カテゴリ:例会入賞花・展示花( 63 )

<<<人気投票>>>
1.原種の部
第1位 Bonatea speciosa               堀 清次      10票
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会員から「これ蘭ですか?」と声が出るように一見すると金魚草の仲間を思わせる草姿のボナテア スペシオサです。南アフリカの海岸沿いの低地に自生し、株姿は1メートルに達するようです。この株はそこまで大きくはないけれど見事な大株作りです。花全体が地味っぽい印象を感じますが、マントを身にまとったダンサーが乱舞しているのを連想するのは筆者だけかな?ちょっと無理がありますね。花容は緑のセパルに白いリップの花が9花茎 41輪咲いていました(NS4.5×5.0㎝)。地中にイモがあり鉢あげをするときっとぎっしりイモが張り巡っていることでしょう!。(余分なイモが出たら、お裾分けをお願いします)


第2位 Rhynchostylis gigantea           若尾 暢子     8票
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中国南部からビルマ、マレー半島、フィリピンの低地に自生。NS2.8×2.5㎝ 2花茎 17輪(ツボミ41)白色の花が咲いていました。今回の出展が満作とはいかなかったことが残念ですが、このまま上手に栽培するともっと迫力ある大株になることが予想され、4花茎くらいになるとますます見応えが出てきて一等賞に近づきますね。ギガンティアは、白地に紅紫色の斑点の入る花が普通種ですが、花色は、白、ピンク、赤、点花などのバラエティに富んでいます。栽培は常に湿度と空気を必要とします。バンダやリンコの栽培上手の当会の共通点は女性会員が多く、いかに根に湿度と空気を保つことが出来るかがうまく栽培するポイントです。リンコスタイリス属は『フォックステール・オーキッド.(きつねのしっぽ)』とも呼ばれています。そのほかにリンコスタイリス属は、種によって開花時期が1~2月はギガンテア(gigantea)、2~3月はレトーサ(retusa)、4~5月はセレスティス(coelestis)と開花期が少しずつズレていますので、こんな組み合わせ方で栽培するのも一つの方法ではないでしょうか?


第3位 Rhynchostylis gigantea           吉川 好      5票


2.交配種の部
第1位 旧属Stanfieldara(現在Cattleychea)Orange Stardust 'Masumi'
       (Soph. coccinea × Epl. Red Dancers)    宮本 勝  12票
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属名はスタンフィールダラと読み、Epidendrum x Laelia x Sophronitisの3つの属間交配属です。本種は、Prosthecheaビテリナ(オレンジ色)、Laelia ミレリー(真赤色)が各1/4. Sophronitisコクシネア(朱色)が1/2を引き継ぐ1985年の登録です。NS 4.0×3.8㎝ 8花茎 43輪、コクシネアに良く似た花型を一つの花茎に幾つか咲かせ、花色は鮮やかなオレンジ色の可愛い花が咲いていました。2004年に小野さんから株分けでいただいた花で、やっと大株になりました。以前、小野さんがこの花のイメージは「気難しがりの陽気なお嬢さん」と言うように株が小さい時は生育も遅く、株分けする時期を間違えるとバック株が枯れてしまったことがありました。最近は、わが家の栽培環境にも慣れ開花は年中で新芽が吹くと花をつけるので重宝しています。


第2位 Clowesia Grace Dunn 'Chadds Ford'        小野 敬一    10票
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バルブの基から下垂した数本の花茎に約60輪、NS 3.3×2.9㎝ピンク色でニッキの香りのする丸形の花が咲いていました。リップのフリルがこの花のアクセントとなっています。春から夏にかけてたくさんの油粕(窒素分多い肥料)をやる。ハダニに注意する。秋から初冬にかけて水切りし落葉させ花芽を出させるなどが栽培のポイントです。1975年まではCatasetum属に入っていたそうですが、その後はClowesia属に変更になったようです。


第3位 Rhyncholaeliocattleya Pastoral 'Innocence'    豊田 弘    7票


3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana ‘Puanani’      小島 朝男
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<<<各賞>>>
栽培技術賞 Telipogon collantesii               豊田 弘
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栽培技術賞 Cattleychea Orange Stardust 'Masumi'      宮本 勝
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大作賞     Bonatea speciosea                堀 清次
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希少種賞   Ponthieva tunguraguae      小野 敬一
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<<<展示花>>>
Bulb. jorandaei                      堀  清次
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Catasetum pileatum 'Jumbo Green'            大野 光朗
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Laeliocattleya Santa Barbara Sunset 'Show Time'       中村静枝
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Paph. Lawless le Prophete                   大野 光朗
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<<<人気投票>>>
1.原種の部
第1位 Cycnoches warscewiczii 'Jumbo'     小野 敬一       17票
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メキシコからブラジルにかけての低地に10種類ほどの原種が自生しているようです。近年、ヘレンフッサナム、バーシオラム、クーペリーが新品種として仲間入りし、これらがことのほか美しく個性的であったため、趣味者の間でシクノチェス栽培が俄然盛り上がることとなった感があります。加えて普及種だった、クロロキロンやワーセウィッチーに海外より個体名の付く優秀花が輸入され人気に拍車をかけることとなったのです。個体名‘ジャンボ’より、台湾のジャンボオーキッドさんの選抜株であることが解ります。無論、筆者も参加した一人ですが、シクノチェスにはちょっとした癖があり、誰でも上手に栽培できる品種というわけではありません。もともとバックバルブは腐りやすい性質があり、リードバルブを含めて3バルブあれば上等といったところですが、いつしかリードバルブさえも腐って無くなるという末路をたどるものと思うも(勝手な感想)、出品花のリードバルブは30cm程もあり、勇壮な牛角を思わせるほど素晴らしい出来です。頂部より2花茎 9輪 NS12×10.5cm 浅黄色の整形花が造花のように厚弁で、濃緑の柱頭がエメラルドのように美しく魅惑的です。絶対に新芽に水をかけない、成長期には肥料を充分に与える、葉裏に付くハダニを退治する等の注意点がありました。


