カテゴリ:例会入賞花・展示花( 65 )

【人気投票】
1.原種の部
第1位 Den. lindleyi                    星  隆    9票
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インド、中国南部からタイにかけて広く自生。星さんも所有されていたのですね!私的には、初めて目にします。NS4.0x3.8cm、15花茎 約200輪 居並ぶ人気投票株の中から見事な一等賞です。本種は開花期間が短いのにぴったりタイミングで例会に出品には、ご苦労があったと推察します。先月の人気投票でも1位とリンドレイは、3月頃の早咲きと6月頃の遅咲きがあるようです。一説には、自生地が広範囲に渡ることや花芽の分化の時期が日照時間との関係でずれるという説もあります。遅れて開花する方が大きい花が咲くことが多いようだと紹介がありました。栽培方法は、自生地は、乾季と雨季がはっきりしています。冬は、霜には絶対にあてないこと。水遣りはせず、春から秋口までは、水遣りを欠かさずにやる。これがポイントではないでしょうか?

第2位 Paph. rothschildianum             小野 敬一   7票
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パフィオの王様ロスチャイルディアナムと言われている由縁は言わずと知れた誰が見ても一目みた時に豪華な雄姿でしょう!自生地はボルネオ・フィリッピン・ニューギニアの標高500~1500mに分布し、高温・多湿な環境で育っています。NS21.8cm×9.9㎝の大輪花が、1花茎4輪咲いていました。2年前の人気投票入賞時は1花茎3輪(NS.24cm×11㎝)と記されていました。本種の特徴としては、他のパフィオと比較して、日光を好むこと、成長が遅く苗から開花まで時間がかかることなどが揚げられます。知られている逸話として、1887年ごろに発見されたものの、その後長らく自生地が不明のままになっていて、幻の蘭と言われていた。 そんな貴重なロスチャイルディアナムがボルネオで再発見されたのが今から26年前の1987年のことのようです。

第3位 Paph.delenatii album             豊田 弘     5票
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2.交配種の部
第1位 Paph. Magic Lantern             小野 敬一    15票
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今月の中藤蘭園さんのお話の題材にぴったりのバービセパルム亜属のプライマリーハイブリッド(一代交配種)の代表種と言えるでしょう!中国のパフィオ原種は気難しい品種が多くなかなか開花に辿りつかないと耳にしますが、本種は、聞くところによると花上がりも良いようです。3花茎 1輪(つぼみ2) NS8.8x8.8cmピンク色の丸型の片親のミクランサム似の整形花が咲いていました。片親ミクランサムの自生地は中国南部(雲南)から北ベトナムの高山です。栽培は「特に夏場温度をできるだけ下げる工夫として遮光を強くする、西日に当てない、水やりは夜か早朝に遣る」など栽培の勘所のようです。

第2位 Den. Rosycluster                星野 和代   12票
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木姿はファメリー似、花はブロンカルディに似て両者の長所をうまくミックスしているように感じます。NS4.0×3.2㎝濃ピンク色2花茎54輪が咲いていました。片親のブロンカルディの原生地の気候は、秋から初冬にかけての雨量が多く、このへんのポイントが開花のカギになるかもしれません。

第3位 Dtps. Hatsuyuki ‘なごりゆき’         小島 朝男    7票
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【各賞】
フレグランス賞 Den. floviflorum             角田 馨
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努力賞 Den. amboinense                 小島 朝男
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【展示花】
Crypto. cjibus saguineus                  豊田 弘
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Ctna. Capri ‘Lea’                        吉川 好江
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Den. sanderae var. major                小島 朝男
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Ency. mariae                          星  隆
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Epigenium cymbidiodes                  中村 静枝
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Neofinetia falcata ‘緑翠’                 豊田 弘
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Onc. hamsonarum                      吉川 好江
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【人気投票】
1.原種の部
第1位 Dendrobium parishii fma. coerulea        豊田 弘   10票
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普通種はインドから中国南部の標高500~1700m付近まで生息範囲を広げる丈夫なデンドロビュームの原種のひとつ です。バルブは直径1cm程の棒状で、良く出来ると50cmまでの長さに成長するそうですが、よく目にするのはバルブが20cmほど横に伸ばし7~8花を咲かせている姿で、花はアノスマム(スーパーバム)をふたまわり程小型にしたような赤紫色の美しい花です。出品花は最近流行りのセルレアタイプで、1花を見ると、はかなげな麗夫人を彷彿させるのですが、3バルブに48花も並べられると、はかなさもどこかへ吹き飛んで賑やかにさえ見えてきます。バルブの1本は40cm程もあり3花を付ける節も見られ、大変良く出来ていると言えるでしょう。4本の新芽が出ていますので来年はもっと賑やかになる事請け合いです。 NS 5x3.5cm

第1位 Dendrobium lindleyi 'Florida Sunshine'      小野 敬一   10票
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先月のアフィラムに続き、小野さん秘蔵のデンドロビュームの登場です。リンドレイには3月頃の早咲きと5月頃の遅咲きがあり、遅れて開花する方が大きい花が咲くことが多いようだと紹介がありました。が‘フロリダ サンシャイン’は特別に優れて大きい株自体の特性のような気がします。やはりこの種は大株に育て上げ、花茎を何本も垂らし、豪華に咲かせてこそ、その魅力が倍増するのだと確信します。小株のこの株が2茎で咲いていても、あまり目を引くとは思えません。たしかに花が大型だったとしてもです。リンドレイは放って置いても大株に育て易く、バックバルブも数年残りますので、小型株をお持ちの方は将来を期待して、大株に育て上げ豪華に咲かせましょう。花期が1週間程度と短いのが玉に瑕ですが、、、。真夏以外は太陽に充分当て、成長期の水遣り、秋口の水切り、寒さにバッチリあて、霜には絶対当てない管理をしましょう。6花茎 127輪 つぼみ10個 NS 4x4cm

