カテゴリ:例会入賞花・展示花( 65 )

5月度例会の入賞花・展示花を紹介します。

<<人気投票入賞花>>
1.原種の部
第1位 Phragmipedium warscewiczianum ‘Seijikun'   堀 清次  17票
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中南米の標高(800m以上)の高い崖に自生。NS6.5×47㎝ 2花茎 4花(ツボミ2)。茶黄色を基調とした花全体に赤色の脈が入った花が咲いていました。去る5月29日から開催の「第54回蘭友会らん展inサンシャインシティ」おいてレッドリボン賞を受賞されました。特徴としては花弁が、ねじれながら下垂し地面まで達し、自然界ではこの花弁を昆虫が伝いリップに舞い込むことで受粉がおこなわれているようです。フラグミ属は、趣味家の間では形態的によく似たパフィオ属が、種類、色、形ともバリエーション豊富なパフィオ属が“メジャークラス”、片やフラグミ属は、色、形とも地味でどちらかというと“マイナー”というのがもっぱらの評価ですが、しかし、近年“コバチ”の発見でフラグミ属も、一躍脚光を浴びました。紅赤色の花を着けるコバチや朱色のベッセなど、パフィオにはない色調の花が注目されています。花期は夏、夏の暑さを避け、常に水やりに心がけることが栽培ポイントです。因みにwarscewiczianumの種名由来は、オーキッド・ハンターJoseph Ritter von Rawicz Warscewicz氏に因んで名付けられたものです。


第2位 Dendrobium amabile (= bronckartii) ‘Benibotan'   角田 馨 12票
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インドやビルマなどの標高1200m前後に自生。バルブの上部から下垂した花茎に NS5.0×3.5㎝ 6花茎 約120輪 (バルブ長65cm)のピンク色の花が咲いていました。ベニボタンはその中でも優良個体で、ご存知の方も多いと思いますが、静岡県のY蘭園が92年東京ドーム国際蘭展でシルバーメタルとトロフィー賞を受賞した品種です。当時は、あまりの豪華な美しさで「ほんとに原種なの?」と物議があったことを、当時を知る蘭栽培の先輩から耳にしたことがありました。ブロンカルティは、シルシフローラム、ファーメリーに似た形態で、初夏咲きの傾向がありますが、自生地の環境は少し異なり、9月~11月に多雨、2月~5月は少雨だが湿度は高い、夏の平均最高気温は26℃程度、冬の平均最低気温は10℃程度と有ります。このようなことから、栽培のポイントは、夏はなるべく涼しくすることを心がけ、秋は水を十分にやる。冬は加温(10℃)する。このポイントを押えると立派な大株の花が咲くようです。私の大好きな「房咲き系」で、「美人薄命」の通り花期は短いです。


第3位 Dendrobium crepidatatum ‘Mariko'        小野 敬一  7票
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2.交配種の部
第1位 Vanda Pat Delight (Kasem's Delight × Fuchs Delight)   小島 朝男  10票
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NS10.5×16.0㎝ 1花茎 6輪、濃紅色の花が咲いていました。バンダ属について知識があまりないので原稿を書く、この機会に少し調べてみました。約40種、熱帯アジア、インドから東南アジア、中国南部、ニューギニア島、オーストラリア、ソロモン諸島、フィリピンから、台湾、琉球まで広く分布している着生種。東南アジア熱帯の低地に自生する低地高温種とヒマラヤ、タイ、ミャンマーなどの高地に自生する高地低温種と2種類が大別できます。流通しているバンダは高地種の交配種が多く、赤系、ピンク系、ブルー系、白、イエローなど花色が大変バラエティーに富んで、大輪の多輪咲きの大株のバンダは、とても見応えがあります。その他アスコセントラム、エリデス等との属間交配も盛んに行なわれて用途別に一般商用で流通しています。栽培は、やはり自生地を知った上で栽培することが、良い花をさかせるポイントです。高地低温種バンダは、熱帯の標高500mから1000mの高い森林の霧が多い地域に生息し、樹木の高く風通しのよい場所に根を空気中にさらされた状態で着生しています。根はとても空気、高湿度を好みます。栽培のバロメータは、いかに良い根を保つことができるかのようです。


第1位 Cattleya Mrs. Myra Peaters (gaskelliana ×warneri)  豊田 弘  10票
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この花を例会で拝見した時に「ワーネリーかな?」と思ったのですが、ラベルをチェックしたら違っていたので、交配親はいずれなのかと思いながら自宅で調べてみたら、1904年登録と非常に古く、カトレア原種同士の一代交配でビックリ!交配親を見てこれまたビックリ!けっこう身近な交配にもかかわらず私の手元にないのもいざしらず種名を聞くのは初めてでした。(私だけですかね?)交配親としての特徴としては、花径を大きくする傾向があるとされる C. gaskellianaと、株姿をコンパクトにする傾向があるとされるC. warneri。 NS14.0×16.0㎝ 1花茎 3輪 交配種というより、原種カトレアの雰囲気を醸し出し、リップの色彩が濃く鮮やかで展開の美しい花容が清々しく印象的な大輪セルレアが咲いていました。             (宮本)