第2位 Laelia anceps 'Irwins' AM/AOS       堀 清次      13票
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お馴染み、レリアの代表選手アンセプスはメキシコが原産国です。アルバ、セミアルバ、ビーチアナ、フラメア、そしてゲレーロとフォーマも豊富でこれらのコレクションも楽しいものです。栽培もいたって簡単で、初心者の方にも充分開花可能ですので、入門株としてうってつけです。本来、花茎は1m程の長さになるものですが、充分日光を浴びさせた結果、程よい長さで収まっているのが好印象です。アーウィンズはティポの個体として一番の普及種ですが、AOSにてAM受賞ですから、当時は良個体として認知されていたのでしょうが、現在では交配が進み多くの良個体が作出されていますので、比較すると見劣り感は否めないのが現状です。ひとくちにアーウィンズと言っても、メリクロン変異が良くも悪くもたくさん起こっていますので、花を確認して良いアーウィンズを獲得したいものです。ちなみに、本アーウィンズはペタルが幅広で、ペタル先にフラメアが入る良いアーウィンズです。1花茎のみですが4輪咲きが次なる目標を示してくれています。6花茎 15輪 NS11x10cm 一斉開花でゴージャスに、がアンセプスの生命線です。


第3位 Cattleya percivaliana 'Summit' FCC/AOS    堀 清次     12票
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2.交配種の部
第1位 Rhynchostylis gigantea × Vanda coerulea   小島 朝男    23票
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本株は年末年始の常連株の感があり、出品されると必ず入賞していますね。リンコスティリス ギガンティアからは花数の多さを、バンダ セルレアからはその花色を受け継ぐという両親のいいとこ取りで成功している品種です。品種といえば、それぞれの属では代表選手同士ですから、品種名があって当然じゃあないの?と思い、サンダースリストをあたったら、有りましたよ。Vandachostylis Azureと判明しました。Azureとは立派な英語で、アジャー風に発音しますが、洋蘭界ではアズルと発音しています。スペルは Azul となりますが、空色の、淡青色の、という意味で花色そのままの命名となっています。ワルケリアナの優秀花‘モンテアズル’や‘アズルパーフェクタ’も同じ意味合いで、当然セルレア花です。ご覧のように美しく、雑種強勢にて丈夫な種ですので、実生株が普及してますが個体差が激しく、弁の広い花や青筋の濃い目の花など千差万別です。それにしても、下葉もほとんど落ちることなく、太根が何本も長く伸張し、出した子株にも花茎が上がって、3花茎 47輪 NS6×6.6cm 整然と咲き誇っている様子は朝夕2回の水遣りの成果が顕著です。5花茎上がりを待ち望みます。


第2位 Rhyncholaeliocattleya George King 'Serendipity'   星  隆  10票
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リンコレリオカトレアと来るとあのディグビィアナが交配されているのだなあと反射的に思ってしまいます。交配系譜をさかのぼると5回の使用実績がありますが、強く遺伝するリップのもじゃもじゃ感がジョージ キングにはほとんど認められない気がします。それほど何重もの積み重ねがなされた結果として本種が存在しているということでしょう。
(Rlc. Buttercup × C. Bob Betts (01/01/1970))片親バターカップは黄色、片親ボブベッツは白色なのですが、この両親からごらんのサーモンピンクが出現するのですから、交配って奥が深いです。1970年当初は見慣れない花色ということで、まったく人気が無かったそうですが、じわりじわりと良さが浸透し始め今日の評価となりました。原種人気の昨今、どうしても交配種は一段下の感覚で見てしまいますが、絶対的に良い交配種の一品に挙げたい品種です。大株にして2花茎4輪でまた見せてください。ちなみに個体名‘セレンディピィティ’とは、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力のことで、つかんだ幸運な現象のことではない、とありました。1花茎 2輪 NS13×14cm


第3位 Cattleya Brazilian Jewel             豊田 弘    3票
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第3位 Zygopetalum Red Doll              高久 秀雄    3票

第3位 Vanda 交配種 札落ち              小島 朝男     3票


3.香りの部
フレグランス賞 Cycnoches warscewiczii 'Jumbo'     小野 敬一 


<<<各賞>>>
良個体賞 Cycnoches warscewiczii 'Jumbo'        小野 敬一 


<<<展示花>>>
Cattleya eldorado fantasia 'Seijikun'          堀 清次
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Cattleya maxima concolor 'Seijikun'          堀 清次
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Cattleya trianae sangre de toro 'Special No.1'    堀 清次
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Lepanthes caprimulgus                     堀 清次
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<<<人気投票>>>
1.原種の部
第1位 Spathoglottis affinis                   岩田 美穂子    20票
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32花茎100輪超 つぼみ100個超 NS 2.5×3.5㎝。この株は花茎、花数、つぼみの数を見ても見事の一言で、会場でもひときわ目立っていました。数年前に手に入れた球根をこつこつ栽培して増えてきたので、大きな鉢に大小20球程を一度に、植え付けたそうです。このような地生蘭は栽培の比較的容易なものと非常に難しいものが有るようです。又、非常にうまく育てる人とダメな人がいるようです。筆者は後者になりますが・・・。なお岩田さんのラベルにはaffinis-lobbiiとなって居ますが、lobbiiはシノニムで現在はaffinisと表記するようです。