第3位 Cattleya lueddemanniana 'Stanley'        小島 朝男   6票
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2.交配種の部
第1位 Bulbophyllum Hsinying Grand-arfa        堀 清次   13票
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最初にこの種を見たのは、6~7年前の中藤洋蘭園での蘭遊会で、でした。販売に来ていた蘭屋さんに1輪咲きであったのですが、高価でとても手が出せませんでした。時が経って4,5年前の東京ドームにて台湾あたりの業者さんのブースにその写真付きの苗がたくさん売っており、値段も手頃でしたので即購入し、自分の温室に連れ帰りました。3,4年前から冬場1月ころに花芽が上がってくるのですが、大きく成長する過程で蕾の先端から茶変し枯れてしまう状態の連続でした。その道の先輩に伺うと、暖房による湿度不足とのことでしたが、冬季の事ゆえ暖房を止める訳にもいかず、致し方無く開花をあきらめていました。昨年あたりから、遅めに上がった花芽が春めいて暖房を止める頃に成長し始め開花するようになり、今日を迎えております。当初はアルファキアナムの sp(レッド)xsp(グリーン) のシブリングと思われていましたが、その後そのどちらかがグランディフローラムであったことが判明し、正式に登録されました。原種アルファキアナムはこんなに大型ではないので、奇異には思っていましたが、マニアとしてはお粗末の顛末という訳です。大きさはグランディフローラムから、網目とドーサルがかぶって咲くのはアルファキアナムからの遺伝のようです。自分にはとっても魅力的に見えるのですが、ご婦人方の間には微妙な空気が流れました。8花茎4輪 蕾4 NS6x8.8cm

第2位 Disa Sid Cywes Marlene               豊田  弘   6票
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打って変わってこちらはご婦人の方たちに大変好印象のようです。毎回人気投票上位ですね。花は勿論ですが、豊田さんのディサ作りへの情熱に対しての評価なのですから、文句のつけようもありません。基本種ユニフローラの血がオレンジ色をひきたてて、えもいわれぬグラディーションがグッとくるのでしょう。ディサ作りは水の管理が大変難しく、性質もさることながら、水温と循環の維持が不可欠ですので、それなりの設備が必須となりますが、こうして毎年出品されるのは、並大抵の努力ではないと察せられます。しかも4品、5品の同時出品ですから、すっかり手の内に入っておられるのが解ります。ご高齢(失礼)の豊田さんの心意気には素直に敬意を表します。後継者を切に望んでおられますので、どなたか立候補してはいかがでしょう。NS7x6.5cmと少し小さく感じましたが、後日拝見しましたら、それなりのサイズになっていましたので、開花しながら成長していったのが解ります。 1花茎 2輪              (堀)

第3位 Encyclia cordigera x Encyclia randii      角田 馨    5票 

【各賞】
フレグランス賞 Cattleya walkeriana              星  隆
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努力賞 Dendrobium tortile ‘Rosea’           星野  和代

栽培技術賞  Bulbophyllum Hsinying Grand-alfa    堀 清次
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【展示花】
Cattleya Canhamiana coerulea ‘Lucky Strike’     金子 寛
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Oncostele Ouaisne 'Regrus'                   小野 敬一
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Oncidium crispum                          星野 和代
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Rhynchostylis retusa                        吉川 好江
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Cattlianthe Dixie Jewels ‘Suzuki’               豊田 弘
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原種の部
第1位 Coelogyne flaccida                      高久 秀雄   5票
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約100種もの原種がインド、ヒマラヤから熱帯アジアへと広く分布しており、低地から1000m以上の高地でも生育できる丈夫な種が多く、夏の高温にも強いときているので、洋蘭栽培を始めた頃には定番の一品でした。高久さんはそんな昔に入手した本品をじっくり手塩にかけて育て上げてきたと推察します。木枠に綺麗に植え込まれて、かなりの年季が入っており、ぐるっとひと回り花茎をまんべんなく垂れ下げての姿は、この種の理想的な鑑賞の形であります。栽培は容易の部類なので普通に。芳香もセロジネの魅力のひとつです。21花茎 134輪 NS5x4cm


第1位 Dendrobium aphyllum ‘Peach Cascade’        小野 敬一   5票
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熟年の私達にはアフィラムというよりピエラルディーと言ったほうがしっくりくるのですが、最近はアフィラムと呼ぶのが流行のようです。当会ではたくさんの方が栽培している種であり、じょうずに咲かせて見せてくれますが、バルブの中ほどに5~6花しか咲いていないことが多いようです。出品株が優れているのは、バルブの節間のほぼ全てに開花していることです。そのようなバルブが6本もあるのですから、それはもう賑やかにピンクのシャワーにもなろうと言うものです。その様子がそのまま個体名‘ピンクの小滝’になっている由縁なのです。バルブが重ならないように株もとに横線を渡してバルブを一本一本いわき、株に広がりが出て個体名をより際立たせるための演出がなされています。栽培は、ノビル系デンドロ同様寒さに当てる必要があるのと、魔法の薬をちょいと、、、。 NS4.5x3cm 105輪


第 3位 Chiloschista sp                     堀  清次   4票
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交配種の部
第1位 Lycaste Geyser Gold                    角田  馨   12票
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丸型整形のリカステが日本大賞の栄誉に輝くと、4倍体を使用してより大きく、より丸くを使命として育種が進み、信じられない位の大輪整形リカステが誕生しています。そんな世の中の趨勢に逆らうように、オールドスタイルのリカステにも沢山のファンが存在しているのも事実です。ゲイザーゴルドはそんなオールドスタイルの代表選手と言っても過言ではありません。けっして幅広とは言えない3弁の花びら、実際には花びらではなく顎なのですが、花びらはリップと柱頭を守るように前傾して付き、申し訳なさそうです。5弁の淡いあずき色と黄色いリップの対比がいいですね。夏の暑さ対策が成否の鍵で、成長期に乾くと成長をストップしますので、多めの肥料と水分補給に努めてください。NS11.5x11.5cm の花が5輪付くと豪華ですが、10輪は付くと思いますのでがんばってください。


