カテゴリ:例会入賞花・展示花( 61 )

人気投票
原種の部
第1位 Cattleya loddigesii punctata 'Marisa'         梶岡 輝夫  13票
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ロディゲシーは、インターメディアの次によく知られ栽培されている二枚葉カトレア原種です。ブラジル東南部に自生しています。ロディゲシーと言って、特に印象深い銘花は、1991年第1回世界らん展で日本大賞を受賞した株‘ヨランダナカゾネ’です。世界らん展において、現在までのところ、カトレア原種で唯一、日本大賞を受賞しています。本花は、NS10.0×10.0㎝ 7花茎 9花(ツボミ2)濃いピンク色のセパルとペタルに暗赤色の細かい点が無数に入り、リップのクリーム色が、この花を目立たすアクセントとなっています。puncataとは、「細点のある、小点のある」という意味です。
梶岡さんから、この花を入手した当時の苦労話が紹介されました。ほしい花を苦労して入手すると何年たっても記憶に残るものですね!それから、残念なことに梶岡さんから個人的な事情で退会する挨拶がありました。栽培に対して研究熱心で年々栽培の腕を上げたことも然ることながら、展示花を良く見せるアイデアも豊富で、最近は人気投票入賞の常連さんでした。6年間と短い期間でしたが、記憶に残る方でした。この先見事に咲いた花があったら気軽にビジターとしてお持ちください。


第2位 Bulbophyllum lindleyanum ‘Seijikun’          堀 清次    10票
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バルボ属はラン科最大の属で1000種以上あり、本州中部以南から熱帯地方にまで広く分布。属名はギリシア語のbolos(球)とphyllon(葉)からの造語から由来しています。
以前は、小さく地味という花のイメージで、一部のマニアの中でしか栽培に関する情報がなく、栽培方法は、試行錯誤のようでした。最近では、多くの種類が紹介され以前と比べバルボに関する情報も多くなり、バリエーションの豊富さに加え、美花も多くみられこともあって、そのお陰で以前は男性の趣味家だけが栽培するようでしたが、近年、女性の趣味家も栽培するようになりました。立派な大株作りです。リンディヤナムはゼブラカラー(シマウマ模様)の小さい花が連なって咲いています。花をよく見ると毛が生えたようなところなど,バルボの特徴が出ています。NS1.8×1.0㎝ 10花茎 約120花(ツボミ50)
因みに、バルボフィルム属の種類の中で円形状に数輪の花を咲かせるものをシルホペタラム属(Cirrhopetalum)と言って区別をしています。属名は、cirrhus(巻きひげ) petalon(花弁)の合成語から由来しています。


第3位 Cattleya walkeriana fma. coerulea ‘Choju’      星  隆     4票


交配種の部
第1位 Rhyncholaeliocattleya Pastoral 'Innocence'       吉岡 彰一  12票
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言わずと知れた白花超有名銘花です。5花茎 8花 NS15.2×16.5cm白色の整形花が一方向に行儀よく凛と咲いていました。個体名‘イノセンス’の意は、「純潔 清浄 天真爛漫」とありますが、この花を見て皆さんはどの言葉をイメージされますか? 本種は強健種で花付きも良く、大株にも向いていることで知られています。しかし、実際栽培してみるとなかなかどうしてうまくいきません。本花は見事な大株作りです。それに加え花の養生や株の誘引を拝見すると、吉岡さんの「人に見ていただく」という長年愛培してきたベテランの気概を感じました。見習うべきこと・ところは、見習いたいものです!


第2位 Lc. Amoena 'Blue Magic' (L. anceps ×C. pumila)   小島 朝男   11票
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この時期に「涼しげな」という表現は相応しくありませんが、冬の表現としては「爽やかなセルレア色の良花が咲いています。」が適当のようです。咲く時期は、夏から冬の間と長い期間、不定期に咲くと記憶しています。リップの濃い紫ブルー色は、親のアンセプスからなのか?プミラからなのか?どちらの親の血が影響しているのでしょうか?創造の域です。リップの濃い紫ブルー色とセパルのセルレア色のコントラストが目を引いています。3花茎 4花(ツボミ2) NS13.1×12.8cm。小島会長から栽培のポイントとして、「アモエナはとても花茎が柔らかいため、開花期に花が倒れないように、花茎を強くするよう、リン酸の肥料を与えている」と話がありました。皆さん参考にしましょう!


第3位 Rhyncholaeliocattleya George King ‘Southern Cross’  梶岡 輝夫 4票



各賞
フレグランス賞 Z. mackey 'Lee' × self               小島朝男
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努力賞 Cattleya loddigesii punctata 'Marisa'         梶岡 輝夫
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展示花
Cattleya walkeriana (flamea 'A.G' × aquinii 'Nishimino')      佐藤 俊男
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Cattleya trianei conclor 'Moca'                     堀 清次
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Cattleya walkeriana albescens 'Takikawa #5'         堀 清次
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Phal. Legend of Bluebird                       佐々木光一郎
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原種の部
第1位 Cattleya trianaei (‘Sladen’ × Jungle Plant)  佐藤 俊男  14票
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数年前のGC株とは恐れ入りました、の一言ですね。いるんですねー、こういう方が。数年間の労をねぎらう様に、株が気持ちよさげに直立しているように自分には見えます。以前伺った佐藤さんの大株カトレア作りは、鉢中2/3は発泡スチロール、上部1/3がミズゴケで根をくるむ式だったように記憶していますが、出品株もそうなのでしょうか?いずれにしても、苗から育て上げてここまでにする技術はそうとうのものだと評価します。ただティポタイプのトリアネイはもともと芽吹きが良く、大株になり易いのも事実かと思われます。とは言え苗からというのがすごいですね。花自体は‘スラーデン’の流れを引く正統な整形花で、美しいのは当然なのですが、悪く言うと特徴が希薄ということになります。(ごめんなさい) もうひとまわりふたまわり成長を促し、いっせい開花させての出品は審査員推奨も確実でしょう。 8花茎 6輪 つぼみ5輪 NS13x14cm


