(火)豊田宅 21時まで 持ち込み翌30日(水)13時より
     搬出:6月3日(日)17時~  豊田宅 19時~または翌4日(月) 
3.  年会費がお済でない方は例会場または下記宛て振込みください。
     振込みの場合はお手数でも会計の星理事あてに電話又はファックスを願います。
     連絡先電話・FAX 04-2932-4960
     飯能信用金庫 仏子支店 所沢洋蘭会 会計 星 隆 (普) 0359737
     郵便振替 所沢洋蘭会 会計 星 隆 記号10320 番号55436631


              <<<4月の例会風景>>>
今年ほど早く春が来て欲しいと願ったことはありませんでした。寒さのせいで桜の開花がずいぶん遅れました。しかし4月になって溜めていた力を爆発させるかのように一気に開花が進みまた、開花時期と雨が重ならなかったのが幸いし、例年にも増して美しく感じられました。例会は八重桜が咲き始める頃の22日開催でした。
4月は年に一度の総会の月です。13時40分、例会開始直ぐに小島会長が司会役を務める総会が始まりました。まず平成23年度事業報告、会計監査報告、会計報告がなされ拍手をもって認されました。今年は2年に一度の役員改選の年に当たり、新たに堀さんが理事に加わる旨の提案がされました。既存理事の役割分担が少々変更になりますが退任はありません。こちらも拍手をもって承認されました。24年度事業計画については新任の堀理事から、予算については星理事から説明があり、拍手で承認され総会は無事終了しました。
続いて通常の例会が始まりました。会長挨拶、事務連絡と進み、出品花の説明が終わった後、所沢植木鉢センター町田さんのご挨拶がありました。当日は人気投票の時間を利用して資材の即売会をやっていただきました。あと、香り審査の方法を今月から変更することになりました。これまでは全部の出品花の中から審査委員がフレグランス賞を選定していましたが、審査の負担軽減と多くの人に好まれる香りの蘭を選ぶという目的で、参加者全員が各自好きな香りの出品花に1票投票するという形式に変更しました。つまり、香りの審査というより、香りの人気投票という形式です。このスタイルでしばらくやってみて何か問題があるようでしたらまた変更したいと思います。今月は星さんのC.ワルケが花と香りの両方で賞を獲得しました。
総会と即売会などに時間を掛けたこともあって、残り時間が少なくなったので手短かに今月の優秀花を紹介しました。
準備のため5分ほど休憩を取り、お待ちかねの「梶岡さん宅栽培環境紹介」が始まりました。最近メキメキ腕を上げ、人気投票でも入賞常連さんに名を連ねる梶岡さんのお宅を是非見てみたいという声は以前から上がっていましたが、やっとここにきて実現しました。南向きの1階のお部屋に繋がる形でサンルーム(幅2.7m奥行き1.3m)が設置されていて冬の間はそこで栽培されています。当会に入会されたのは5年前でその直前にこのサンルームを購入されたそうです。南から日光が入りますが、2階のバルコニーに少々邪魔をされてサンルームの奥までは直射日光は届かないようです。加温は1kwの電気ヒーターで10℃に設定。2台の扇風機で空気を循環させ室内の温度ムラを抑えています。株は全てお手製の鉢台に鎮座し、一鉢ずつ丁寧に水やりされるとのこと、蘭への並々ならぬ愛情が感じられますね。春からは、庭に設けられた自作の栽培棚での栽培となりますが、蘭の性質に合わせた管理ができるように環境を変えた複数の棚が用意されています。他にも随所に創意工夫が見られ梶岡さんの蘭栽培への意欲と熱意が伝わってくるセッションとなりました。以前自動車メーカーにお勤めされていただけあって蘭栽培の改善活動もお手の物とお見受けしました。 (小野)
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梶岡さん栽培環境説明
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原種の部
第1位 Masdevallia ignea                     小野 敬一  10票
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南米コロンビアの標高2800~3200mの高地を原産地とし、冷涼な環境を必要とする種類の多いマスデバリアの中にあっても、コクシネアやダビッシーと共に最もクールにして欲しい種のひとつですね。僚友コクシネアにはアルバやイエローやレッドなど変異が多いことでよく知られていますが、本種においてはいまのところ変種の存在が知られていないと思っているのは筆者の無知のせいでしょうか?赤とオレンジと若干のイエローとのコラボレーションにより絶妙な縞模様の花色が出現するのですが、その良し悪しは大きいようです。出品株はそのグラデーションの輝きが美しい良花で、なにより花形が円形に近いのがポイントですが、NS4.5x4cmと若干小さめなのが残念です。高地に自生するも花茎を35cmにも伸ばすのはコクシネアやダビッシーと同様です。角型のドーサルを上方へ伸ばす種の多いマスデの中で、下方へ折りたたむ珍しいタイプです。8花茎6輪 つぼみ2輪