第2位 Dendrobium Medusa                    星野 和代  7票
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初めて見るデンドロですので、ネットで検索するもいっこうにヒットしませんでした。ニューギニアから沢山入ってきているいわゆるケーンタイプ同士?の交配種のようですが、ケーンタイプといえば、少なからず高温種と推察しますが、星野さん温室持って無いじゃん。温室あってもうまく出来ないので初めから敬遠していますが、温室無いのに上手に咲かせていますよねえ。本当に恐れ入ります。花はアンテナータムを黒くしたような奴で、黒につやがありアウトローな感じ、嫌いじゃありませんが如何せん、解らないのでしばらく距離を置こうっと。4花茎 枝打ち 69輪 つぼみ31 NS4.5x3cm                                   (堀)


第3位 Cattleya Irene Finney                   吉岡 彰一   5票


各賞
フレグランス賞   エビネ交配                     角田  馨
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展示花
GC株開花
Cattleya lueddemanniana                     宮原十九美
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Dendrobium Yukikomachi × Omokage            星野 和代
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Cattleya Earl 'Imperialis'                       豊田 弘
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Cattleya lawrenceana                         星  隆
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Dendrobium Proud Appeal                      角田  馨
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竹葉セッコク                                  中村 静枝
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Lpt. bicolor                                 吉川 好江
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Megaclinium purpureorhachis                   小島 朝男
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Paphiopedilum chamberlainianum                礒田 忠彦
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Cattleya Vermilion Cherub                      豊田 弘
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原種の部
第1位 Dendrobium lindley                  小野敬一     13票
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インド、タイ、中国南部とわりと広範囲に自生しているらしく、高温にも低温にも耐えてくれる丈夫なデンドロの代表選手です。またその美しさ、見事さにおいても数あるデンドロの5指に入ると言っても過言ではないでしょう。本領を発揮するには、出品株のようにそれなりの大きさが必要になり、花茎を7~10本出し、153輪ものいっせい開花が必須です。その為の年間管理を小野さんは次のように語ります。「夏場日光には充分当てるが、直射は葉焼けするので30~40%の遮光をする。水分は充分与える。肥料は普通に成長期に与える。秋にも充分日光を当てる。11月いっぱい外で管理し寒さにあてて花芽分化を促すが、12月以降は寒さに当て過ぎてはいけない。外で絶対に霜に当てない。温室に取り込んだら、水を切ってさらに花芽分化を促す。」の管理で大株作りに挑戦しよう! NS4.3x4cm


第2位 Cattleya jongheana                   星野 和代   9票
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当会にはジョンゲアナの優秀花‘スター’という個体名の星理事秘蔵株があることはよく知られているところです。春の洋蘭展には必ずどなたかが出品し、何度も市長賞を射止めている最強のミディカトレアであることは周知の事実ですね。その「スターの兄弟株だから、買っておきな」と奥田蘭園さんに言われて買ったのが大当たり!!蘭屋さんに勧められたら、素直になるべき?? 奥田さんみたいな蘭屋さんならね。納得、納得。と言う訳で、NS14x13cm の迫力花が栽培上手の星野さんのもとで花開くこととなりました。さぞかし立派なバルブと思いきや、意外とひんじゃく~。もう2~3年作り込んで、おおきなバルブから開花させたら、どんなに立派な花が咲くのでしょう? 若干、薄色が唯一の不満です。


第3位 Thelymitra nuda                     中村 スエ    7票


交配種の部
第1位 Lycaste Abou First Spring 'Will'           豊田 弘    7票
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ショールヘブンを筆頭にする原種スキンネリーを使用した数々の美しい交配種はやはり、夏の暑さがつらいのか、私の温室では年々バルブが小さくなり、やがて消失してしまうようです。出品株はショールヘブンを片親にしていますが、比較的暑さに強い赤花を片親にしていますのでその分丈夫になっているでしょう。近年のリカステはより丸く、丸く、3倍体、4倍体を使用してより大きく、大きくの方向にあり、その方向性を牽引するアボウオーキッドさんの交配であることが「安房の早春」という種名に現われています。また個体名‘Will’はこれからのリカステの進むべき「未来」への強い「意志」を表わした交配者の心意気が感じとれるのです。まだ開き始めでその魅力を充分に発揮していないようですので、満作の状態で複数輪開花を是非見たいものです。2花茎1つぼみ NS11x9cm


第1位 Guaricyclia Kyoguchi 'Happy Field'       星  隆      7票
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聞きなれない 属名がむつかしいですね。グアリサイクリアと読むらしいですが、全然イメージが湧かないです。やっぱり「キョウグチ」はエピカトレアでしょう?などと言ってもしょうがない悪態をつくのは、昨今の属名変化に付いていけない筆者のあせりが内包されているからなのであります。属名より、Guarianthe aurantiaca × Encyclia aromatica ですが、オーランティアカは黄色花が使用されたのでしょう。そこへアロマティカのミルクが混ざり合い、微妙な色合いです。リップの赤ストライプもミルクに包まれ、全体として春霞の乳白色モードは季節柄。個体名‘ハッピー フィールド’より「くろやなぎ農園」選抜株であることが解ります。芳香はエンシクリア アロマティカに由来します。2花茎 98輪 NS不測定