第3位 Rhyncholaeliocattleya King Harold (Rl. digbyana × C. Harold) 星野 和代 8票
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3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana               星  隆
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<<各賞>>
良個体賞  Cattleya noblior ( ‘Perfection' × ‘Summer Land')      豊田 弘
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良個体賞  Phragmipedium warscewiczianum ‘Seijikun'        堀 清次
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大作賞  Dendrobium tortile fma. roseum             小島 朝男
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<<展示花>>
Dendrobium loddigesii                       角田 馨
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Phal. tetraspis                            星野 和代
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<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Dendrobium aphyllum                 桜井 秋子   10票
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八重桜の季節も終盤にさしかかり、春の雨風が桜木根元を桃色絨毯に彩り、惜しむ心に微塵の容赦もなく新緑の装いへと駆け込む時、我らが庭先にもアフィラムの可憐な小花がやさしく微笑んで癒してくれます。長いこと蘭を楽しんでいる私達にはピエラルディがしっくりいくのですが、近年はアフィラムが正式名として定着してきました。元バルブに付いた2~3個の高芽がそのまま成長して、それらのバルブにもたくさんの花を付けて、いっそう賑やかになり、アフィラムの理想的なフォルム、滝シャワーに近づきました。ノビル系デンドロですので、秋の低温処理と水控えは常識ですね。先の蘭展における一般入場者の人気投票にて、名だたる高位受賞株を押さえて第一位に輝いた品種でした。桜井さん、久々のエントリーにてトップ当選です。53花茎 350輪 NS6x4cm

第2位 Cattleya noblior ('Perfection' x `Summer Land')    佐藤 俊男   8票
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この株は当会において2008年10月に栽培教室教材として配布されたものです。滝川先生が交配され、フラスコ苗として提供していただき、佐藤さんがコミュニティに仕立て、さらに単鉢上げしたうえで、皆さんの元へ渡ったものなのです。そういえば我が家の墓標群の中にも2枚のラベルがあったような、、、。‘Perfection’は言うに及ばずアマリエタイプの代表選手、一方‘Summer Land’は滝川先生が選抜したアマリエタイプの優秀花で、初夏の蘭展が秋川市、今のあきる野市のサマーランドで開催されていたのを記念して名付けた個体(と勝手に想像している)の交配ですから、優秀な個体が出現するのも当然と思えるような、綺麗な色合いの個体です。特にリップが秀逸で、赤ストライプの広がりの中にいろどられたイエローが綺麗綺麗。それにしても、あのフラスコ苗が数年でここまでになるのですから、株自体の性質もさることながら、栽培者の力量が窺い知れるのは言うに及びません。1花茎 3輪 NS10x10cm

第3位 Guarianthe skinneri fma. alba              豊田 弘  7票
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2.交配種の部
第1位 Dendrobium Jan Orinstein 'Red & White'     小野 敬一   13票
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聞き慣れないデンドロの交配種です。ジャン オリンステイン‘レッドアンドホワイト’で良いのでしょうか?一見したところアフィラムっぽいフォルムなので、アフィラムに交配種をかけた戻し交配種かな?と思ったのですが、何とプリムリナムとの雑種第一代種でした。プリムリナムならデンドロファンでなくとも誰でも知っている普及種ですから、ポピュラー種どうしの交配となり、この耳慣れない交配名ももっと浸透していてよさそうなものですが、初耳だった筆者は単なる不勉強でしょうか?こう推測します。以前からあったが、なかなか良花が作出されず、ノビル系のデンドロの中に埋没していた。‘レッドアンドホワイト’が出現して現在注目されつつある。と、いうものです。レッドは花びら全体の色、ホワイトは言うまでもなくリップの色です。垂れ下がる系のデンドロは下を向いて、うつむきかげんに咲くことが多く、リップは上を向いて主張するものの、はなびらが目立たず、ただなんとなくピンクっぽいのですが、出品花は花びらが垂直立ちをして、前面を向くように咲くのが評価のポイントと見ます。6花茎 84輪 NS5x4

第2位 Sarcochilus Fitzhart                   中村 スエ   12票
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中村さんはこの種を毎年のようにこの時期出品しているように感じます。そして株は年々大きく育っていると思われますがいかがでしょう?22花茎 NS1.2x1cm 約220輪の小花が株いっぱいに咲いているのが素晴らしいです。種名から解るように、サルコキラス属のポピュラー種、フィッツジュラルディとハートマンニィの雑種第一代なのです。サルコキラス属は殆どがオーストラリア周辺に産し、フィッツジュラルディは茎長が1m程にもなる大型種で、白花、桃花、紅花と変異が大きいことでも知られています。一方ハートマンニィはオーストラリアの標高1000m以上の高地産で、白花の中心部が暗紅色の細点、又は斑紋に彩られており、株姿ともどもフィッツハートそのままの花のようで、フィッツジュラルディがどこかへ消えてしまいました。ラベルを見ないとハートマンニィなのかフィッツハートなのか区別がつかないくらいです。栽培にはコンパクトで良いのですが。栽培法をもう一度じっくり伺いたいです。開花最盛期は過ぎているのが残念です。                                    (堀)

第3位 Vanda Cherry Blossom                 小島 朝男   4票
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第3位 Cattleya Love Castle `Happiness'          金子 實    4票
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3.フレグランス賞  該当無し