第2位 Laeria anceps fma. guerrero ‘KG Guerrero’   佐藤 俊男  8票
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ん~、写真よりも実物のほうがいいですね。アンセプスは説明の必要が無いくらいの普及並びに人気種ですから、ああだこうだと知ったかぶりは止めにして、自分の印象を中心にして書いちゃおう!っと。ちなみにアンセプスはメキシコ産なので、今でも Laeria のままなのであります。自分ではブラジル産のレリアがカトレアになった?と思っていたのですが、一説にはメキシコ産のレリアだけがレリアに残った、との説?も有り、ブラジル、メキシコ産以外のレリアはどうなったのかしらん? という疑問をどなたか解決してください。自分のイメージする‘KG Guerrero’より出品花のほうが俄然良花になっているのは、出品花が良くメリクロン変異している賜物と思われます。まずペタルが広いです。もともとゲレーロ自体が一般種より広くなっていますが、その範囲を超えており、花容を丸く納めていること。また、そこの色合いが何とも言えない魅力的なグラデーションを織り成していること。リップが黒に近い濃紫色で、花を締めていること。唯一残念なのは、株が子株なので1花茎 1輪 NS9x9.5cmと花数が少なく小さめであることですが、次回を大いに期待します。


第3位 Zelenkoa onusta                       星  隆   6票
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交配種の部
第1位 Dendrobium Hilda Poxon                星野 和代  9票
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当会においてはお馴染みの感がある交配種デンドロですが、普及種と言うほどよそでは見ていないように思います。しかし親は身近と思われるD.speciosum × D.tetoragonumなので、そう知ってしまうと確かに身近感が増してきます。特にスペシオサムは牛角蘭と呼ばれ、古くから台湾、日本に輸入され大株に育てられた株を展覧会で目にすることもまれではありません。小花をたくさん咲かせ香りも良いことから栽培する方も多く、色合いの違う株をコレクションする楽しみもあるオーストラリアを原産地にする魅力的な種です。しかし出品株を決定的に特徴付けているのは、もう一方の片親、テトラゴナムであることは明白であります。スパイダーオーキッドと呼ばれるブラッシアの花のように、花弁を長く伸ばしているのが印象的で、何パターンかあるテトラゴナムの花色により、この種の花色が決定されるようです。出品花はすっきりした黄色で所々に班模様が入り,6花茎 100輪 つぼみ18個 錦糸玉子を連想させるように賑やかに咲いています。当然のように両親から芳香を受け継いでいるのも魅力のひとつです。


第2位 Brassanthe Maikai 'Mayumi'              長縄 和子  8票 
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株姿と花型から Brassabola nodosa が片親であることは容易に想像できますね。ところがもう片親を株から想像するのはなかなか難しいのです。雑種一代なので片親も原種なのですが、答えは属名に隠れています。そうannthe の部分です。Guarianthe 2枚葉系カトレアの新しい属名でグアリアンセと呼びます。正解はボーリンギアナ、どちらかというと背高イメージなのに株姿はおもいっきりコンパクトでノドサそのものです。花型はノドサから、花色はボーリンギアナのピンクを受け継ぎ、楕円形のリップにちりばめた濃桃色がポイントです。大株にもなり易く、株を覆うようにたくさんの花がいっせいに咲く姿はあたかも桜山のような風情になり、花持ちもよくご婦人の人気種です。次回には 是非そのような姿で見せてください。 6花茎 18輪 NS7x7cm


第3位 Vanda Thailand Beauty                    吉川 好江   7票
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第3位 Laeliocattleya Puppy Love `True Beuty'         星  隆     7票
第3位 Rhyncattleanthe Princess Takamado `Aya'       佐藤 俊男     7票


各賞
フレグランス賞
Cattleya walkeriana semi-alba 'Kuwayama'             小島 朝男
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展示花
Cattleya trianaei 'The President'                     佐藤 俊男
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Masd. velifera                                豊田 弘
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原種の部
第1位 Cattleya walkeriana 'Nomura'              星   隆  14票
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往年の名花、なんちゃったら花に叱られるでしょうか?ティポタイプのワルケリアナでは最も普及している銘のひとつと思います。整形のワルケが作出され続ける今となっては並みレベルと評価はいまひとつなるも、往年にあってはそれなりの整形花であったことは疑いの余地がありません。‘Kitayama’、‘ Jungle Queen’と同株とも言われ、稔性の低い3倍体であるようです。多くの蘭にとって厳しかった今年の猛暑の強光線は、ワルケ栽培には好都合と思われ、事のほかあちらこちらより開花の朗報が舞い込むことになるでしょう。出品株は元気に成長を続け、鉢から溢れ出、別鉢を伏せて台座として使用するウルトラCばりにて、ワイルドなたたずまいとして成立している不思議の一品。2花茎5輪 NS9×11cm