第3位 Ryncholaeriocattleya Meditation × Dona Kimura  豊田 弘   6票


各賞
フレグランス賞 Coelogyne Shinjuku               鈴木貞子
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良個体賞 Cattleya jongheana                   星野 和代
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努力賞 Telymitra nuda                       中村スエ
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努力賞 Paphiopedilum emersonii               堀 清次
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努力賞 Dendrobium lindley                    小野敬一
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展示花
Dendrobium Aussie's Chip                       星野 和代
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Restrepia guttulata                            小野 敬一
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Epc. Rene Marques Tyler                        小島 朝男
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Cattleya harpophylla fma. kautskyi               小島 朝男
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人気投票
原種の部
第1位 Cattleya loddigesii punctata 'Marisa'         梶岡 輝夫  13票
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ロディゲシーは、インターメディアの次によく知られ栽培されている二枚葉カトレア原種です。ブラジル東南部に自生しています。ロディゲシーと言って、特に印象深い銘花は、1991年第1回世界らん展で日本大賞を受賞した株‘ヨランダナカゾネ’です。世界らん展において、現在までのところ、カトレア原種で唯一、日本大賞を受賞しています。本花は、NS10.0×10.0㎝ 7花茎 9花(ツボミ2)濃いピンク色のセパルとペタルに暗赤色の細かい点が無数に入り、リップのクリーム色が、この花を目立たすアクセントとなっています。puncataとは、「細点のある、小点のある」という意味です。
梶岡さんから、この花を入手した当時の苦労話が紹介されました。ほしい花を苦労して入手すると何年たっても記憶に残るものですね!それから、残念なことに梶岡さんから個人的な事情で退会する挨拶がありました。栽培に対して研究熱心で年々栽培の腕を上げたことも然ることながら、展示花を良く見せるアイデアも豊富で、最近は人気投票入賞の常連さんでした。6年間と短い期間でしたが、記憶に残る方でした。この先見事に咲いた花があったら気軽にビジターとしてお持ちください。


第2位 Bulbophyllum lindleyanum ‘Seijikun’          堀 清次    10票
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バルボ属はラン科最大の属で1000種以上あり、本州中部以南から熱帯地方にまで広く分布。属名はギリシア語のbolos(球)とphyllon(葉)からの造語から由来しています。
以前は、小さく地味という花のイメージで、一部のマニアの中でしか栽培に関する情報がなく、栽培方法は、試行錯誤のようでした。最近では、多くの種類が紹介され以前と比べバルボに関する情報も多くなり、バリエーションの豊富さに加え、美花も多くみられこともあって、そのお陰で以前は男性の趣味家だけが栽培するようでしたが、近年、女性の趣味家も栽培するようになりました。立派な大株作りです。リンディヤナムはゼブラカラー(シマウマ模様)の小さい花が連なって咲いています。花をよく見ると毛が生えたようなところなど,バルボの特徴が出ています。NS1.8×1.0㎝ 10花茎 約120花(ツボミ50)
因みに、バルボフィルム属の種類の中で円形状に数輪の花を咲かせるものをシルホペタラム属(Cirrhopetalum)と言って区別をしています。属名は、cirrhus(巻きひげ) petalon(花弁)の合成語から由来しています。


第3位 Cattleya walkeriana fma. coerulea ‘Choju’      星  隆     4票


交配種の部
第1位 Rhyncholaeliocattleya Pastoral 'Innocence'       吉岡 彰一  12票
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言わずと知れた白花超有名銘花です。5花茎 8花 NS15.2×16.5cm白色の整形花が一方向に行儀よく凛と咲いていました。個体名‘イノセンス’の意は、「純潔 清浄 天真爛漫」とありますが、この花を見て皆さんはどの言葉をイメージされますか? 本種は強健種で花付きも良く、大株にも向いていることで知られています。しかし、実際栽培してみるとなかなかどうしてうまくいきません。本花は見事な大株作りです。それに加え花の養生や株の誘引を拝見すると、吉岡さんの「人に見ていただく」という長年愛培してきたベテランの気概を感じました。見習うべきこと・ところは、見習いたいものです!


第2位 Lc. Amoena 'Blue Magic' (L. anceps ×C. pumila)   小島 朝男   11票
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この時期に「涼しげな」という表現は相応しくありませんが、冬の表現としては「爽やかなセルレア色の良花が咲いています。」が適当のようです。咲く時期は、夏から冬の間と長い期間、不定期に咲くと記憶しています。リップの濃い紫ブルー色は、親のアンセプスからなのか?プミラからなのか?どちらの親の血が影響しているのでしょうか?創造の域です。リップの濃い紫ブルー色とセパルのセルレア色のコントラストが目を引いています。3花茎 4花(ツボミ2) NS13.1×12.8cm。小島会長から栽培のポイントとして、「アモエナはとても花茎が柔らかいため、開花期に花が倒れないように、花茎を強くするよう、リン酸の肥料を与えている」と話がありました。皆さん参考にしましょう!


第3位 Rhyncholaeliocattleya George King ‘Southern Cross’  梶岡 輝夫 4票



各賞
フレグランス賞 Z. mackey 'Lee' × self               小島朝男
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努力賞 Cattleya loddigesii punctata 'Marisa'         梶岡 輝夫
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展示花
Cattleya walkeriana (flamea 'A.G' × aquinii 'Nishimino')      佐藤 俊男
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Cattleya trianei conclor 'Moca'                     堀 清次
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Cattleya walkeriana albescens 'Takikawa #5'         堀 清次
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Phal. Legend of Bluebird                       佐々木光一郎
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原種の部
第1位 Cattleya trianaei (‘Sladen’ × Jungle Plant)  佐藤 俊男  14票
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数年前のGC株とは恐れ入りました、の一言ですね。いるんですねー、こういう方が。数年間の労をねぎらう様に、株が気持ちよさげに直立しているように自分には見えます。以前伺った佐藤さんの大株カトレア作りは、鉢中2/3は発泡スチロール、上部1/3がミズゴケで根をくるむ式だったように記憶していますが、出品株もそうなのでしょうか?いずれにしても、苗から育て上げてここまでにする技術はそうとうのものだと評価します。ただティポタイプのトリアネイはもともと芽吹きが良く、大株になり易いのも事実かと思われます。とは言え苗からというのがすごいですね。花自体は‘スラーデン’の流れを引く正統な整形花で、美しいのは当然なのですが、悪く言うと特徴が希薄ということになります。(ごめんなさい) もうひとまわりふたまわり成長を促し、いっせい開花させての出品は審査員推奨も確実でしょう。 8花茎 6輪 つぼみ5輪 NS13x14cm