第2位 Cattlea walkeriana fma. semi-alba `Limrick'  星  隆    8票
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アルバのように見えますが目を凝らしてよーくリップを観察しますとほんのりとピンクが乗っているのが分かります。ということで、他の記事でもあるのですがここでもセミアルバで標記しました。一べつした時、セミアルバ‘ケニー’かと思ったのですが、‘ケニー’はもっとリップのピンクが強調されており、花自身もひとまわり小型ですね。‘リムリック’を語るに外せないことは、コラムの周りの苞が薄黄色になること。これは、とりもなおさず親に‘ペンデンティブ’が関わっていると推測されるのです。「それがどーした?」と言えばそれだけのことなのですが・・・。多くの方にはこのことの意味が勿論わかっていただいていると思います。なかなか本来の‘ペンデンティブ’を目にする機会が少ないのですが、本来の‘ペンデンティブ’は素晴らしい整形花です。それ故交配種の汚名を着せられることになったのでしょう。香りも良く今月のフレグランス賞も受賞しました。1花茎4輪 NS10x9.5cm


第3位 Cattleya milleri                        小島 朝男  6票


交配種の部
第1位 Dendrobium Nestor `Nagata'             小島 朝男   12票
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1893年RHS登録とのことで、120年の歳月が経過した古典種だそうです。裏返せばそれだけ親しまれ、大事にされ趣味者のあいだで普及してきた歴史がある、ということです。ということは、丈夫で花付きが良く綺麗だとなるのでしょう。Den. parishii × anosumum というデンドロビュームの代表選手同士のF1で、草姿はパリシーに、花はアノスマム(スーパーバム)を少し小型にしたような姿で、とにかくたくさん花が付き賑やかになる特徴を持っています。香りもあるのですが、アノスマムのツンと鼻をつくような香りを受け継いでいますので、こちらは好き嫌いがあってもいた仕方がないところです。筆者はあの鉛筆の芯のような匂い、嫌いではありません。ネスターとくるとすぐナガタと反応し、ネスターナガタが種名のような感さえありますが、他の個体名には‘White(ホワイト)’があるくらいです。10花茎 120輪 NS6.5x5cm


第2位 Sarcochilus  Fitzhart                    中村 スエ   11票
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Sarcochilus fitzgeraldii × hartmannii なので、なんとも手軽な種名のつけ方です。解り易いと言えばわかり易く、すぐにフィッツジェラルディとハートマンニーの交配であることが筆者にも解りました。ハートマンニーは本属の基本種で、桜の花を平開させたような小輪の可愛らしい花ですが、一見、蘭というより草花のように見えます。花の中央にカルスを抱き、その周りを赤くいろどるのです。フィッツジェラルディは花色が白色、桃色、まれに赤色と変異に富んでいるのですが、出品花には白色が使用されたようです。出品花がハートマンニー自体のように見えてしまいます。オーストラリア原産で、出来る人には簡単に、出来ない人にはまったく駄目という種、と聞いていますが、大株に育て上げ、立派です。23花茎 150輪 NS2x1.5cm つぼみ多数


第3位 Rhyncattleanthe Love Passion              桜井 秋子   8票

フレグランス賞Cattlea walkeriana fma. semi-alba `Limrick'      星  隆

努力賞     Dendrobium cerinum                        小島 朝男
良個体賞   Masdevallia ignea                           小野 敬一
努力賞     Sarcochilus Fitzhart                         中村 スエ
努力賞     Dendrobium Nestor `Nagata'                  小島 朝男
                                                     (堀)
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