第2位 Dendrobium lawesii bicoler ×Sib.              小島 朝男  8票
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原産地のニューギニア、ブーゲンビル島から輸入された当初は高地産の為、栽培の困難なデンドロと言われ、わたしも決して手を出さず、申し訳程度に咲いた貧弱な(失礼)花を見るだけで満足し、先輩諸氏がどうしてこんな美しくもないデンドロが咲いたの、咲かないの、枯れたの、枯れないのと騒いでいるのだろう、と思っていたものでした。ん~十年の月日が流れ、筆者がラウェシーの栽培、蒐集にはまっていたならそれなりのオチも付いて、語りものとして成立するのでしょうが、一株も持ってないし、栽培したこともありません。国内実生が進み、随分と丈夫になり、往年のようにいつの間にか消失してしまうということは少なくなりました。ゆえに色々な花色のラウェシーが見られるようになりました。基本の赤、濃オレンジ、オレンジ、ピンク、白、そしてそれらの組み合わせによるバイカラー。出品株は赤とオレンジのバイカラーで一番ポピュラーな花色ですが、そのクリヤーさと株の大きさが秀逸ですね。50cm内外が一般的ですが、倍くらいの大きさです。‘小さくしたい’なんて言わずその大きさを生かして、大きな花をたくさん咲かせてください。3花茎51輪 NS1.5×1.5cm

第3位 Eria rhyncostyloides                    小野 敬一  6票


交配種の部
第1位 Cattlianthe Blue Boy ‘Wise’                 吉川 好江  13票
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レリオカトレアからカトリアンセに変更になりました。アンセの部分は二枚葉系カトレアの新しい属名Guarianthe(グアリアンセ)に由来しています。使用されているのはbowringiana(ボーリンギアナ)です。ガスケリアナ、ボーリンギアナ、レオポルディそして、レリア部分のパープラータの4品種によって交配されて作出されました。具体的には、Ctt. Ariel (Gur. boeringiana × C. gaskelliana) × C. Elegans (C. leopoldii × L. purpurata) となり、ボーリンギアナやガスケリアナはセルレア花が使用されたのが解ります。吉川さんらしく、綺麗に栽培されていますね。ブルー花は、遮光を強くゆっくり開花させると、発色が美しく仕上がるとアドバイスがありました。喉元のイエローがアクセントになり、美しさを増幅させています。ブルーボーイには他に、‘スカイパイロット’という普及種がありますね。‘ワイズ’と共に秋空の爽やかさをイメージしています。そう言われると‘賢者(Wise)‘ってブルーのイメージがぴったり? 2花茎10輪 NS9x10cm

第2位 Cattleya Aloha Case                       金子 寛  9票
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蘭栽培初心者の頃、最もよく眼にしていた交配種のひとつがミニパープルだったように思います。ご存知のように、C. walkeriana × L. pumila ですが、もう一度ワルケをかけて戻し交配するとアロハケースが出来上がります。なので、75%がワルケリアナですから、ワルケを整形にしたような花ができるのは理にかなっていると言うものです。出品花はそんな正統のアロハケースなのですが、戻し交配に使用するワルケにより、個性的なアロハケースが誕生します。その代表が花全体が濃紫色、しかもペタルはスプラッシュに彩られるという種で、‘Moon Shadow’や‘Tokorozawa’等の個性群です。使用された種がすべてセルレアだからこそなせる技です。機会があれば是非入手したいですね。出品花は確か以前にも入賞していましたね。ミニパープル、アロハケースの栽培をすっかり手の内に入れた感のある最近の金子さんです。 3花茎4輪 NS9.5x11cm
                                          (堀)


第3位 Cattlianthe Portia coerulea                    豊田 弘  5票


各賞
フレグランス賞  Onc. Sharry Baby 'Sweet Fragrance'           吉川 好江
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展示花
Cattleya walkeriana Tipo                    豊田 弘
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Eria. rhynchostyloides                    小野 敬一
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原種の部
第1位 Cattleya eldolado                   堀 清次     8票
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ぱっと見て、原種の展示台に置かれているが「何の原種なのか?」と、ラベルを見ると予想外の花でした。目にされるのが初めてという方もいるとかと思います。当会では、過去2回例会で披露されたと記憶しています。NS12.0×14.0㎝ 1花茎 2花。花弁に筋の入る同種どうしの交配(fantasia × fantasia ‘Rafaela’)です。白色基調に濃紫色の筋が入り、もっとも特徴的な部分はリップで、中心の黄緑色とリップの先端の濃紫色の色合いが何とも言えず、交配種と思えるのは筆者だけでしょか? まず、このエルドラドを思い浮かべると、ペタル、セパルは全体に薄い透き通るようなピンク、リップは卵の黄身のような真っ黄色のがイメージです。株姿も立ち葉で、サイズもそれほど大きくなく、狭い温室栽培にはベストな姿です。ブラジルのアマゾン熱帯雨林に自生する稀少種です。カトレアマニアの中でも、栽培がかなり気難しい面があるといわれる種のひとつです。因みに、エル・ドラードの意は、「黄金郷」。大航海時代にスペインに伝わったアンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地のことです。

第2位 Den. biggibum var. compactum        星野 和代    7票
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先に開催された当会の秋の洋蘭展示会で「市長賞」を見事に受賞した株です。蝶々が水辺で乱舞をしながら飛んでいるように、濃いピンク色の蝶花が見事に咲いています。NS5.0×4.5㎝ 26花茎 107花(ツボミ6) 立派な大株作りです。オーストラリア北東部からニューギニアまで分布。日当たりの良い岩場(稀に樹幹)に自生。“日当たりを好み日よけも不要のようです。日当たりがいいと花数が増えて花の色も濃くなります。水のやりすぎには注意”。日よけも不要と説明がありましたが、夏の直射の場合は風通しに注意が必要です。最近の星野さんの持参される蘭花は当会を代表できる蘭花です。高芽の発生もなく、バルブも艶々のプリプリです。さすがに栽培上手ですね! 本種デンドロビウム・ビギバムのようなファレノプシスに似た種をもとに交配してできてきたデンドロビウムの交配種群を日本ではデンファレと呼びます。