第2位 Laeria anceps fma. guerrero ‘KG Guerrero’   佐藤 俊男  8票
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ん~、写真よりも実物のほうがいいですね。アンセプスは説明の必要が無いくらいの普及並びに人気種ですから、ああだこうだと知ったかぶりは止めにして、自分の印象を中心にして書いちゃおう!っと。ちなみにアンセプスはメキシコ産なので、今でも Laeria のままなのであります。自分ではブラジル産のレリアがカトレアになった?と思っていたのですが、一説にはメキシコ産のレリアだけがレリアに残った、との説?も有り、ブラジル、メキシコ産以外のレリアはどうなったのかしらん? という疑問をどなたか解決してください。自分のイメージする‘KG Guerrero’より出品花のほうが俄然良花になっているのは、出品花が良くメリクロン変異している賜物と思われます。まずペタルが広いです。もともとゲレーロ自体が一般種より広くなっていますが、その範囲を超えており、花容を丸く納めていること。また、そこの色合いが何とも言えない魅力的なグラデーションを織り成していること。リップが黒に近い濃紫色で、花を締めていること。唯一残念なのは、株が子株なので1花茎 1輪 NS9x9.5cmと花数が少なく小さめであることですが、次回を大いに期待します。


第3位 Zelenkoa onusta                       星  隆   6票
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交配種の部
第1位 Dendrobium Hilda Poxon                星野 和代  9票
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当会においてはお馴染みの感がある交配種デンドロですが、普及種と言うほどよそでは見ていないように思います。しかし親は身近と思われるD.speciosum × D.tetoragonumなので、そう知ってしまうと確かに身近感が増してきます。特にスペシオサムは牛角蘭と呼ばれ、古くから台湾、日本に輸入され大株に育てられた株を展覧会で目にすることもまれではありません。小花をたくさん咲かせ香りも良いことから栽培する方も多く、色合いの違う株をコレクションする楽しみもあるオーストラリアを原産地にする魅力的な種です。しかし出品株を決定的に特徴付けているのは、もう一方の片親、テトラゴナムであることは明白であります。スパイダーオーキッドと呼ばれるブラッシアの花のように、花弁を長く伸ばしているのが印象的で、何パターンかあるテトラゴナムの花色により、この種の花色が決定されるようです。出品花はすっきりした黄色で所々に班模様が入り,6花茎 100輪 つぼみ18個 錦糸玉子を連想させるように賑やかに咲いています。当然のように両親から芳香を受け継いでいるのも魅力のひとつです。


第2位 Brassanthe Maikai 'Mayumi'              長縄 和子  8票 
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株姿と花型から Brassabola nodosa が片親であることは容易に想像できますね。ところがもう片親を株から想像するのはなかなか難しいのです。雑種一代なので片親も原種なのですが、答えは属名に隠れています。そうannthe の部分です。Guarianthe 2枚葉系カトレアの新しい属名でグアリアンセと呼びます。正解はボーリンギアナ、どちらかというと背高イメージなのに株姿はおもいっきりコンパクトでノドサそのものです。花型はノドサから、花色はボーリンギアナのピンクを受け継ぎ、楕円形のリップにちりばめた濃桃色がポイントです。大株にもなり易く、株を覆うようにたくさんの花がいっせいに咲く姿はあたかも桜山のような風情になり、花持ちもよくご婦人の人気種です。次回には 是非そのような姿で見せてください。 6花茎 18輪 NS7x7cm


第3位 Vanda Thailand Beauty                    吉川 好江   7票
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第3位 Laeliocattleya Puppy Love `True Beuty'         星  隆     7票
第3位 Rhyncattleanthe Princess Takamado `Aya'       佐藤 俊男     7票


各賞
フレグランス賞
Cattleya walkeriana semi-alba 'Kuwayama'             小島 朝男
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展示花
Cattleya trianaei 'The President'                     佐藤 俊男
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Masd. velifera                                豊田 弘
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原種の部
第1位 Cattleya walkeriana 'Nomura'              星   隆  14票
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往年の名花、なんちゃったら花に叱られるでしょうか?ティポタイプのワルケリアナでは最も普及している銘のひとつと思います。整形のワルケが作出され続ける今となっては並みレベルと評価はいまひとつなるも、往年にあってはそれなりの整形花であったことは疑いの余地がありません。‘Kitayama’、‘ Jungle Queen’と同株とも言われ、稔性の低い3倍体であるようです。多くの蘭にとって厳しかった今年の猛暑の強光線は、ワルケ栽培には好都合と思われ、事のほかあちらこちらより開花の朗報が舞い込むことになるでしょう。出品株は元気に成長を続け、鉢から溢れ出、別鉢を伏せて台座として使用するウルトラCばりにて、ワイルドなたたずまいとして成立している不思議の一品。2花茎5輪 NS9×11cm