第2位 Cattleya walkeriana ('Andre the Giant' × aquinii 'Nishimino') 佐藤 俊男  15票
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1花茎3輪 NS11.0×13.0cm。このワルケリアナは2006年春滝川先生の好意で寄付していただいた苗を栽培教室で配布したものです。さすがの佐藤さん、立派に咲かせてきました。この株はフラメアとかスプラッシュの様に白地に赤い筋の入ったペタルを期待して交配されたものですが、期待通りの花になっています。堀さんからも説明があったように、フラメアではTokutsuが有名です。栽培教室では20株以上配布したはずです。数人咲かせて持って来ましたが、後はどこに行ったのでしょう? と自分に問い掛けている筆者でした。


第3位 Cattleya walkeriana coerulea   小島 朝男        9票
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2.交配種の部
第1位 Cattleya Aloha Case 'Venus'     金子 寛        13票
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1花茎2輪 NS12.5×12.0cm。この花はMini Purple × walkerianaで、良花が多数輩出した好交配として有名です。Surpriseや Ching Hua、豊田さんがお持ちのSeaなど、どの花を見てもペタルが広く濃色で大きな花です。近年は、ワルケ自体が大きく良型の物が出てきているので、当然の結果なのかもしれません。1位のこの花は何度か入賞している株です。個体名Venusは金子さんの命名です。この株はそろそろ殿堂入りでいいのではないでしょうか。


第2位 Vanda Robert's Delight 'Big Blue'   吉川 好江       10票
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1花茎8輪 NS10.5×12.5cm。10センチを超える花が、8輪も付き、根は1メートルを超える程に育っていて、栽培の良さが見ても解ります。あの根を見てラピュタを想像するのは私だけでしょうか? バンダを育てているとなぜか葉がぱらぱらと落ちてしまい、栽培が難しいことを感じることが有ります。当日講演に来ていただいた奥田さんから‘水やりが足りないから’と言う話が有りました。スプレーや如雨露で水をかけるだけでなく、水を入れたバケツに根を漬けてしまう様な水やりの仕方をした方がいいそうです。30分位は入れたままにして置きます。そのような水やりをすれば、最低気温が多少低くなっても問題ないそうです。奥田さんの温室では10度近くなっても大丈夫という事です。                        (大野)


第3位 Cycnoches chlorochilon × Cycnodes Jumbo Micky  中村スエ   7票
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3.フレグランスの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana ('Andre the Giant' × aquinii 'Nishimino') 佐藤 俊男
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<<<各賞>>>
大株賞 Cattleya walkeriana coerulea             小島 朝男
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<<<展示花>>>
Cirrhopetalum (Bulbophyllum) annandalei          堀 清次
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Gastrochilus japonicus(カシノキラン)                高久 秀雄
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Masdevallia limax                     豊田 弘
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Paph. armeniacum × fairianum                 小島 朝男
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<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Cirrhopetalum rothschildianum 'Seijikun'     堀 清次    19票
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NS3.0×15.0㎝ 7花茎 35花(ツボミ6) 立派な大株作りです。水を好み横へ横へと花茎が延びてしまうと言うことで木枠植えにしたのか?栽培状態がとてもよく、長く良く伸びた花茎の頂上に傘の骨のような花が咲いていました。虫による受粉を促すような、巧妙な罠でしょうか?一つ一つの花で真ん中は風に揺られて動くようになっています。東南アジア、インドの低地の木に自生。本種を当会でも所有されている会員がいると思いますが、筆者も所有し、花を近くで良く見ると可愛らしい花だと思うのですが、我が家では、花色、香り、形とも、奇妙な花ということで人気が今一つです。


第2位 Dendrobium bigibbum var. compactum     小野 敬一   10票
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オーストラリア北東部からニューギニアまで分布。小野さんによると、今夏は“日当たりを好む”ということで日よけもしないで栽培したお陰で例年に比べて花数が増えて、花の色も濃く咲いたようです。葉やけもあるものの、バルブも艶々のプリプリです。さすがに栽培上手ですね!蝶々が水辺で乱舞をしながら飛んでいるように、濃紅ピンク色の蝶花が見事に咲いていました。NS4.8×3.8㎝ 17花茎 41花(ツボミ37) 立派な大株作りです。半数近くツボミの状態で開花していないことが、残念です。


Brassavola nodosa                   小島 朝男   5票
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2.交配種の部
第1位 Laelianthe Wrigleyi (Gur. bowringiana×L. anceps) 若尾 暢子  11票
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女性が好みそうなセルレアの花です。そんな女性会員の支持を得て人気投票1位入賞となりました。秋咲き多花を代表するボーリンギアナの特徴を引き継ぎ、リップの濃紫色と喉元の筋のコントラストと花全体のセルレア色との色彩のバランスとれていて美しい花容の清々しい花です。NS12.3×12.4㎝ 2花茎 14花(ツボミ6)。ボーリンギアナを栽培する上で、新芽が出るのが遅く、暑い時期までずれ込みます。新芽が伸びるときに「はかま」を作りながら伸びていくのですが、ここに水が溜まりやすく黒く変色し軟腐病になる場合があります。株全体に水をかけず株元にかけることが注意点です。