<<審査員推奨株>>
希少種賞  Ophrys scolopax                      小野 敬一
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希少種賞  Bulbophyllum pecten-veneris           堀 清次
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努力賞   Dendrobium aphyllum                   桜井 秋子
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<<展示株>>
Den. hildebrandii                            小島 朝男
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Bulb. mastersianum                          堀 清次
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C. maxima 'Seijikun'                         堀 清次
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Cynorkis purpurascens                        角田 馨
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Den. Hamana Lake 'Prism’                      星野 和代
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Den. Ueang Phueng (jenkinsii X lindleyi)            豊田 弘
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Phal. mariae 'Vi Angel of Mine'                   山田 栄
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【人気投票】
1.原種の部
第1位 Cattleya jongheana `Seijikun'      堀 清次    11票
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ブラジル産の旧レリア属ですので、現在はカトレア属への仲間入りになっているのは、周知の事実ですね。草姿はミニ種と言って良いくらいの10cm内外ですが、NS13x13cmの圧巻の良花を咲かせてくれました。NS13cmというとトリアネイの一般種のサイズに迫ろうという大きさですので、草姿を比べるとその秀逸さが伝わります。もともと12cmほどの花を咲かせる種ではありますが・・・。ペタルが波打たず平面的にキチッと大の字状に咲き、硬質を感じさせる花姿もジョンゲアナの持ち味で、その子孫に伝えるべき確たる優性遺伝形質です。唇弁を縁取るパステルフリンジと奥から連なる黄色い襞(ひだ)状部が何とも言えぬ愛らしさを演出しています。花色がいま少し濃色だと言う事がないのですが。蕾がガラス面に触れて、ナメクジさんが渡り、舐め跡が見られるのはご愛嬌ということで。3花茎3輪


第2位 Dendrobium primulinum          星  隆       9票
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約1000種もあろうといわれるデンドロビウムの原種のなかにあって、とりわけ美しいデンドロの一種と言っても過言ではないでしょう。インド、タイ、中国南部にまで生息しますので低温にも強いのは確かですが、健全に成長させバルブ全体の着花を見るための栽培温度は9~10度は最低条件です。とは言え、いわゆるノビル系デンドロですので、秋の終わり頃には6~7度の低温に20日前後当てる必要があります。よくバルブの中ほどにのみ着花している株を目にしますが、成長時期において充分にバルブを成長させられなかった結果と言えます。バルブの頂部と基部は成長がゆるく、中ほどは好成長を遂げ充実し易くなるため、その結果花が咲くことになりますので、全体着花の為には成長期における基部・頂部の健全な成長が不可欠となります。というよりも“花咲か爺さん”の登場が手っ取り早いでしょうか。出品株は概ねバルブ全体に着花が見られ、5花茎 NS5.5x3.5cm 48輪 が桜色に染まっています。古バルブを根鉢にまとめて後方に隠し、花付きバルブを前面に揃えて強調する星さん流のディスプレイが成功しました。


第3位 Cattleya coccinea (Small World 系)  豊田 弘     8票
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2.交配種の部
第1位 Rhyncattleanthe Love Passion             豊田 弘    14票
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ポティナラはカトレア × レリア × ブラサボラ × ソフロニィティスの四属間交配種といわれていましたが、ご存知のようにレリアの多くとソフロニィティスはカトレア属に移行、ブラサボラのディグビィアナはリンコレリア属に移行しました。またカトレアのオーランティアカは、グアリエンセ属になりましたので、本種はRhyncattleanthe (リンカトレアンセ)と表記するのが正しいということになります。古い交配で、10種ほどの原種が作出に関与しており、それぞれの個性的な血の配合が折り重なり、今日の絶妙な花容に行き着いたということでしょう。澄んだオレンジ色が強烈で、すぐに目の中に飛び込んで来るほど印象的ですが、それらは、旧レリア属のシンナバリアーナとハーポフィラ、グアリエンセのオーランティアカに起因しているようです。丈夫で毎年開花してくれますし、ひと月ほども咲き続け、温室内を華やかにしてくれるので大変重宝します。ほとんどが‘オレンジバード(橙色の鳥)’という個体名のオレンジ一色花ですが、リップの先端を紅色に彩る‘アイランド ロマンス(ロマンスの島)’という個体名の花が極まれに見られます。NS10x10.5cm 3花茎21輪 つぼみ1


第1位 Cattleya White Island 'K&T White Queen' AM/AJOS'   宮本 勝    14票
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宮本さんにはこの種でもうひとつ‘Yukari’と奥さんの名を命名された個体をお持ちで、出品される度にその株も受賞されています。ということは、全てのホワイトアイランドがそうだとは断言できませんが、何かしら私たちの心に訴えるものがあるのだろう、と想像します。雑種強勢は動植物間の交配においてよく言われることですが、本種も C.ワルケリアナとC.ジョンゲアナのハイブリッドであり、両親の長所をいかんなく継受した結果だと断言できるものです。勿論栽培者がよく栽培しての話ですが。プミラと交配したミニパープルが東の横綱なら、ジョンゲアナとの交配、本種ホワイトアイランドは西の横綱といってよさそうです。ワルケのペタルが少し乱れる処や、サイズが少し足りない処をジョンゲアナが控えめに味付けして輝きを増しているのです。春霞がかかったような乳桃色の中にダイヤモンドダストがキラキラリ。2花茎 3輪 NS12.2x13cm                                      (堀)


第3位 Cattleya Aloha Case `Venus'             金子 實


3.フレグランスの部
フレグランス賞 Cattleya schroederae            星  隆
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【各賞】
努力賞 Leptotes bicolor                    小島 朝男
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良個体賞 Cattleya jongheana `Seijikun'        堀  清次
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希少種賞 Pterostylis nutans alba             豊田 弘

努力賞 Orchis Bornemannii `Moon Prince'        中村 スエ


【展示花】
Cynorkis purpurascens                    山田 栄
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Pleione formosana                      海東 行夫
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Sievekingia marsupialis                  小野 敬一
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取り急ぎ入賞花・展示花の写真掲載します。コメントは少々お待ちください。

【人気投票】
1.原種の部
第1位 Laelia anceps fma. veitchiana          佐藤 俊男    8票
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先月12月に引き続き、アンセプスが一等賞になりました。いままで、アンセプスの開花時期について、これほど時期が違うことに認識がありませんでした。純白のセパルやペタル、濃色セルレアのリップ、喉奥の黄色の模様がアクセントです。1花茎3花(ツボミ1) NS11.0x10.9cm。 けっして万作ではありませんが佐藤さんが栽培すると大きく開花します。ビーチアナは、イギリス人ラン育種家の名から由来とのことです。