第2位 Dendrobium lawesii bicoler ×Sib.              小島 朝男  8票
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原産地のニューギニア、ブーゲンビル島から輸入された当初は高地産の為、栽培の困難なデンドロと言われ、わたしも決して手を出さず、申し訳程度に咲いた貧弱な(失礼)花を見るだけで満足し、先輩諸氏がどうしてこんな美しくもないデンドロが咲いたの、咲かないの、枯れたの、枯れないのと騒いでいるのだろう、と思っていたものでした。ん~十年の月日が流れ、筆者がラウェシーの栽培、蒐集にはまっていたならそれなりのオチも付いて、語りものとして成立するのでしょうが、一株も持ってないし、栽培したこともありません。国内実生が進み、随分と丈夫になり、往年のようにいつの間にか消失してしまうということは少なくなりました。ゆえに色々な花色のラウェシーが見られるようになりました。基本の赤、濃オレンジ、オレンジ、ピンク、白、そしてそれらの組み合わせによるバイカラー。出品株は赤とオレンジのバイカラーで一番ポピュラーな花色ですが、そのクリヤーさと株の大きさが秀逸ですね。50cm内外が一般的ですが、倍くらいの大きさです。‘小さくしたい’なんて言わずその大きさを生かして、大きな花をたくさん咲かせてください。3花茎51輪 NS1.5×1.5cm

第3位 Eria rhyncostyloides                    小野 敬一  6票


交配種の部
第1位 Cattlianthe Blue Boy ‘Wise’                 吉川 好江  13票
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レリオカトレアからカトリアンセに変更になりました。アンセの部分は二枚葉系カトレアの新しい属名Guarianthe(グアリアンセ)に由来しています。使用されているのはbowringiana(ボーリンギアナ)です。ガスケリアナ、ボーリンギアナ、レオポルディそして、レリア部分のパープラータの4品種によって交配されて作出されました。具体的には、Ctt. Ariel (Gur. boeringiana × C. gaskelliana) × C. Elegans (C. leopoldii × L. purpurata) となり、ボーリンギアナやガスケリアナはセルレア花が使用されたのが解ります。吉川さんらしく、綺麗に栽培されていますね。ブルー花は、遮光を強くゆっくり開花させると、発色が美しく仕上がるとアドバイスがありました。喉元のイエローがアクセントになり、美しさを増幅させています。ブルーボーイには他に、‘スカイパイロット’という普及種がありますね。‘ワイズ’と共に秋空の爽やかさをイメージしています。そう言われると‘賢者(Wise)‘ってブルーのイメージがぴったり? 2花茎10輪 NS9x10cm

第2位 Cattleya Aloha Case                       金子 寛  9票
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蘭栽培初心者の頃、最もよく眼にしていた交配種のひとつがミニパープルだったように思います。ご存知のように、C. walkeriana × L. pumila ですが、もう一度ワルケをかけて戻し交配するとアロハケースが出来上がります。なので、75%がワルケリアナですから、ワルケを整形にしたような花ができるのは理にかなっていると言うものです。出品花はそんな正統のアロハケースなのですが、戻し交配に使用するワルケにより、個性的なアロハケースが誕生します。その代表が花全体が濃紫色、しかもペタルはスプラッシュに彩られるという種で、‘Moon Shadow’や‘Tokorozawa’等の個性群です。使用された種がすべてセルレアだからこそなせる技です。機会があれば是非入手したいですね。出品花は確か以前にも入賞していましたね。ミニパープル、アロハケースの栽培をすっかり手の内に入れた感のある最近の金子さんです。 3花茎4輪 NS9.5x11cm
                                          (堀)


第3位 Cattlianthe Portia coerulea                    豊田 弘  5票


各賞
フレグランス賞  Onc. Sharry Baby 'Sweet Fragrance'           吉川 好江
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展示花
Cattleya walkeriana Tipo                    豊田 弘
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Eria. rhynchostyloides                    小野 敬一
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原種の部
第1位 Cattleya eldolado                   堀 清次     8票
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ぱっと見て、原種の展示台に置かれているが「何の原種なのか?」と、ラベルを見ると予想外の花でした。目にされるのが初めてという方もいるとかと思います。当会では、過去2回例会で披露されたと記憶しています。NS12.0×14.0㎝ 1花茎 2花。花弁に筋の入る同種どうしの交配(fantasia × fantasia ‘Rafaela’)です。白色基調に濃紫色の筋が入り、もっとも特徴的な部分はリップで、中心の黄緑色とリップの先端の濃紫色の色合いが何とも言えず、交配種と思えるのは筆者だけでしょか? まず、このエルドラドを思い浮かべると、ペタル、セパルは全体に薄い透き通るようなピンク、リップは卵の黄身のような真っ黄色のがイメージです。株姿も立ち葉で、サイズもそれほど大きくなく、狭い温室栽培にはベストな姿です。ブラジルのアマゾン熱帯雨林に自生する稀少種です。カトレアマニアの中でも、栽培がかなり気難しい面があるといわれる種のひとつです。因みに、エル・ドラードの意は、「黄金郷」。大航海時代にスペインに伝わったアンデスの奥地に存在するとされた伝説上の土地のことです。

第2位 Den. biggibum var. compactum        星野 和代    7票
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先に開催された当会の秋の洋蘭展示会で「市長賞」を見事に受賞した株です。蝶々が水辺で乱舞をしながら飛んでいるように、濃いピンク色の蝶花が見事に咲いています。NS5.0×4.5㎝ 26花茎 107花(ツボミ6) 立派な大株作りです。オーストラリア北東部からニューギニアまで分布。日当たりの良い岩場(稀に樹幹)に自生。“日当たりを好み日よけも不要のようです。日当たりがいいと花数が増えて花の色も濃くなります。水のやりすぎには注意”。日よけも不要と説明がありましたが、夏の直射の場合は風通しに注意が必要です。最近の星野さんの持参される蘭花は当会を代表できる蘭花です。高芽の発生もなく、バルブも艶々のプリプリです。さすがに栽培上手ですね! 本種デンドロビウム・ビギバムのようなファレノプシスに似た種をもとに交配してできてきたデンドロビウムの交配種群を日本ではデンファレと呼びます。