第2位 Hab. Regnieri (carnea × rhodocheila)  堀 清次  8票
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居並ぶ蘭花の中で、小ぶりであるけれど、ひと際目を引くサーモンピンク花が咲いていました。NS 3.2×3.8㎝ 2花茎 10花(ツボミ13)。ハベナリアは、熱帯・亜熱帯のアジア地域から、日本をはじめとする温帯、さらには南北アメリカや南アフリカまで広く分布する地生ランです。赤、オレンジ、ピンク、黄色と色とりどりで綺麗な花を咲かせます。栽培のポイントは、春の芽出し前に球根を植え替えてその後、春から夏に肥料を与え育て、秋に開花後は地上部が枯れてからは温室に入れたまま水やりを殆どしないで乾燥状態を保つ。しかし、案外これが難しく冬の間に球根が消えてなくなる時があります。聞き慣れない交配種と思いきやネット検索すると結構ヒットしました!多くの方が栽培しているのですね。最近、この種が愛培家の間では注目されている一品のようです。その訳は、奥田園芸さん所有の株が見事ゴールドメダルを受賞したということです。先日の秋の旅行で奥田園芸さんに訪問した時に触手を伸ばそうとしたが“非売品”になっていたとか!残念ですね。                              (宮本)


第3位 Bllra. Tahoma Glacier 'Elizabeth'  中村 スエ  5票
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3.フレグランスの部
Prra. Crowfox Agate X Vasco. Mishima Lime   小島 朝男
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<<各賞>>
努力賞 
Cirrhopetalum rothschildianum 'Seijikun'     堀 清次 



<<展示花>>
Aerangis somaliensis                      星  隆
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Angraecum ramosum var. typicum       豊田 弘
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C. pumila oculata ’Imperatriz' X self         星  隆
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C. walkeriana coerulea 'Edward'            豊田 弘
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<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Miltonia moreliana 'Aoki'          星  隆     15票
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8花茎 8輪 NS9.5×11.0cm。このミルトニアは、ヴェネズエラからブラジルの800m以上の高地に自生しています。栽培環境は、クールからホットの温度で良いようです。クールと言っても夏場できるだけ涼しくする程度でいいと思います。植え込みとしては、鉢植えや木性シダの利用が一般的です。少し乾燥することも求めるようです。ムーレアナは濃い紫の花で、リップは薄く、濃い筋状のパターンが入ります。この入賞株は普通種より色が濃く、花型も大きいようです。また花の輪数、花茎も多く、栽培が非常に良好であると言えます。植え込み材料としてヘゴのような木性シダではなく、乾きやすいコルクを利用しています。おそらく、それを補う水遣りと環境とが株に良く適合しているのでしょう。見事な花、見事な株立ちです。


第1位 Catasetum expansum ‘Mem. Charie Walsh’  小野 敬一  15票
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2花茎 17輪 NS4.5×4.5cm。本入賞花は、上記と同票の1位です。エクスパンサムは、エクアドルの20~1500メートルの乾燥した森に自生しています。色には、黄色、緑色などバラエティがあり、茶色の点が入る物もあるそうです。本花は、ほぼ全面濃い緑色の美花です。少し抱え込んで咲いているのが、残念です。ただ、本種は開花期が2~3日と短く、今までにも咲いてはいるのですが、展示に出品できたのは初めて、とのことです。カタセタムは、数年は容易に栽培できるのですが、長期にわたっては難しく、多くは原因不明で次第に弱っていき、ついには枯れてしまいます。その点からも、長年良く栽培管理が行き渡った結果と思います。さらに管理を進め、その方法をご教示願いたいです。


第3位 Dendrobium ypsilon             星野 和代    4票
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第3位 Cattleya bicolor ‘Ochid Grade’       堀 清次     4票


2.交配種の部
第1位 Dendrobium Medusa             星野 和代     6票
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5花茎 61輪NS6.0×3.5cm。本デンドロビュームは、一見、よくある普通の多花系、ケーンタイプのデンドロビュームのように見えます。しかしよく見るとこの花の特徴がその色にあることがわかります。濃い赤紫のようですが、それとは言い切れず独特の濃色花です。地味で、艶やかさはないのですが、味わいのある落ち着いた色彩です。また、ペタルやセパルが少しカールしており、これが魅力的ではあるが地味な花に変化を与えています。輪数や花茎も多く、良く栽培されていることから、花もよく展開されていることと思います。栽培は、水遣りを辛めにし、日当たり、通風を良くしているそうです。


第1位 Dendrobium Dream Grass        星野 和代      6票
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21輪 7花茎 蕾20 NS4.5×4.0。この入賞花は、上記と同票の1位です。本デンドロ ビュームはデンドロビュームファレノプシスのようです。花は、白弁赤リップです。赤いリップ、とは言ってもリップの喉が赤い花です。デンドロビュームファレノプシスは開花期間が長いです。本花はファレノプシスに似ていますが、本家ファレノプシスのように、蝶々が整然と一列 に並んでいるのではなく、あちらこちらに自由に飛び交っているように見えます。長期間、蝶々を楽しめるのではないでしょうか。栽培は、水 遣りを辛めにし、日当たり、通風を良くし、上記メデューサと同じ環境で育てているそうです。それにしても、2つも同点の1位をゲットする とは、さすが星野さんの蘭花への愛情に、頭が下がります。                                  (西郷) 