第1位 Cattleya mixta                  豊田 弘     8票
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以前は、レリア属となっていましたが、現在は、カトレア属に移行しています。岩場に自生する事から総じて“ロックレリア”と呼んでいましたが、現在は、何と呼べば良いのでしょうか?“ロックカトレア”では、何か芸がない気もします(私だけかな?)。NS4.8×4.2㎝ 2花茎 10花(ツボミ2)。黄色を基調とした花全体に赤色の筋が入った愛らしい花が咲いていました。ブラジル高野の岩場に自生。栽培のコツは一事で言えば、自生地に近い環境をいかに自分の温室で再現する事です。でも、なかなかそれが難しいですよね!大株になり、植え替え、株分け時期を間違えるとラベルだけになってしまうこともあり、根が動く寸前がベストだと思います。日常の観察がポイントです。


第3位 Cattleya walkeriana fma. semi-alba      堀 清次     6票


第3位 Epidendrum difforme ‘White’          堀 清次     6票
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第3位 Angraecum leonis               堀 清次     6票


2.交配種の部
第1位 Rhyncholaeliocattleya Pastoral ‘Innocence’     佐藤 俊男   12票a0265160_23491210.jpg
蘭栽培の心得がある人にとっては、一度は名前を耳にしたり、目にしたりするカトレア白花超有名銘花です。2花茎 4花 NS14.8x14.9cm純白色の整形花が咲いていました。“冬の茶の間でカトレア大輪を眺めながら紅茶を飲み読書をする”なんて至福の時を過したい気分にさせられますね!本種は、強健種で花付きも良く、大株にも向いていると知られています。ブラソ系カトレアの交配親としても良く使用され「大きく円いフリルのリップ」「リップの大きな黄目」「大きな花径」という特長を良く子孫に継承するようです。


第2位 Cattleya Gaskel Pumila ‘Blue Guniea’× Cattleya warneri fma. coerulea
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カトレア原種3種の(gaskeliana×pumila×warneri)交配となります。3種類の親の一般的な咲く時期は、春の終わりから晩秋。唯一ガスケリアナが冬の開花を目にします。本種は、花容、色、咲く時期から想像するにガスケリアナの血が多く継承しているようです。
リップの濃い紫ブルー色、喉奥の黄色の模様とセパルのセルレア色のコントラストが皆さんの目を引いています。1花茎2花 NS13.8x12.8cm。豊田さんからのコメントで、“苦節29年にきて初めて開花した”とのことです。“わたしも居たのよ!”と言わんばかりに爽やかなセルレア色の良花が咲いていました。   (宮本)


第3位 Masdevallia Casiope                小野 敬一   6票a0265160_23524384.jpg



3.フレグランスの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana semi-alba ‘Taka’   山田 栄a0265160_235556100.jpg


【各賞】
該当なし

【展示花】
Ctt. Pixie Lair                             豊田 弘
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Rlc. Amy Wakasugi                        小島 朝男
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Rlc. Pamela Hetherington 'Coronation'            佐藤 俊男
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Cattleya Tydea coerulea 'Dark Fine'              小島 朝男
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Dinema polybulbon                         中村 静枝
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人気投票
第1位 Laelia anceps ‘Irwins '                  堀 清次
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メキシコに自生。アンセプスのチポタイプの代表花です。比較的低温にも強く、温室なしでも栽培が可能と聞いたことがあります。クリスマス、正月の飾り花としても重宝しますが、花茎が長く伸び温室で花を傷つけることなく開花させるのに相当神経を要したのでは? また、日に良く当てないとバルブとバルブの間隔が伸びてしまいます。8花茎13輪(ツボミ1) NS11.3×11.3cm。他を圧倒する存在感のある大株つくりです。今年は例年に比べ花茎の長さが少し短いようです。


第2位 Cattleya walkeriana fma. coerulea ‘Azul Perfect’   星  隆
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もともとこの種の特徴は大株になりやすいことですが、このくらいの株の大きさでこれほど多く開花させるのはお見事です。丹精を込めて栽培されていることが一目でわかります。花全体もフラットに開花し、特にリップも大きく展開し筋がはっきりと入っています。この辺から個体名がつく由縁がみえます。NS9.0×9.4㎝ 6花茎8輪(ツボミ4)のよい香りがする薄紫色の花が咲いていました。残念ですが、あと一週間後であればベストの状態だったのに!


第3位 Cycnoches chlorochilon × Cycnodes Jumbo Micky   中村 スエ
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NS7.0×6.8㎝ 4花茎9輪(ツボミ2)。濃黄色のスワンの形をした花が咲いていました。バックバルブも、とても生き生き充実していて、この株にして、この花ありです。
この種類の特徴は、雄花、雌花を咲くことが知られています。私たちがよく見かける雄花は弱光で育てると咲き、十分に日光に当て充実した株には雌花が咲くようです。栽培は、通年を通し日に良く当て、新芽が見えたころから、たっぷり水やりと多めの肥料を与え、少なくとも2年間隔で新鮮なミズゴケで植え替え、最低温度は高め(できれば18度)に保ち、寒くなってきても乾かしすぎないようにすることがポイントです。小生もシクノチェス属原種ヘレンフサナム(黄花)をポイントになるべく従い挑戦しましたが、なかなか気難しい一品です。片親のシクノデス属は、モルモデス属とシクノチェス属との属間交配。