第3位 Tricoglottis philippinennse fma. brachiata  堀 清次    5票



交配種の部
第1位 Cattleya White Island (jongeana × walkeriana ) ‘K&T White Queen’ 宮本 勝 16票
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ミニカトレアの原種を代表する2種類の原種同子の交配種です。1花茎3輪 NS13x13.5cm白ピンク色の整形花が凛と咲いていました。咲き始めは白く、次第にビロードの輝きを兼ね備えたやさしいピンク色に変化します。特に片親のジョンゲアナの特徴の黄色のリップが目にとまります。筆者の思い出として、以前(15年くらい前)全蘭で高山さんが入賞された株を当会の例会で披露し、一目見て「うわー、欲し!」と思い、高山さんにお願いし同種株をゲットしました。その花は、ホワイト・クィーンに優劣をつけられない良花が咲き、初めて個体名を‘YUKARI’と名付けました。栽培は初心者向きです。育てやすく成長に勢いがあります。大株なると1花茎に3輪が咲くようになるようです。とは言っても今回3花茎に花芽がありましたが同時に開花させられませんでしたので、次は同時に咲かすよう工夫します!

第2位 Den. Dream Grass                星野 和代      8票  
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白花系のデンファレ交配種です。薄ピンク色の花色に濃いピンク色のリップがこの花のアクセントになっています。NS5.5×4㎝、9花茎34輪が咲いていました。将来、大株になり人気投票入賞常連株になるのを予感させる株です。交配親の情報についてネット検索を試みましたが残念ながらヒットしませんでした。 この株について何方か情報をご存知でしたら星野さんにお寄せください。
                                         (宮本)

第3位 Cattleya Mini Purple                  星 隆        6票



各賞
フレグランス賞 Yonezawara Blue Star                山田 栄
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良個体賞 Cattleya eldolado                     堀 清次
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展示花
Bulb. bitlorum                          吉川 好江
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Gastrochilus somae(マキバラン)              角田 馨
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Chaubardiella dalessandroi                 小野 敬一
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原種の部
第1位 Dendrobium lampongense             星  隆  9票
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日本語的に書き表すと「ランポンゲンセ」となりますが、デンドロファンの方には馴染み深い種なのでしょうか? 筆者には初めてお目にかかる種で、なんら情報がないのですが、ネットによるとタイ、マレーシア等東南アジアの標高200~300m付近の低地に産する高温大型種というプロフィールになります。クリーム色~黄銅色の可愛らしい花がひとかたまりになって咲いています。まだ開き始めなのでしょう。うつむきかげんに咲いているので、リップ周りのイエローが目立たないにも関わらず、1位入賞にちょっと驚きました。じみな花容にも目を向けた方が多かったと言うことですね。もう少し咲き進んだ花を見たかったと思いました。4花茎 50輪 NS2x1.5cm

第2位 Phalaenopsis violacea fma. coerulea `Usin'     吉川 好江  8票
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いいんじゃないですか!色が、紫色が抜群に。こうなるとセルレアというより別フォーマとして、パープルという枠を新設して欲しいくらいです。実は筆者は先月もこの花を例会にて見せていただきました。もう咲き終わりがかって萎れてるくらいの花でしたが濃い色合いは残っていました。ご本人曰く、「色はいいんですが、形が 今一で、」とんでもない。セルレアでこの形なら十分に整形花です。セルレア花はとがり気味の花になることが多いのですが、今回は株の力を発揮し本来の花形に咲きえたのでしょう。本当に素晴らしい!! 個体名の‘Usin’に少しひっかかるところはありますが。台湾あたりでのセルレアを使用したシブリングから出たものと思われ、台湾語に‘Usin’の意味する言葉があればいいがなあ、と思っています。大きさがNS3.5x3cmと足りないのが唯一の残念です。1花茎 1輪 NS3.5x3cm

第2位 Habenaria erichmichaelii                  西郷 数秀  8票
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基本種のロドケーラに極似ているも別種であることが判明しており、「エリクミチャエリィ」と呼ぶとなると、急に親しみが薄れてしまいます。並べて比較すると、まあ、まあ違いますかね、となりますが、全体のフォルムがロドケーラそのものですので、単体では判別がなかなか難しい種です。東南アジア産で広くタイ、フィリッピンから中国まで産しロドケーラと重複し、数年前に新種と認定されたようです。 ロドケーラには色のバリエーションがありますが、本種では今のところピンクの濃淡花一種類だけのようです。栽培はロドケーラと同様で秋から春の芽出しまで水を切る管理が必要ですが、最近では球根の皺より防止の為、ある程度水遣り管理が良いとも言われています。どちらにするかは皆さんの判断で、、、。地生蘭は基本的に1年毎、多くても2年には必ず植え替えをしましょう。怠るといつしか芋が消失します。2花茎 20輪 NS2x3cm

交配種の部
第1位 Miltonia Rikyu                    高久 秀雄  14票
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利休’として出回っているこのミルトニアはシンビジュームの栽培で名が知れ渡っている向山蘭園が‘i秋彩シリーズ’として‘京紫’や‘若紫’とともに初心者向きの暑さに強い品種として売り出しているなかの一種であると思われます。ブラジル産のregneliiを使用して、紫のリップと淡黄色の花びらの優しげな装いを作出しました。一方では同種と思われる品種をMIltonia Summer Time (regnelii × Earl Dunn )と標記されて売り出されています。向山さんでは、種苗登録品種として出願しており、この辺のいきさつは解りかねます。いずれにしても生育が旺盛で、花付きも良いので、2~3年で大株に成長してくれる優れものです。昨年も大株が出品され入賞していましたね。ご婦人に人気が高いようです。17花茎 50輪 NS6x7.5cm