第3位 Vanda Thailand Beauty           吉川 好江     3票


3.フレグランスの部
フレグランス賞 Cattleya labiata rubra ‘Dark Star'    堀 清次
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<<各賞>>
該当なし


<<展示花>>
Den. bigibum compactum             小島 朝男
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Habenaria medusa × rhodocheila       星野 和代
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Habenaria rhodocheila               堀 清次
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Onc. flexuosum fma. album           星野 和代
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Trichoceros bennettii                豊田 弘
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入賞花・展示花の写真及び入賞花コメントアップします。

<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Bulbphyllum graveolens           堀 清次    13票
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Mont Millais モン ミレー’と言う優秀花が有名で、ほとんどがこの個体のセルフ株と思われます。審査にかけられた時、余程の衝撃があったのでしょう、RHSにてFCCの最高点受賞です。ニューギニアからインドネシアの海抜500~800mの熱帯雨林帯に自生しており、温室内では何の苦労もなく、水さえやっていればいつの間にか、こんなにバルブを増やしてくれる優れものです。ただ、個体により咲き易い、咲きにくいがあるようで、本株もここ3年前からようやく開花してくれるようになりました。3,4バルブでも開花している株もありますので、大株にならないと咲かない、と言う訳ではないようです、というか大株だと逆に咲きにくいような気がします。折角上がった花芽を途中でしけらせてしまうことも多く、ダイナミックに咲いている姿はタフに見えますが、開花まではなかなか繊細のようです。3茎、4茎と開花している株を見たことは無く、是非この株で挑戦したいと思います。良く出来ると1花茎に20輪ほど咲き、メタリックな黄色い花びらと小豆色のリップとの対比が美しい。普段見ない銀蠅が3匹4匹と何処からともなく集まり、柱頭へ頭を突っ込んでいる姿がこの株が放つ芳香?を物語っています。1花茎 13輪 NS1x6.5cm

第2位 Dendrobium dearei               小島 朝男   10票
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フォーモッサエ亜属の三姉妹と筆者が勝手に呼んでいるデンドロビウームのひとつで、他の姉妹は Den. sanderae(サンデレー)とDen. schuetzei(シュッツエイ)です。3種とも白花の美しい姉妹ですが、特徴が少しずつ違っており、どれがどれか入り乱れてごっちゃになってませんか?かく言う筆者も相当ごっちゃになってます。その原因はサンデレーに有り、変種のmajor(メジャー)とluzonicum(ルゾニカム)のルゾニカムがデアレイに似て、リップの喉部がグリーンなのです。基本種の喉色は、デアレイとシュエッツエイが抹茶グリーン、サンデレーが薄オレンジですが、サンデレーの変種ルゾニカムがグリーンで、このグリーンの3種が入り乱れて混乱の原因になります。しかし、シュエッテイは弁幅が広く整形の為、交配にも多用されることで一線を画しています。サンデレーの開花期が3~5月の春咲き、デアレイとシュエッテイの開花期が6~8月の梅雨から夏咲きであることにより判別することになります。また、フォーモサエ亜族は、葉やバルブに細毛が生えることが知られてますが、デアレイの成株にはそれが無いことで判別できます。デアレイはルソン島付近の低地に、他2種は高地産ですのでそれなりの栽培が必要ですが、間違っても秋の水止めや寒さ処理をしないように。暑さの中、白と緑の対比がとても美しく、9花茎 75輪 NS5x4.5cmの中輪花が爽やかに華やぎ、同時出品の Den. perthenium ともども、涼を呼び込んでくれました。

第2位 Cycnoches loddigesii             小野 敬一   10票
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コロンビア、ベネズエラあたり中南米の低地に原産する着生性の高温種ですので、日本の暑い夏もなんのその、元気に育ってくれれば気持ちいいんだけどなあ。と、嘆きたくなるくらい、シクノチェスの栽培って難しいですよね。最大の難所は新芽の出だし頃、新芽が2~3cmの大きさに育ってくると、カトレア等では水のやり時になりますが、シクノチェスの場合はまだまだ時期早尚。ここで水やり始めて新芽を腐らせ、一年間を棒に振り、そのうちバルブが腐り始めてご臨終、っていうパターンの繰り返し。じゃあ、いつ水やるの?新芽から根が伸びだし、その長さが7~8cmになった頃から開始すると賢者は語ります。同時に肥料やりも開始、水肥も忘れずに。難しいだけに、賢者たちにも様々な意見が有るようですが、その内の一見解。冬越しした株にはもう有用な根は無く、バルブの力だけで新芽を成長させるので、新芽から根が充分に出てない時にいくら水を与えても、逆効果、百害あって一利なし。なので、大き目の入れ物はそれだけ水分が有り過ぎで最悪の状態となる、ということになり、この現象をオーバーポットといいます。2年ごとに植え替えるのを前提にすると、新芽のスペースさえあれば良い小さめの鉢にしなければなりません。二重鉢にして株を支える必要がありますが。シクノチェス、カタセタムには雌花が咲くことがあるのは周知の事実です。まだまだ書き足りないのですが、稿が進みましたので、何故雌花を咲かすのか?何故花色に差異があるのか?近年の新発見種 等については又次の機会にいたします。1花茎 1輪 NS12.5x12cm