フレグランス賞
Cattleya walkeriana fma. coerulea ‘Azul Perfect’        星  隆
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【人気投票】
1.原種の部
第1位 Phalaenopsis tetraspis            佐々木 光次郎   10票
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第2位 Phalaenopsis tetraspis            星野 和代      7票
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期せずして同品種が1位、2位に輝きましが、こういう事も回を重ねると起こりうるんですね。ということは、どちらも 甲乙付け難いくらいに良く咲いており、選択は花数、大きさ、花の良し悪し、株の出来具合により、選択者が決定していると言う事のようです。ラベルから判断する限りでは、同じ台湾業者から購入していますので、兄弟株である可能性が大と言えますが、花から推察するにメリクロンではなく、実生された株と思われます。それ程花の様子が違っており、写真で確認して欲しいのですが、まず言っておきたいのは、テトラスピスの基本花はエンジの模様が入るのか入らないのか?ということです。私見ですが、基本種は真っ白でもベタなエンジ模様が花びらに入るでもなく、細いエンジっぽい横縞が2,3本白い花びらに入るだけでした。これらどうしを交配していると、横縞が5,6本と増えてゆき、さらにそれらどうしを交配すると、ある日ベタなエンジ模様を花びらの一部に、あるいは2枚の花びら全体に入る花が現われ、それらに`C-1'とか`WR'とか個体名を付けて珍重したのです。さらにそれらどうしの交配を重ねると、全くエンジの入らないアルバや5枚の花びら全体がエンジに彩られる花が出現することになったと考えられます。そういう意味で、横縞風の模様が入っている佐々木さんの花は、先祖返りをしているのだろうと思われます。それにしても、お二人とも温室無しで栽培しての成果ですから、温室持ちの筆者は驚きと嫉妬が絶えません。① 3花茎 8輪 NS4x4.7cm ② 2花茎 4輪 NS4.5x5.2cm

第3位 Angraecum ramosum var. typicum   豊田  弘       6票
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第3位 Bulbophylum annandalei          堀  清次       6票
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2.交配種の部
第1位 Cattleya Mini Purple `K&T Sumire'    星  隆        12票
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先月のセルレアタイプのミニパープルに続いて、やはり今月もミニパープルは健在でした。受賞株のほかにも‘シオノ’という当会ではお馴染みのセルレアタイプのミニパープルも出品されていました。‘スミレ’と付けられたいかにも可憐そうな、また、すみれの花のベルベット状の柔らかさを連想させる個体名は、亡き高山さんのお孫さんに因んで命名されたそうです。現在お孫さんが何歳くらいなのかは知りえませんが、まさかこんなところで自分の事が僅かなりとも語られているなんて、想像もしていないでしょうね。そう思うと先に出た‘シオノ’も必ず塩野さんのことを連想しますし、`K&T' とくれば高山さんご夫妻のことを必ず思いますね。個体名っていろいろな広がりを担っているのだなーと今更ながら実感するのでした。ティポタイプの可憐な‘スミレ’はご婦人票を獲得して、星さん連続一等賞です。1花茎 3輪 NS9x9.9cm


第2位 Cattlianthe Porcia `Cannizaro'      堀  清次      9票
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秋の開花株としていたってポピューラーなこの種ですが、出品株はなかなか時期が合わず、毎年コンスタントに咲いてくれるも、栽培し始めて20年程経過し、今回初めて皆さんの前に披露出来たと思います。育ち盛りのリードバルブは非常にデリケートでシースが展開途中で折ってしまった事も3,4度を数えます。また花茎も咲き初めは大変折れやすく、これからと言うときにポッキンして落ち込んだことも数回ありました。片親ボーリンギアの影響で15輪程の中輪花をボール状に咲かせ、2~3花茎が一斉開花すると大変賑やかで、ゴージャスです。大株にして楽しみたい一品です。Cattlianthe Portia は品種名も花も似ていますが、ラビアータとボーリンギアを交配した一代雑種で、本種Porciaはボーリンギアのほかにワーセウィッチ、ドーウィアナ、ロディゲシィが内在しており、交配の妙の極致を感じます。太陽光線に反射し花びらの中でダイヤモンドダストがきらめいて舞っています。2花茎24輪 NS9.5x9.2cm


第3位 Laelianthe Wrigleyi              若尾 暢子      6票
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3.フレグランスの部
フレグランス賞 Cattleya Mini Purple `K&T Sumire'      星  隆
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【各賞】
該当なし
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【人気投票】
1.原種の部
第1位 Zelenkoa onusta              星  隆       9票
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ゼレンコア’の響きにもだいぶ慣れてきましたね。ゼレンコアときたらオナスタと一対にして覚えましょう。鉢に水ゴケで植え込むと、大抵の場合枯らしてしまう気難しい一品なのですが、コルクにくっつけ、しばらくビニタイで結わいておくと、あ~らこれが摩訶不思議、うそのように元気に育つのです。この場合もけっして根をミズゴケでくるんだりしないでね。騙されたと思って一度お試しあれ。これであなたも明日からプロの仲間入り間違いなしでしょう。夏場の育ちざかりには水を欲しがりますので、充分与えてください。日光浴も大好きですが、日焼けには気を付けてね。新根がコルクに着生して安定したら、ビニタイをはずしましょう。そうこうするうちに花芽が伸び始めて喜びもひとしおですが、ここで水不足にすると花芽がしけてがっかり。そこからでも管理をしっかりすると、ときたま枯れたと思った花茎の節目から新たに花芽が伸び始めたりする幸運があるのであきらめないでね。後日蘭展にて市長賞をゲットし二冠達成。おみごと!!4花茎 52輪 14蕾 NS1.1x1.5cm