第2位 Paphiopedilum Dollgoldi           小野 敬一  12票
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パフィオの王様、ロスチャイディアナムと黄色い逸品アルメニアカムの交配で生まれる特異な花です。高温種のロスとどちらかというと低温種というか、夏場の夜温を低くする必要のあるアルメニアカム、成長に時間がかかりそうに見えるので、毎年開花と言うわけにはいかない、栽培の難しい品種のひとつと思われます。なので、当会でのお目見えは初めてのような気がするのですが、いかがだったでしょう? 花色はアルメニアカム似の黄色で、花の全てに小豆色の縞模様が入って大変ダンディな装いです。ペタルには横縞、上下のドーサルとリップには立て縞が規則正しく配備されています。RHSへの登録はH.DOLL
さんにより為され、ゴールドのような花色から品種名が付けられたのでしょう。NS16x11cmとわずかに小ぶりであるのと、永いこと咲いているようで、本来の輝きが幾分失われているのが残念とは言え、目の保養になりました。 2花茎 2輪
                                         (堀)  

各賞
フレグランス賞 Phalenopsis violacea         磯田 忠彦
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良個体賞 Phalaenopsis violacea fma. coerulea `Usin'  吉川 好江
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原種の部
第1位 Rhynchostylis coelestis × sib                吉川 好江  14票
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レトォサ、ギガンティアと並んでリンコスティリス属の代表種のひとつですね。なかでもちょっと癖があって栽培しにくい、と言われることの多かったセレスティスも国内にてシブリングが進み、比較的栽培しやすくなった株が出回るようになりました。出品株はそんな流れの一株と思われ、栽培者の丹精具合が窺い知れるほど綺麗に仕上げられています。株も4本の花茎を気持ち良さそうに素直に伸ばし、栽培者に応えているようすは、植物栽培における理想的な関係を構築しているように感じました。花穂が“のぼり藤”のようで、下方より順次咲き進むのが、リップのブルーの濃さでわかる仕掛けになっています。4倍体が多数作出され、大型株がもてはやされる昨今、全体的に株も花もコンパクトでダイナミック感が欠けているのですが、考ええようでは,コルク付けで吊るし栽培は、場所をとらなくて手ごろだということになるのでしょう。NS 2x1.8cm 150輪

第1位 Aerangis modesta                      星野 和代  14票
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マダカスカル、あるいは隣のコモロ諸島に自生するアングレコイドの一種です。1938年、3億8千万年前から生息する深海魚シーラカンスの発見にて、にわかに世界中に知られることになったコモロ諸島、というだけで何かしらロマンの匂いを感じるのは私だけではないはずです。そんな島を昇った月が照らす宵闇、着生した樹上より花茎を垂らし、付近に芳香を撒き散らかすように星状の白花が咲き誇る、といったイメージでしょうか。花は約15cmの距を有し、中に蜜を溜め込み、訪れるポリネータたる蛾に交配を手助けさせる仕組みです。匂いと共に蛾の目に留まりやすくする為、月影に浮かびやすい白色の花が大部分と考えられています。同じく甘美な芳香のフウランが夕刻に匂いのピークを迎えるのに比し、アングレコイドは月が照らす宵闇、と言う差異もおもしろいですね。水不足で肉厚な葉にしわがよることも無く、上手に管理されています。1花茎 14輪 NS5.2x5.2cm 茎長33cm

第3位 Paphiopedilum sangii                    小野 敬一   5票
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交配種の部
第1位 Neostylis Lou Sneary‘Blue Candy’              山田 栄   15票
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属名ネオスティリィスはフウランのNeofinetia(ネオフィネティア)とセレスティスのRhynchostylis(リンコスティリス)を交配して出来た人工属です。多くのルースネアリィはフウランの影響が色濃く出現する傾向があり、花の風情はフウランを大型にしたような花になることが多いのですが、‘ブルーキャンディ’はセレスティスを大きくしたような風情です。パソコンにて検索してもヒットするのは大型フウラン型のルースネアリィばかりで、出品株は特異な一品?なのでしょうか。花色はセレスティスの影響濃く薄ブルー色が美しく爽やかな印象です。コルクに着けての栽培も年季が入っている様子が根の張り具合からわかり、毎日、朝夕の水遣りを欠かさず、その丹精ぶりが窺い知れますね。甘い香りが評価され、フラグランス賞も同時受賞しました。2花茎 40輪 NS2.5x2.5cm

第2位 Doritaenopsis Hatsuyuki ‘なごり雪’              佐々木 光次郎 7票
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当会に於いてはすっかり定番の感があり、毎回のようにどなたかが出品するようです。と言うことは春開花が本来の姿なのですが、環境が合えば周年開花する不定期咲き、と言って良さそうです。しかも、長きに渡って咲き続けてくれますので、一株あれば大変重宝な一品ですね。ファレノの原種アマビリスを彷彿させるミディの白花が可憐で、またそのリップに入る薄いピンクが主張し過ぎず、全体的に上品さを演出することに成功しています。ドリティスの原種、プルケリマが遠慮がちに顔を覗かせているのですね。可愛らしさが受けて贈答にも広く利用され 、一般の方にも翌年開花が出来たの喜びの声が聞かれ、お店の方が薦めるNo1品種としてベストセラーの仲間入りです。ときどき‘なごり雪’のみの名札で陳列されていたりもしますが、種名Hatsuyukiにて間違いなしと思われます。優しい風情がご婦人票を得て今回も入賞しました。1花茎3枝打ち 34輪、つぼみ11、NS4.5x4cm