2.交配種の部
第1位 Neostylis Lou Sneary `Blue Candy'      山田 栄    8票
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長年親しんできたネオスティリィスという属名、言うまでも無くフウランでお馴染みのネオフィネチィア属とセレスティスやギガンティアでお馴染みのリンコスティリィス属との人工交配属ですが、近年の属名変更、移行整理によりネオフィネティア属もバンダ属へ移行になりましたのでなくなり、新たにVandachostylis 属になりました。ということで、出品株はVandachostylis Lou Sneary 'Blue Candy' となります。以前にも山田さんが出品され入賞していた記憶がありましたので、家に帰りブログで調べましたところ、平成24年8月に1位入賞していました。ところが、このときの映像は全体がブルー紫に彩られた色彩で、今回出品株とは違っているように感じます。なので、山田さんに何度か連絡をとろうとしましたが、連絡つかずでしたので判明しませんでした。出品株は、弁先にブルーを彩って美しく、セレスティス感が強い良花です。コルク付けになって、気持ち良さそうに根を張っている所に愛培ぶりが伺えます。朝五時と夕方、日に2回の水遣りがこの夏時には欠かせない、と言う話に即座に無理!!と思ってしまいました。1花茎 21輪 NS3x3cm

第2位 Brassolaeliocattleya Morning Dew      豊田 弘    7票
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現在では、リンコレリオカトレア モーニング デュウ というのが正しい品種名だと思われますが、ネットで検索しても詳しいことはヒットしませんでした。確かに以前に見たことがあるのですが、いかんせんとても古い品種なので、最近では栽培している人も少なく、ベテランの温室の片隅に眠っているのでしょう。最大の特徴は、リンコレリア ディグビィアナの形質を受け継いだリップの襞(ひだ)状部が美しく広がります。NS7.5x8cm と径が小さいのですが、本来はもうふた周りの大きさがあってしかるべきと思われます。ただこのミィディっぽさが全体を覆うほんのりとした色合と相まって、お嬢様の可愛らしさを演出することに成功しています。その部分にご婦人票が入ったと推察しますが、コラムを包む唇弁部に奇形が入っているのは大きな減点です。1花茎 1輪                          (堀)

第3位 Bulbophyllum annandalei?           吉川 好江   6票

3.フレグランス賞
Cattleya walkeriana fma. semi-alba `Taka'          山田 栄
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<<各賞>>
該当なし

<<展示花>>
Den. convolutum                       中村 静枝
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Phal. hookerianum                  星野 和代
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Phal. pulcherrima                   星野 和代
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Ren. philippinense                     中村 静枝
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サギ草                            角田 馨
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<<人気投票>>
第1位 Paphiopedilum Saint Swithin     吉見 英男  9票
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1花茎 3輪 NS 9.0×17.0㎝。この花は、多花系の2大名花 Paph.rothschildianumとPaph.philippinenseの交配種で、交配はかなり古く1901年に登録されています。 ロスチャイディアナムが大変高価で、高嶺の花だった頃、似たような花を作り出そうとして、交配されたとの事です。この株は、ずいぶんと以前に1500円で苗を購入し栽培していましたが、なかなか咲かなかったそうです。前回の植え替え時に、コンポストを洋蘭ソイルに変え、よく日の当たるところに置いた所、今回の開花となりました。片親のロスチャイルディアナムはパフィオですが、カトレア並みの強光線が必要と言われています。栽培環境の変化が開花を呼んだのかもしれません。1~2作作りこめば、花径、輪数ともよくなると思われます。「せっかく咲いたのだから持っていけば」との奥様の後押しが有っての、1位入賞です。


第2位 Brassia longissima             中村 靜枝   8票
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2花茎 13輪 NS 3.5×19.0㎝。ブラッシアは、花弁が長く蜘蛛に似ていることから俗にスパイダーオーキッドと呼ばれています。その中でもこのロンギッシマは、比較的ポピュラーな品種ですが、ブラッシアの中で、最も花弁が長くなる種で、満作になると30~60㎝になるようです。ちなみにロンギッシマは、「非常に長い」の意味です。自生地はメキシコ~ペルー、ブラジルなど中南米など、かなり広い地域で、オンシやミルトニアの近縁属になります。株自身は比較的大きくなりますが、輪数も付きなかなか豪華に見えます。栽培は特別難しくは有りませんが、夏やや暑がります。風通しのいいところに、つるして栽培します。冬季は夜間温度が10度程度あれば、越冬できるようです。


第3位 Dendrobium bensoniae           中村 スエ  7票
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2花茎 4輪 NS 6.0×5.5㎝。リップの中の2つの黒い目が特徴的な、草姿の割に大きな花を咲かせる、デンドロの原種です。一時期蘭屋さんに無く、ここ数年市場に出てきているようですが、意外と気難しく、株は増えにくい、種を取ると親株が弱る、無菌培養がしにくい等の理由で、洋蘭のカタログには、希少種と書いてあります。
自生地はインド北東部からミャンマーで、標高500~1000m程の所で、夏の最高気温は、30度を超えないようです。この花をネットで見ると、バスケット植えや、へゴやコルクに付けている株も多数見かけます。夏涼しくしたり、コンポストの工夫をすると、もっと輪数がつくようになると思われます。大切にしてください。 
                                                            (大野)