第3位 Tricoglottis philippinennse fma. brachiata  堀 清次    5票



交配種の部
第1位 Cattleya White Island (jongeana × walkeriana ) ‘K&T White Queen’ 宮本 勝 16票
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ミニカトレアの原種を代表する2種類の原種同子の交配種です。1花茎3輪 NS13x13.5cm白ピンク色の整形花が凛と咲いていました。咲き始めは白く、次第にビロードの輝きを兼ね備えたやさしいピンク色に変化します。特に片親のジョンゲアナの特徴の黄色のリップが目にとまります。筆者の思い出として、以前(15年くらい前)全蘭で高山さんが入賞された株を当会の例会で披露し、一目見て「うわー、欲し!」と思い、高山さんにお願いし同種株をゲットしました。その花は、ホワイト・クィーンに優劣をつけられない良花が咲き、初めて個体名を‘YUKARI’と名付けました。栽培は初心者向きです。育てやすく成長に勢いがあります。大株なると1花茎に3輪が咲くようになるようです。とは言っても今回3花茎に花芽がありましたが同時に開花させられませんでしたので、次は同時に咲かすよう工夫します!

第2位 Den. Dream Grass                星野 和代      8票  
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白花系のデンファレ交配種です。薄ピンク色の花色に濃いピンク色のリップがこの花のアクセントになっています。NS5.5×4㎝、9花茎34輪が咲いていました。将来、大株になり人気投票入賞常連株になるのを予感させる株です。交配親の情報についてネット検索を試みましたが残念ながらヒットしませんでした。 この株について何方か情報をご存知でしたら星野さんにお寄せください。
                                         (宮本)

第3位 Cattleya Mini Purple                  星 隆        6票



各賞
フレグランス賞 Yonezawara Blue Star                山田 栄
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良個体賞 Cattleya eldolado                     堀 清次
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展示花
Bulb. bitlorum                          吉川 好江
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Gastrochilus somae(マキバラン)              角田 馨
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Chaubardiella dalessandroi                 小野 敬一
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原種の部
第1位 Dendrobium lampongense             星  隆  9票
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日本語的に書き表すと「ランポンゲンセ」となりますが、デンドロファンの方には馴染み深い種なのでしょうか? 筆者には初めてお目にかかる種で、なんら情報がないのですが、ネットによるとタイ、マレーシア等東南アジアの標高200~300m付近の低地に産する高温大型種というプロフィールになります。クリーム色~黄銅色の可愛らしい花がひとかたまりになって咲いています。まだ開き始めなのでしょう。うつむきかげんに咲いているので、リップ周りのイエローが目立たないにも関わらず、1位入賞にちょっと驚きました。じみな花容にも目を向けた方が多かったと言うことですね。もう少し咲き進んだ花を見たかったと思いました。4花茎 50輪 NS2x1.5cm

第2位 Phalaenopsis violacea fma. coerulea `Usin'     吉川 好江  8票
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いいんじゃないですか!色が、紫色が抜群に。こうなるとセルレアというより別フォーマとして、パープルという枠を新設して欲しいくらいです。実は筆者は先月もこの花を例会にて見せていただきました。もう咲き終わりがかって萎れてるくらいの花でしたが濃い色合いは残っていました。ご本人曰く、「色はいいんですが、形が 今一で、」とんでもない。セルレアでこの形なら十分に整形花です。セルレア花はとがり気味の花になることが多いのですが、今回は株の力を発揮し本来の花形に咲きえたのでしょう。本当に素晴らしい!! 個体名の‘Usin’に少しひっかかるところはありますが。台湾あたりでのセルレアを使用したシブリングから出たものと思われ、台湾語に‘Usin’の意味する言葉があればいいがなあ、と思っています。大きさがNS3.5x3cmと足りないのが唯一の残念です。1花茎 1輪 NS3.5x3cm

第2位 Habenaria erichmichaelii                  西郷 数秀  8票
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基本種のロドケーラに極似ているも別種であることが判明しており、「エリクミチャエリィ」と呼ぶとなると、急に親しみが薄れてしまいます。並べて比較すると、まあ、まあ違いますかね、となりますが、全体のフォルムがロドケーラそのものですので、単体では判別がなかなか難しい種です。東南アジア産で広くタイ、フィリッピンから中国まで産しロドケーラと重複し、数年前に新種と認定されたようです。 ロドケーラには色のバリエーションがありますが、本種では今のところピンクの濃淡花一種類だけのようです。栽培はロドケーラと同様で秋から春の芽出しまで水を切る管理が必要ですが、最近では球根の皺より防止の為、ある程度水遣り管理が良いとも言われています。どちらにするかは皆さんの判断で、、、。地生蘭は基本的に1年毎、多くても2年には必ず植え替えをしましょう。怠るといつしか芋が消失します。2花茎 20輪 NS2x3cm

交配種の部
第1位 Miltonia Rikyu                    高久 秀雄  14票
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利休’として出回っているこのミルトニアはシンビジュームの栽培で名が知れ渡っている向山蘭園が‘i秋彩シリーズ’として‘京紫’や‘若紫’とともに初心者向きの暑さに強い品種として売り出しているなかの一種であると思われます。ブラジル産のregneliiを使用して、紫のリップと淡黄色の花びらの優しげな装いを作出しました。一方では同種と思われる品種をMIltonia Summer Time (regnelii × Earl Dunn )と標記されて売り出されています。向山さんでは、種苗登録品種として出願しており、この辺のいきさつは解りかねます。いずれにしても生育が旺盛で、花付きも良いので、2~3年で大株に成長してくれる優れものです。昨年も大株が出品され入賞していましたね。ご婦人に人気が高いようです。17花茎 50輪 NS6x7.5cm