第3位 Cattleya Hausermann's Sultan‘Summer Spectacular’     堀 清次    6票


各賞
フレグランス賞 Neostylis Lou Sneary ‘Blue Candy’          山田 栄
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栽培技術賞/希少種賞 Paphiopedilum sangii              小野 敬一
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(堀)


展示花
C. Batemanniana No21                      豊田 弘
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C. crispa fma. carnea ‘Equilab’                 堀 清次
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Paph. tigrinum                             小野 敬一
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Phal. equestris fma. coerulea                  小野 敬一
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入賞花(7月は原種・交配種の部門分けはありませんでした。)

第1位 Dendrobium purpureum × petiolatum           小野 敬一     14票
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ニューギニアを中心として自生しているデンドロビウムの原種同士の交配です。両親の特徴としては、小花を密集して咲かせる共通点があります。
片親のパープレウムはマレー半島、ニューギニア、フィジー、モロッカ諸島など比較的広範囲に分布し、低地から海抜1500mくらいまでの海岸低地から山地の森林に自生。草丈が非常に高くなり、節々に花をたくさん着けます。もう一方の親のペティオラタムは、ニューギニア、ソロモン諸島の高地に自生。
NS0.8×0.6㎝ 10花茎 200花 。濃い赤紫色の綺麗な可愛い花が咲き、咲き始めの花の先端のグリーンが何とも言えないアクセントになっています。株がコンパクトで、テーブルの上に置いて酒を酌み交わしながら、蘭談義をするには、打ってつけの一品です。
交配の狙いは「夏場暑がらずにコンパクトな草丈で花がたくさん咲くこと」だと思われます。

第2位 Phalaenopsis tetraspis ‘C1’               磯田 忠彦     10票
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インド~スマトラ諸島にかけて分布。海岸近くの低地に自生。 この花の特徴としては、同じ花なのに色の付き方が変わる咲き方をする面白いファレノの原種です。アルバ、アルベッセンス(アルバに近い)、白花に赤の斑点がタイプ、‘C1’のように赤茶色と白色が交錯するタイプ、バラエティも何種類かあるようです。ティポタイプは、いずれなのですかね?株姿は、コンパクトですが、難点としては、花茎が乱れることです。NS4.0×4.5㎝ 3花茎 6花。栽培のポイントとしては、冬の温度をいかに高く保つかでしょう!
一つ一つの花を観察すると同じ咲き方をする花を見つけるのにひと苦労ですが、どの花をとっても可憐に咲いています。この花をみて、何人かの方の触手が伸びそうな一品ではないでしょうか?参考までにネット検索をしてみたところ、ヒット数も限られ、ファレノの原種としては、ちょっと値段を考えてしまう一品です。

第3位 Dendrobium lowii                     西郷 数秀     9票
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展示花
Den. sp                                   小島 朝男
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Bulb. pecten-veneris                          吉川 好江
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原種の部
第1位 Polycycnis muscifera                     小野 敬一     10票
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ポリキクニス属ムシフェラと読みますがなんとも馴染みが薄いというか馴染みのない種ですね。パナマ、コロンビア、コスタリカといった中南米の中高地を原産とし、ゴンゴラ属に近縁な夏の暑さを苦手にする種だそうです。ということで小野さんも秘密の冷房室で涼しく栽培しているとの後日談がありました。ものの本にもやや栽培しづらく、季節ごとのめりはりある水遣りが必要で、適度な風を好む、と書かれています。また花色も株によって変化があり、茶緑っぽいからオレンジっぽいまで色々のようです。出品株はオレンジっぽいの方で美しく、花茎をとり巻くようにNS6x6.5cmのスワン形の花が13輪、つぼみが15個整然と咲いていました。集合花好きの小野さんらしい一品です。

第2位 Dendrobium victoriae-reginae              星  隆       7票
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暑さ嫌いならこちらの種も負けてはいませんね。フィリッピン原産ですが1500~2000mの高地産ですので、青紫色に魅せられ輸入株を温室に持ち込んで栽培にチャレンジした方は、ことごとく2,3年で枯らしてしまったのではないでしょうか。現在出まわっている株は育種家の方たちがシブリングした国内産株がほとんどと思われ、耐暑性も段違いに上がりました。出品株もそのような一株なのでしょう。ぶどう棚の日陰を利用して涼しく栽培されており、極めて濃い紫色の花が3輪元気に開花しています。まだ咲き始めなのか花が十分に開ききっていないので、NS3.2x3cmの径はもう少し増えるものと思われます。つぼみの3輪も一緒に開花しているともっと良かったのですが・・・は求めすぎかしらん? ところで、“ビクトリア-レギネ”って他の種でも見る種名ですがなんなのでしょう? ビクトリアはそのまま大英帝国の女王、レギネは王の妃って意味らしく、ビクトリア女王そのものを記念した種名ってぇことになるようです。ヘエ~。

第2位 Rhyncholaeliia digbyana `Mrs. Chase'        星野 和代     7票
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新緑から濃い緑へ木々の葉色も定着し、雨に濡れる葉が美しい、と思えるくらいの雨量なればこそ。梅雨真っ只中のこのシーズンの定番といったところでしょうか。ライムグリーンの爽やかな花色がひときわ目を引き付けますね。近年の属名変更により本種ディグビィアナとグラウカの2種だけがブラサボラ属よりリンコレリア属へ移動になったのはご存知のとおりです。ノドサやペリニーの棒葉や針葉タイプがブラサボラ属に残ったことになります(と勝手に思っている)。それにしてもなんとインパクトのある花なんでしょう。NS14.5x13.5cmの花が3茎3輪あるだけで、派手な装いの交配種をも凌駕してしまうと思うのは筆者だけでしょうか?そのリップのピラピラした髭状の飾りは何?どうせならリップをパシッと開けよ!冬場から新芽を出して成長しますので、その頃十分な陽を当てて育てますが、リゾームが腐れる癖?があるので、水管理に注意を要します。今年も出会えることが出来て幸せです。ほんとに。