フレグランス賞 Cattleya warneri ‘Blue poison’ × self    星  隆
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<<各賞>>
希少種賞 Cattleya kerrii                  堀 清次
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<<展示株>>
Paphiopedilum Magic Lantern          堀 清次
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Vandachostylis Charm 'Blue Moon'      豊田 弘
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Macroclinium manabium             堀 清次
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Phal. bastianii                       礒田 忠彦
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<<人気投票入賞花>>
1.原種の部
第1位 Aerides rosea             星  隆
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2花茎 122輪 NS1.6×2.8cm。Aeridesは、バンダ系の仲間で、房咲になるのが特徴です。このroseaは、花弁、萼片の周辺がピンクで染められ、内部が白となっています。この株の出来栄えは豪華で、相当、栽培が良好な成果ではないでしょうか。お話しによりますと、海外の業者より購入したものですが、その時はベアルートであったそうです。しかし購入後に根を、自宅に豊富にあった、山椒の木に絡めて植え付けたそうです。山椒の木を植え込み材料として利用したのはこれが初めてとのことです。根がよく山椒の木に絡んでいます。このように根を絡めた植え付け材料としては、コルク、ヘゴ、木枠、オスマンダ、不明の木(タイの業者)、変わったところではブドウの木などと利用されていますが、山椒は聞いたことがありません。今後も山椒の木を利用していきたい、とのことです。色々の株に材料として応用できるかもしれません。研究して、成果を教えてください。


第2位 Dendrobium lawesii bicolor x sib          小島  朝男
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7花茎 43輪 蕾52 NS1.8×1.6cm。本デンドロビュームは、比較的クールオーキッドとして認識されているものです。花弁、萼片の周辺が赤で、その先端がオレンジで覆われています。ともに濃色で、鮮やかです。会の中京地区への旅行で購入されたそうです。株元に水遣りをしており、比較的涼しい処で栽培しているけれども、特にクールオーギッドとして意識した栽培はしていないそうです。個体として丈夫なのでしょうか、それとも温室の環境が良好なのでしょうか。株の丈も高く、輪数・蕾も多く、冷蔵庫による栽培では、これほどの株にはならないのではないでしょうか。筆者の温室では、このような大株にはならず、出来もよくありません。本株は、良好な栽培の結果、沢山の鮮やかな花を咲かせた、と言えましょう。


第3位 Cattleya purpurata fma. alba 'Elias'         宮本 勝
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2.交配種の部
第1位 Vanda Pakchong Blue                   星野 和代
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2花茎 12輪 NS10.3×9.1cm。ブルー系のバンダの交配種です。花弁、萼片が濃いブルーで、網状のパターンが形成され、網の内部が薄いブルーで彩られています。輪数も多く、古い花茎の跡も沢山あり、良く栽培されていることが、窺えます。年間に2回咲くそうです。バンダは高温多湿の環境で育つことから、その根が多湿の空気を好むため、通常木枠などに絡ませ、ベアルートで栽培します。本バンダも購入時にはベアルートであったそうです。しかし、現状では素焼き鉢に根を収め、植え付けています。軽く隙間に水苔を詰めているとのことです。お手持ちの、黄色のバンダも同様に鉢植えにしているそうです。このような鉢植えでよく育つバンダもあるのだそうです。でも本バンダがそれに適しているとは、よくわかりましたね。さすがです。


第2位 Disa Rosemarie Boetteher × Foam 'Patty Rouge'      豊田 弘
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1花茎 1輪 蕾1 NS12.1×10.8cm。ディサの交配種です。萼片がオレンジで、ドウサルセパルは赤色の脈が縦に走るパターンが形成されています。濃色の美花です。ディサにはユニフローラという原種がありますが、原種のなかでも、色と言い、形状と言い非常に完成された花です。本ディサもこの血を引いていますが、色がより濃いようです。2年前の春の例会でも入賞したそうです。典型的なディサは、南アフリカのテーブルマンティンの高度100~1200mを流れる川の付近に自生しています。そして冷涼な川の水が染み出す岩の割れ目などに根を伸ばしています。涼しく高湿度で新鮮な水が供給される環境を要求しています。このため、栽培は非常に難しく、他の蘭展などではめったにお目にかけられません。本日の例会では沢山のディサを展示して下さいましたが、本ディサが、特に色鮮やかでした。著者は白色のディサに目を引かれました。いつもながらの豊田さんの栽培の力量には感服します。                                                    (西郷)


第3位 Cattleya Love Knot 'Kahori'                 堀 清次
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3.フレグランスの部
フレグランス賞
Phal. bellina × violacea                      星野 和代
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フレグランス賞
Den. flaviflorum                           角田 馨
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<<各賞>>
該当株なし

<<展示株>>
Den. dichaeoides                        小島 朝男
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Den. Proud Appeal                      中村 スエ
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Disa Auratkew 'Kathy Pure'          豊田 弘
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Micropera rostrata                      豊田 弘
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Phal. sumatrana Large Brown No.1          佐々木 光次郎
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Psychopsis Kalihi                       佐々木 光次郎
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Rhyncholaelia digbyana 'Mrs. Chase'           星野 和代
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5月度例会の入賞花・展示花を紹介します。