第2位 Cattleya perrinii fma. semi-alba      豊田 弘      7票
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秋咲きカトレアの定番はラビアータとペリニーです。ペリニーにもラベンダーのティポやアルバにセルレア、そしてセミアルバとバリエーションがひと揃いあり、一株ずつでも手元にあればコレクションとして最高です。独特の花容ゆえ、交配を繰り返してもラビアータのように整形花を思うように作り出すことが出来ず、また開花期間が短いという決定的な欠点と相まって交配親として使用されることもなくなりました。とはいえ、その魅力が失われることは微塵もなく、グライダーを彷彿させるシルエットに酔いしれるファンが多いことも事実です。豊田さんもその一人で、かく言う筆者も同様なのは余計なことでした。他のバリエーションに比べ、セミアルバは今までこれという個体がなく、見るからに径のないこじんまりした花が多いなか、出品株はNS14x14.6cm とセミアルバとしてはまずまずの大きさも充分とは言えません。今後の改良、作出が待たれるところです。
2花茎 3輪

第3位 Coelogyne rochussenii             小島 朝男    4票

第3位 Mormodes badia `Fire Dance'          吉見 英夫    4票
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2.交配種の部
第1位 Doritaenopsis Hatsuyuki `Nagoriyuki'     佐々木 光次郎   7票
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Doritis pulcherrima × Phalaenopsis Baby Hat という交配で本来ならドリテノプシス ハツユキとなるはずですが、このところの属名変更にて、ドリティスもファレノプシスに変更になりましたので、属名表記はファレノプシスになっています。品種名ハツユキといい、個体名ナゴリユキといい素敵な命名で、白っぽくはかなげだなあーとイメージが膨らみ、みかけはそのとおりなのですが大変丈夫で、タフな一品なのです。半年にも渡り花を咲かせ続け、複数花茎を立て、そのうえ枝打ちしてたくさんの花を付けてしな垂れる姿が、ご婦人の心をしっかりつかんではなさないミディ胡蝶蘭の優等生です。いつもながら、温室無しで胡蝶蘭をここまで開花させるのですから、並々ならぬ世話をやいている様子が目に浮かび、ほほえましくもあり、感服もするのです。 2花茎 31輪  9つぼみ NS4.8x4.8cm

第2位 Cattleya Mini Purple coerulea ‘Blue Chateau’     金子 實   6票
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何度も何度もこの入賞花の項に登場するので、ミニパープがワルケラナとプミラの交配から作り出されたことはもう誰もが知っています。何度も入賞するということは、それだけ入賞に値するだけの良花が出展されているということでもあり、また多くの人がミニパープルに魅せられて、投票しているということでもあります。それほど当たり交配であり、誰にも慕われている売れっ子アイドルみたいなものでしょう。出品株はなかなかの良花で、円形にちかい整形花です。また、個体名が‘ブルーシャトー’とは粋人の命名で秀逸です。‘森トンカツ、泉ニンニク、囲まれテンプラ‘の戯れ歌で知れ渡る、1968年の第10回レコード大賞 受賞曲 なのです。ジャッキー吉川とブルーコメッツというグループサウンズが歌い演奏していた頃、世の中は高度経済成長により好景気の風が吹いていたのでした。齢60歳以上の方には懐かしい青春時代の思い出であり、彼らはアイドルだったのです。金子さんは、すっかりミニパープル系の栽培を手の内に入れて、ますます蘭栽培に熱が入ります。株分け期待。 1花茎 1輪 NS14.8x14.5cm

第3位 Cattleya Prism Pallete `Chrismas Candy'     若尾 暢子   5票

【各賞】
フレグランス賞 Oncidium Sharry Baby            吉川 好江
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その他の賞 該当なし

【展示花】
Epi. capricornu                           小野敬一
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Epi. pariculatum × veroscriptum             小野敬一
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V. roeblingiana                           小野敬一
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【人気投票】
1.原種の部
第1位 Brassavola nodosa               小島 朝男   10票
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中南米を原産地としているブラサボラの基本種で、最も流通量が多いことも蘭栽培をしている人なら異言のないところです。この属からはディグビアナとグラウカがリンコレリア属に分離され、2種だけの属になりました。このところの属改編で、ブラサボラ属も廃止になったようなイメージがありますが、棒葉タイプのノドサやコーダタ、垂れ葉タイプのククラータやペリニーは今もブラサボラ属のまま存在しています。ノドサと言うと‘Mas Major’AM/AOS(マス メジャー)と‘Susan Fuchs’FCC/AOS(スーザン フークス)の大輪花印象が鮮烈すぎて、自然種の小花タイプは忘れられがちなのは残念です。大輪花タイプの葉、バルブ部は20cm程と小型なのに比して、自然種は倍はあろうかというくらいに大型すぎるところに少し違和感を感じますが、そういうものと納得します。薄緑の花びらと白いハート型のリップが涼しげで、真夏に咲いて欲しい気がするのは私だけでしょうか? 6花茎36輪 NS 12×8.5cm


第2位 Epidendrum rondoniense           小島 朝男    8票
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このたたずまい、どこかで見た感じがします。もっと大柄で、花茎も5本くらい立ち上がり、ピンクの小花が咲いている上部のあたりは、春霞が漂う雰囲気、遥か上方を見上げた覚えからすると、2011年東京ドーム世界蘭展のお立ち台にてお目にかかった君ではありませんか? 真偽の程はわかりません。ネットで調べるも、それらしい映像はありましたが、遠くすぎて、コメント無しで断定には至りません。頼みのエンサイクロペディアでは、ブラジル南東部の産、高温を好み、樹上の光線のよく当たるところに付着する、くらいの情報のみ。大きくなるようなので、小型温室では管理が難しく、当会では豊田さんか小島会長のお二人くらいしか栽培出来そうに無い感じですが、余裕があれば是非コレクションしたい一品であります。一輪一輪ではそれほどピンクっぽくもないのですが、300輪以上が一堂に会するとにわかにピンクの雰囲気が席巻します。 2花茎 枝打ち 312輪 NS2x2cm