交配種の部
第1位 Disa Rose Marie                         豊田 弘    13票
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豊田さんには申し訳ないのですが、ディサのこのタイプの交配種は当会においては定番の感さえあり、どの種もおんなじように見えてしまう、なんて書いたら顰蹙ものですよね。って言うくらいここ数ヶ月コンスタントに出品され続けています。しかも数株単位で。こんな洋蘭会が他にあるでしょうか?サンシャインにて催された蘭友会の蘭展にて数人の方に囲まれ、栽培法をあれこれと聞かれたのも解ろうというものです。‘ディサの豊田’と広く知れ渡ったことでしょう。(ディサだけではないのですが・・・。) あきる野でのサマーランドの頃からディサを出品し始めたと記憶しておりますので、振り返ればそれなりの年数を経ているのですね。何事も一朝一夕には成しえていないのです。長年水を冷やして循環させ続けるための設備を維持していくことも、確たる意志があってこそなのは明白です。そして、いつもながらの奥様の影のご助力があって。花は美しい赤花でサンフランシスコ似です。写真参照。NS6x6cm 1花茎6輪

第2位 Encyclia cordigera × randii                 角田 馨      9票
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コーディゲラとランディはエンシクリア属において両者ともメジャーと言えばメジャー? また、両者とも株姿も花の咲き方も大きな差異はない様に私には思えるのですが。美しいピンクのリップが特徴のコーディゲラ、花弁の先が前方に抱え込むように巻き込んで咲き、ペタルが波打つのも特徴です。一方、ランディは白のリップに日の丸ごとき赤点が特徴で、花全体が黄銅色っぽい感じ。また、ランディの方が花の変化が多いように思いますが、要するに交配者が何を狙って交配しているのか意味不明。一見、コーディゲラ?と思えるような花が誕生しました。バルブがよく太って、上手に栽培されている様子はうかがい知れますので、倍作りして花茎4本立ちで見せてください。甘~い香りがするはずですが。NS6x6cm 2花茎32輪    (堀)

第3位 Vanda 交配種                          小島 朝男    7票

各賞
フレグランス賞 Cattleya Sea Breeze `Fellrath's Pride'   星  隆
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希少種賞    Cryptochilus sanguineus             豊田  弘
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大作賞      Cirrhopetalum longiflorum 'Tokyo'      堀  清次
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展示花
Balb. arfakianum                             堀  清次
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C. gigas ‘Amaga’                            佐藤 俊男
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Den. lasianthera                             小島 朝男
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Den. signatum                              中村 スエ
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Den. stratiotes                              小島 朝男
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Ency. adenocaula                            宮原 十九美
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Ency. randii                                 宮原 十九美
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Paph. philippinense fma. album 小野 敬一
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Renanthera citrina                            林 美代子
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原種の部
第1位 Tricopilia fortilis                    小野 敬一  11票
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数多くの展示株の中で、特に大きく目立ったわけではなかったようですが、一風変わった特徴的なリップ、スパイラルしたセパルが目にとまり、皆さんの支持を得て見事“一等賞”をゲットです。栽培ポイントは、所沢の夏をいかに涼しく過ごさせるかのようです。成長期はたっぷり水を与え、冬はやや控える。一度、ご機嫌を損ねるとなかなか株の状態を回復せず開花をみずラベルだけになってしまうこともあるようです。NS11.5x12cm、1花茎3輪。『当会の先日の東北旅行の戦利品とのこと』と小野さんから一言説明がありました。属名はtricho(繊毛)とpilos(フェルト帽)の2語からなり、ずい柱先端が房のある帽子状になっていることに因んでいるとのこと。中南米(キシコ、西インド諸島~ブラジル)の熱帯の高地に約30種が自生。当会では、フラグランスやスワビスが良く知られています。

第2位 Brassia longissima                   中村 静枝  8票
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当会の展示では、久しぶりに拝見したとの感があります。ブラシア属は花の様相から別名をスパイダー(蜘蛛)オーキッドと呼ばれています。南フロリダからメキシコ、ブラジル、ペルーに至る熱帯アメリカに約30種が自生。NS 8×33㎝、3花茎 29輪。薄黄色の派手なドレスを纏ったダンサーが長い手足を広げ踊っているように見えたのですが、皆さんの目には、どう映ったのでしょうか?本種の特徴でもありますが、けっして良い香りとは言えませんが慣れるとこんな香りもオッケーと思うのは、私だけでしょうか?栽培は、強健で所沢あたりでも容易に栽培でき大株作りに向いています。

第3位 Dendrobium crepidatum ‘Mariko’         小野 敬一  6票


交配種の部
第1位 Cattleya Mini Blue Star(C. Cornelia × C. Mini Purple) 佐藤 俊男 15票
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片親のコーネリアは(C. labiata × C. pumila)。もう片方の親ミ二パープルは(C. walkeriana × C. pumila)となり、ミニブルースターも、カトレア同士の交配となりました。両親とも、株が小さい割には、大きな花を咲かせることが特徴です。1998年登録と新しく、本種の交配の狙いは、『どうなんですか?』と問われても、なかなか答えに困り、こればかりは、交配した作者に聞かなければ真意は、判りません。1花茎 2輪 NS 10.5x11cmセルレア色のリップが濃いブルーの美花が咲いていました。佐藤さんより、株容があばれ、展示用に株を整える作業に苦労があるようです。