第2位 Paphiopedilum Dollgoldi           小野 敬一  12票
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パフィオの王様、ロスチャイディアナムと黄色い逸品アルメニアカムの交配で生まれる特異な花です。高温種のロスとどちらかというと低温種というか、夏場の夜温を低くする必要のあるアルメニアカム、成長に時間がかかりそうに見えるので、毎年開花と言うわけにはいかない、栽培の難しい品種のひとつと思われます。なので、当会でのお目見えは初めてのような気がするのですが、いかがだったでしょう? 花色はアルメニアカム似の黄色で、花の全てに小豆色の縞模様が入って大変ダンディな装いです。ペタルには横縞、上下のドーサルとリップには立て縞が規則正しく配備されています。RHSへの登録はH.DOLL
さんにより為され、ゴールドのような花色から品種名が付けられたのでしょう。NS16x11cmとわずかに小ぶりであるのと、永いこと咲いているようで、本来の輝きが幾分失われているのが残念とは言え、目の保養になりました。 2花茎 2輪
                                         (堀)  

各賞
フレグランス賞 Phalenopsis violacea         磯田 忠彦
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良個体賞 Phalaenopsis violacea fma. coerulea `Usin'  吉川 好江
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原種の部
第1位 Rhynchostylis coelestis × sib                吉川 好江  14票
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レトォサ、ギガンティアと並んでリンコスティリス属の代表種のひとつですね。なかでもちょっと癖があって栽培しにくい、と言われることの多かったセレスティスも国内にてシブリングが進み、比較的栽培しやすくなった株が出回るようになりました。出品株はそんな流れの一株と思われ、栽培者の丹精具合が窺い知れるほど綺麗に仕上げられています。株も4本の花茎を気持ち良さそうに素直に伸ばし、栽培者に応えているようすは、植物栽培における理想的な関係を構築しているように感じました。花穂が“のぼり藤”のようで、下方より順次咲き進むのが、リップのブルーの濃さでわかる仕掛けになっています。4倍体が多数作出され、大型株がもてはやされる昨今、全体的に株も花もコンパクトでダイナミック感が欠けているのですが、考ええようでは,コルク付けで吊るし栽培は、場所をとらなくて手ごろだということになるのでしょう。NS 2x1.8cm 150輪

第1位 Aerangis modesta                      星野 和代  14票
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マダカスカル、あるいは隣のコモロ諸島に自生するアングレコイドの一種です。1938年、3億8千万年前から生息する深海魚シーラカンスの発見にて、にわかに世界中に知られることになったコモロ諸島、というだけで何かしらロマンの匂いを感じるのは私だけではないはずです。そんな島を昇った月が照らす宵闇、着生した樹上より花茎を垂らし、付近に芳香を撒き散らかすように星状の白花が咲き誇る、といったイメージでしょうか。花は約15cmの距を有し、中に蜜を溜め込み、訪れるポリネータたる蛾に交配を手助けさせる仕組みです。匂いと共に蛾の目に留まりやすくする為、月影に浮かびやすい白色の花が大部分と考えられています。同じく甘美な芳香のフウランが夕刻に匂いのピークを迎えるのに比し、アングレコイドは月が照らす宵闇、と言う差異もおもしろいですね。水不足で肉厚な葉にしわがよることも無く、上手に管理されています。1花茎 14輪 NS5.2x5.2cm 茎長33cm

第3位 Paphiopedilum sangii                    小野 敬一   5票
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交配種の部
第1位 Neostylis Lou Sneary‘Blue Candy’              山田 栄   15票
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属名ネオスティリィスはフウランのNeofinetia(ネオフィネティア)とセレスティスのRhynchostylis(リンコスティリス)を交配して出来た人工属です。多くのルースネアリィはフウランの影響が色濃く出現する傾向があり、花の風情はフウランを大型にしたような花になることが多いのですが、‘ブルーキャンディ’はセレスティスを大きくしたような風情です。パソコンにて検索してもヒットするのは大型フウラン型のルースネアリィばかりで、出品株は特異な一品?なのでしょうか。花色はセレスティスの影響濃く薄ブルー色が美しく爽やかな印象です。コルクに着けての栽培も年季が入っている様子が根の張り具合からわかり、毎日、朝夕の水遣りを欠かさず、その丹精ぶりが窺い知れますね。甘い香りが評価され、フラグランス賞も同時受賞しました。2花茎 40輪 NS2.5x2.5cm

第2位 Doritaenopsis Hatsuyuki ‘なごり雪’              佐々木 光次郎 7票
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当会に於いてはすっかり定番の感があり、毎回のようにどなたかが出品するようです。と言うことは春開花が本来の姿なのですが、環境が合えば周年開花する不定期咲き、と言って良さそうです。しかも、長きに渡って咲き続けてくれますので、一株あれば大変重宝な一品ですね。ファレノの原種アマビリスを彷彿させるミディの白花が可憐で、またそのリップに入る薄いピンクが主張し過ぎず、全体的に上品さを演出することに成功しています。ドリティスの原種、プルケリマが遠慮がちに顔を覗かせているのですね。可愛らしさが受けて贈答にも広く利用され 、一般の方にも翌年開花が出来たの喜びの声が聞かれ、お店の方が薦めるNo1品種としてベストセラーの仲間入りです。ときどき‘なごり雪’のみの名札で陳列されていたりもしますが、種名Hatsuyukiにて間違いなしと思われます。優しい風情がご婦人票を得て今回も入賞しました。1花茎3枝打ち 34輪、つぼみ11、NS4.5x4cm

第3位 Cattleya Hausermann's Sultan‘Summer Spectacular’     堀 清次    6票


各賞
フレグランス賞 Neostylis Lou Sneary ‘Blue Candy’          山田 栄
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栽培技術賞/希少種賞 Paphiopedilum sangii              小野 敬一
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(堀)


展示花
C. Batemanniana No21                      豊田 弘
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C. crispa fma. carnea ‘Equilab’                 堀 清次
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Paph. tigrinum                             小野 敬一
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Phal. equestris fma. coerulea                  小野 敬一
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