第3位 Habenaria erichmichelii          小野 敬一    6票


2.交配種の部
第1位 Vandachostylis Roll on Red         小島 朝男   10票  a0265160_21563331.jpg
今月は小島会長月ですね。原種、交配種の上位4種 のうち、3種が入賞ですから、恐れ入りました、としか言いようがありません。この種はワインレッドの綺麗なバンダ系 で、バンダコスティリスというあまり聞き慣れない属です。Vandachostylis Crownfox Red Gem × Vanda Peggy Fooという交配で、バンダとアスコセントラムとリンコス ティリスの三属間人工交配種となります。使用されたバンダはセルレアやミレリィ、アスコセントラムはカービフォリウムですが、現在アスコセントラムはバンダに移行されましたので、正式には二属間交配となります。そしてリンコスティリスはギガンティア、遡ればバンダにはもっと他の種も使用されたでしょう。特徴的な赤色はミレリィとアスコセントラム(バンダ)のカービフォリウムの血であるのは明白ですが、バンダの青いセルレアが潜んでいるのが交配の妙と言えるのでしょう。 2花茎 30輪 NS5x5cm


第2位 Rhyncholaeliocattleya Marcella Koss      金子 寛    7票
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秋咲き優良交配種の代表選手といえる本種は、C. Bob Betts × Rlc. Languedoc で両親とも交配には不可欠な存在です。ボブ ベッツは言わずと知れた白花でパステルピンク花の重要な親、一方 ランゲドックは巨大輪を咲かすラベンダー花で‘シンガポール ウエルカム’という個体名が付いて回ります。ランゲドックは南フランスのワインの産地で‘シンガポールへようこそ!’とアンバランスな取り合わせになります。フランス人が東南アジアに来たと連想すると、その昔一世を風靡した映画[エマニエル夫人]を連想してしまったりするのです。もっとも物語はバンコックのお話なのですが、、、。出品花マッセラコスには‘ピンクマーベル’の個体名が付いて回り、優しいパステルピンクがそのまま賞賛されています。芳香はモッシイェから、リップの大きく広がるフリンジはリンコレリアのディグビアナが貢献しています。1輪はちと淋しい、来年は2輪で見せください。1花茎 1輪 NS15x15cm                           (堀)


第3位 Dendrobium Dream Glass       星野  和子   5票


【各賞】
フレグランス賞
Phalaenopsis Luedde-violacea × violacea    角田 馨
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努力賞
Epidendrum rondoniense             小島 朝男
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【展示花】
Bulbophillum arfakianum                堀 清次
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Dendrochilum longifolium               堀 清次a0265160_22283376.jpg

Epi. schweinfurthianum                 星野 和代
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Gongora atropurpurea                 豊田 弘
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Milt. moreliana Three Lips              豊田 弘
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Robiquetia cerina                    豊田 弘
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【人気投票】
1.原種の部
第1位 Miltonia spectabilis var. moreliana ‘Aoki’  小野 敬一   18票
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ミルトニアというと夏の暑さにすこぶる弱い、と言うのが通り相場なのですが、変種モレリアナと呼ばれるこの君は、千年に一度と言われるほどのこの暑さにもめげることなく、かくもみめ麗しくおん姿を現し給いけるとは、いと嬉しかりけり。贈答用に使われる赤やピンクの華やかなミルトニアはブラジルやベネズエラの標高1300~2200m程の高地に自生するベキシラリアという種をもとに交配を重ねて出来上がった種ですので、暑がるのも納得というものです。一方、500m付近に産するスペクタビリスは、水と愛情を注ぐことにより、暑さに負けずこんなに美しく咲いてくれる剛健種です。ミズゴケ植えを鉢から抜いたまま、ヘゴ板にリードを寄せて活着させ、小野さんらしく綺麗に仕上がっています。綺麗に仕上げるって、才能です。2花茎2花 NS9x12cm リップ幅6.8cm
*なお、変種モレリアナは最近スペクタビリスから独立し、Milt. morelianaとなりましたので、以降そのように標記することとします。

第2位 Aeranthes ramosa                 星野 和代   6票
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蘭を語るとき、その花のあり方の多様性をひとつの魅力として捉えるのは、正しい方向だと思います。その魅力的なひとつの花のあり方が、この花にあると言っても大げさではありません。ひとくくりにするとマダカスカルを代表産地とするアングレカムの仲間、ということになるのですが、アフリカの一部も含めて約45種もの奇妙な花があるというから驚きです。属名はギリシア語のaer(空気の, 空中の)と anthos(花)の合成からなり、その気生習性がわかります。また、種名ramosaは、「分枝の」という意味で、その花梗が非常によく分枝する特性を持つことを示しています。花梗は細く、針金のように約100cmも下方に伸び、その先端に6~8花を順次開花させます。良くできると200cmも花梗を伸ばすそうです。花は緑白色で、下から覗くと半透明の緑色ガラスを思わせ、ステンドガラスの趣(おもむき)です。天日干しされた緑のイカのようで、垂らした緑色のベロ(リップ)と薄緑の距は、海中から拾い上げた緑のアメフラシのようでもあります。もっとも、海中からアメフラシを拾い上げたことはありませんが。1花茎 3輪 NS5.5x6cm