第2位 Rhyncholaeliocattleya King Harold(Rl, digbyana × C. Harold) 星野 和代 9票
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当会での人気投票では常連の入賞花と記憶しています。特に片親のディグビアナの血を引き継ぎ、特に大きいフリルの入った縁取りと黄色のリップが目を引きます。新緑を物語る爽やかな心地良い柑橘系の香りがして、フレグランスも、皆さんに支持が得られました。NS 15×15㎝、薄ピンク色3花茎4花、咲いていました。以前にも、紹介しましたが、ディグビアナを交配親と使った場合、子孫いろいろな特徴が現れることが知られています。『リップ大きくなる。リップにフリル、欠刻が入る。香りが柑橘系になる。強光を好む。ペタル幅が狭くなる』など数多くあります。

第3位  Ascofinetia Cherry Blossom               小島 朝男 7票

フレグランス賞 Rhyncholaeliocattleya King Harold     星野 和代

良個体賞    Cattleya lucasiana                  佐藤 俊男
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栽培賞技術賞 Dendrobium trigonopus              星野 和代
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栽培賞技術賞 Dendrobium crepidatum ‘Mariko’        小野 敬一
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栽培賞技術賞 ディサ5株                          豊田 弘
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                                            (宮本)
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原種の部
第1位 Masdevallia ignea                     小野 敬一  10票
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南米コロンビアの標高2800~3200mの高地を原産地とし、冷涼な環境を必要とする種類の多いマスデバリアの中にあっても、コクシネアやダビッシーと共に最もクールにして欲しい種のひとつですね。僚友コクシネアにはアルバやイエローやレッドなど変異が多いことでよく知られていますが、本種においてはいまのところ変種の存在が知られていないと思っているのは筆者の無知のせいでしょうか?赤とオレンジと若干のイエローとのコラボレーションにより絶妙な縞模様の花色が出現するのですが、その良し悪しは大きいようです。出品株はそのグラデーションの輝きが美しい良花で、なにより花形が円形に近いのがポイントですが、NS4.5x4cmと若干小さめなのが残念です。高地に自生するも花茎を35cmにも伸ばすのはコクシネアやダビッシーと同様です。角型のドーサルを上方へ伸ばす種の多いマスデの中で、下方へ折りたたむ珍しいタイプです。8花茎6輪 つぼみ2輪


第2位 Cattlea walkeriana fma. semi-alba `Limrick'  星  隆    8票
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アルバのように見えますが目を凝らしてよーくリップを観察しますとほんのりとピンクが乗っているのが分かります。ということで、他の記事でもあるのですがここでもセミアルバで標記しました。一べつした時、セミアルバ‘ケニー’かと思ったのですが、‘ケニー’はもっとリップのピンクが強調されており、花自身もひとまわり小型ですね。‘リムリック’を語るに外せないことは、コラムの周りの苞が薄黄色になること。これは、とりもなおさず親に‘ペンデンティブ’が関わっていると推測されるのです。「それがどーした?」と言えばそれだけのことなのですが・・・。多くの方にはこのことの意味が勿論わかっていただいていると思います。なかなか本来の‘ペンデンティブ’を目にする機会が少ないのですが、本来の‘ペンデンティブ’は素晴らしい整形花です。それ故交配種の汚名を着せられることになったのでしょう。香りも良く今月のフレグランス賞も受賞しました。1花茎4輪 NS10x9.5cm


第3位 Cattleya milleri                        小島 朝男  6票


交配種の部
第1位 Dendrobium Nestor `Nagata'             小島 朝男   12票
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1893年RHS登録とのことで、120年の歳月が経過した古典種だそうです。裏返せばそれだけ親しまれ、大事にされ趣味者のあいだで普及してきた歴史がある、ということです。ということは、丈夫で花付きが良く綺麗だとなるのでしょう。Den. parishii × anosumum というデンドロビュームの代表選手同士のF1で、草姿はパリシーに、花はアノスマム(スーパーバム)を少し小型にしたような姿で、とにかくたくさん花が付き賑やかになる特徴を持っています。香りもあるのですが、アノスマムのツンと鼻をつくような香りを受け継いでいますので、こちらは好き嫌いがあってもいた仕方がないところです。筆者はあの鉛筆の芯のような匂い、嫌いではありません。ネスターとくるとすぐナガタと反応し、ネスターナガタが種名のような感さえありますが、他の個体名には‘White(ホワイト)’があるくらいです。10花茎 120輪 NS6.5x5cm


第2位 Sarcochilus  Fitzhart                    中村 スエ   11票
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Sarcochilus fitzgeraldii × hartmannii なので、なんとも手軽な種名のつけ方です。解り易いと言えばわかり易く、すぐにフィッツジェラルディとハートマンニーの交配であることが筆者にも解りました。ハートマンニーは本属の基本種で、桜の花を平開させたような小輪の可愛らしい花ですが、一見、蘭というより草花のように見えます。花の中央にカルスを抱き、その周りを赤くいろどるのです。フィッツジェラルディは花色が白色、桃色、まれに赤色と変異に富んでいるのですが、出品花には白色が使用されたようです。出品花がハートマンニー自体のように見えてしまいます。オーストラリア原産で、出来る人には簡単に、出来ない人にはまったく駄目という種、と聞いていますが、大株に育て上げ、立派です。23花茎 150輪 NS2x1.5cm つぼみ多数


第3位 Rhyncattleanthe Love Passion              桜井 秋子   8票

フレグランス賞Cattlea walkeriana fma. semi-alba `Limrick'      星  隆

努力賞     Dendrobium cerinum                        小島 朝男
良個体賞   Masdevallia ignea                           小野 敬一
努力賞     Sarcochilus Fitzhart                         中村 スエ
努力賞     Dendrobium Nestor `Nagata'                  小島 朝男
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