第3位 Macroclinium manabium             堀  清次   5票
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2.交配種の部
第1位 Cattleya Mini Purple                小島 朝男  13票
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いわずと知れたワルケリアナとプミラの交配種で、蘭栽培を趣味にする人なら必ず一鉢は棚奥のどこかにでも、「あります!!」というくらいの、剛健、普及種ですね。本来の開花期は冬~初夏にかけてなのですが、個体により二季咲きだったり、四季咲きだったり、まちまちのようです。新芽の成長と共に花芽が上がってきますので、貧弱なバルブにも意外と立派な花を咲かせていたりするものです。バルブの充実は花後になりますので、しっかり管理して太らせましょう。さまざまな親を使用して、さまざまな個体名を持つ優秀花が作出されていますので、タイプの異なる株を蒐集するのも楽しそうです。出品株は栽培教室提供株との由、「全く記憶にございません」が、長年に渡り愛培されてきたのはさすがです。この暑さですので、さすがに本来の花ではないのが、リップや花びらの色乗りにあらわれているのが残 念です。 1花茎 2輪  NS10x10.5cm

第2位 Darwinara Charm‘Blue Moon’          豊田 弘   12票
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属名ダーウィンアラと呼びます。あえて最初にことわりを入れたのは、自分がそれらしき属があるのは認識するも、はっきりと解らず、ダーウィ・・ 何とかと曖昧にしてきたことから、この際はっきりと決別するためであります。加えて、Yonezawaara(ヨネザワアラと読みます)という属名があるのも皆さん認識しているでしょうが、この二属、はっきり区別できますか?かく言う自分も答える術がありません。
Yonezawaara = (Neofinetia(風蘭)×Rhynchostylis) × Vanda
Darwinara = (Ascocentrum ×Rhynchostylis × Vanda) × Neofinetia(風蘭)
となり、ヨネザワアラが三属間、ダーウィンアラが四属間人工交配種となることがバッチリ勉強になりました。もっと言うと、フウランとリンコスティリスにバンダの交配がヨネザワアラで、ダーウィンアラはアスコセントラムの血を引いた三属にフウランを交配して完成しています。ちなみに使用されたアスコセントラムはAscocentrum curvifoliumです。ダーウィンアラ チャームの個体名には‘ブルームーン’のほかに‘ブルースター’があります。巷では、ヨネザワアラのブルースターとダーウィンアラのチャーム‘ブルースター’がごっちゃになって流通しています。とてもよく似ていますが、濃色がダーウィンアラで、空色っぽいのがヨネザワアラです。両種とも芳香種でフラグランス部門の常連、きつい香りがダーウィンアラです。ああ、ややこしい、、、。1花茎 8輪 つぼみ6 NS8.5x6cm
*なお、このところの属名改編により、ネオフィネチャ(フウラン)もアスコセントラムもバンダ属へ移行になり、上記二属は消滅したようです。実質、バンダとリンコスティリスの二属間交配種となり、Vandachostylis Charm とVandachostylis Blue Star になりました。 以降そのように標記することとします。ここではこれまでの曖昧さを明瞭にするため、これまでのまま標記しました。         (堀)

第3位 Paphiopedilum sukhakulii × philippinense  若尾 暢子 10票

【各賞】
フレグランス賞 Phal. bellina             高橋 稔
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その他の賞 該当なし

【展示花】
Cattleya crispa fma. carnea ‘Equilab’      堀 清次
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Den. perthenium                     豊田 弘
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Habenaria radiata [サギ草]             角田 馨
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Vanda falcata ‘翠華殿’                  豊田 弘
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Phal. javanica                        堀 清次
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【人気投票入賞花】

第1位 Dendrobium lamyaiae                豊田 弘    7票
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自生地はタイ・ミャンマー・ラオスに分布。株の大きさの割には花が大輪で、目を引くオレンジ赤色(朱赤色)の花が2花茎 5花が咲いています。NS.2.8×3.9㎝。 リップの模様がとても魅力的です。株から想像すると栽培は気難しい感がありますが、夏は暑がることはないとのことです。読み方はラムヤイアエ? 花はデンドロビウム・ユニカムに似ていますが、本種の方がはるかに株が小さいようです。花全体は、デンドロビウム・ディカッソニーと同じような気がします? 1996年登録、比較的新しい原種のようです。

第2位 Listrostachys pertusa (シノニム Angorchis pertusa) 堀 清次   6票
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自生地は西アフリカのカメールーン・コンゴ・ガーナの標高500メートルの常葉樹の森林に自生。花はNS. 0.5×1.0㎝ですが 2花茎約110 花を30㎝に伸びた花茎にほとんど隙間なくびっしりと並んで咲いています。ポイントは花の中央に入った緑色の目玉模様。白いドレスを纏った人形のようにも見えます。株元からワキ芽が見えていました。(会員より「ワキ芽育ったらよろしく」と声が掛けられていたようです)
(宮本)

第3位 Cattleya walkeriana ‘Stone God’              星  隆    5票
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【各賞】

フレグランス賞 該当なし

希少種賞 listerostachis pertusa             堀 清次
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【展示花】

Aeranthes grandiflora                    礒田 忠彦
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Brassolaeliocattleya Keowee 'Mendenhall' AM・AQ-AOS 小島 朝男
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Cattleya walkeriana ‘Stone God’ AM-JOGA      星  隆
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Dendrobium Hibiki                        小野 敬一
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Oncidium flexuosum fma. album             星野 和代
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Phal. tetraspis                           堀 清次
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