<<人気投票入賞花>>
1.原種の部
第1位 Phragmipedium warscewiczianum ‘Seijikun'   堀 清次  17票
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中南米の標高(800m以上)の高い崖に自生。NS6.5×47㎝ 2花茎 4花(ツボミ2)。茶黄色を基調とした花全体に赤色の脈が入った花が咲いていました。去る5月29日から開催の「第54回蘭友会らん展inサンシャインシティ」おいてレッドリボン賞を受賞されました。特徴としては花弁が、ねじれながら下垂し地面まで達し、自然界ではこの花弁を昆虫が伝いリップに舞い込むことで受粉がおこなわれているようです。フラグミ属は、趣味家の間では形態的によく似たパフィオ属が、種類、色、形ともバリエーション豊富なパフィオ属が“メジャークラス”、片やフラグミ属は、色、形とも地味でどちらかというと“マイナー”というのがもっぱらの評価ですが、しかし、近年“コバチ”の発見でフラグミ属も、一躍脚光を浴びました。紅赤色の花を着けるコバチや朱色のベッセなど、パフィオにはない色調の花が注目されています。花期は夏、夏の暑さを避け、常に水やりに心がけることが栽培ポイントです。因みにwarscewiczianumの種名由来は、オーキッド・ハンターJoseph Ritter von Rawicz Warscewicz氏に因んで名付けられたものです。


第2位 Dendrobium amabile (= bronckartii) ‘Benibotan'   角田 馨 12票
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インドやビルマなどの標高1200m前後に自生。バルブの上部から下垂した花茎に NS5.0×3.5㎝ 6花茎 約120輪 (バルブ長65cm)のピンク色の花が咲いていました。ベニボタンはその中でも優良個体で、ご存知の方も多いと思いますが、静岡県のY蘭園が92年東京ドーム国際蘭展でシルバーメタルとトロフィー賞を受賞した品種です。当時は、あまりの豪華な美しさで「ほんとに原種なの?」と物議があったことを、当時を知る蘭栽培の先輩から耳にしたことがありました。ブロンカルティは、シルシフローラム、ファーメリーに似た形態で、初夏咲きの傾向がありますが、自生地の環境は少し異なり、9月~11月に多雨、2月~5月は少雨だが湿度は高い、夏の平均最高気温は26℃程度、冬の平均最低気温は10℃程度と有ります。このようなことから、栽培のポイントは、夏はなるべく涼しくすることを心がけ、秋は水を十分にやる。冬は加温(10℃)する。このポイントを押えると立派な大株の花が咲くようです。私の大好きな「房咲き系」で、「美人薄命」の通り花期は短いです。


第3位 Dendrobium crepidatatum ‘Mariko'        小野 敬一  7票
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2.交配種の部
第1位 Vanda Pat Delight (Kasem's Delight × Fuchs Delight)   小島 朝男  10票
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NS10.5×16.0㎝ 1花茎 6輪、濃紅色の花が咲いていました。バンダ属について知識があまりないので原稿を書く、この機会に少し調べてみました。約40種、熱帯アジア、インドから東南アジア、中国南部、ニューギニア島、オーストラリア、ソロモン諸島、フィリピンから、台湾、琉球まで広く分布している着生種。東南アジア熱帯の低地に自生する低地高温種とヒマラヤ、タイ、ミャンマーなどの高地に自生する高地低温種と2種類が大別できます。流通しているバンダは高地種の交配種が多く、赤系、ピンク系、ブルー系、白、イエローなど花色が大変バラエティーに富んで、大輪の多輪咲きの大株のバンダは、とても見応えがあります。その他アスコセントラム、エリデス等との属間交配も盛んに行なわれて用途別に一般商用で流通しています。栽培は、やはり自生地を知った上で栽培することが、良い花をさかせるポイントです。高地低温種バンダは、熱帯の標高500mから1000mの高い森林の霧が多い地域に生息し、樹木の高く風通しのよい場所に根を空気中にさらされた状態で着生しています。根はとても空気、高湿度を好みます。栽培のバロメータは、いかに良い根を保つことができるかのようです。


第1位 Cattleya Mrs. Myra Peaters (gaskelliana ×warneri)  豊田 弘  10票
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この花を例会で拝見した時に「ワーネリーかな?」と思ったのですが、ラベルをチェックしたら違っていたので、交配親はいずれなのかと思いながら自宅で調べてみたら、1904年登録と非常に古く、カトレア原種同士の一代交配でビックリ!交配親を見てこれまたビックリ!けっこう身近な交配にもかかわらず私の手元にないのもいざしらず種名を聞くのは初めてでした。(私だけですかね?)交配親としての特徴としては、花径を大きくする傾向があるとされる C. gaskellianaと、株姿をコンパクトにする傾向があるとされるC. warneri。 NS14.0×16.0㎝ 1花茎 3輪 交配種というより、原種カトレアの雰囲気を醸し出し、リップの色彩が濃く鮮やかで展開の美しい花容が清々しく印象的な大輪セルレアが咲いていました。             (宮本)


第3位 Rhyncholaeliocattleya King Harold (Rl. digbyana × C. Harold) 星野 和代 8票
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3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana               星  隆
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<<各賞>>
良個体賞  Cattleya noblior ( ‘Perfection' × ‘Summer Land')      豊田 弘
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良個体賞  Phragmipedium warscewiczianum ‘Seijikun'        堀 清次
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大作賞  Dendrobium tortile fma. roseum             小島 朝男
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<<展示花>>
Dendrobium loddigesii                       角田 馨
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Phal. tetraspis                            星野 和代
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<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Dendrobium aphyllum                 桜井 秋子   10票
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八重桜の季節も終盤にさしかかり、春の雨風が桜木根元を桃色絨毯に彩り、惜しむ心に微塵の容赦もなく新緑の装いへと駆け込む時、我らが庭先にもアフィラムの可憐な小花がやさしく微笑んで癒してくれます。長いこと蘭を楽しんでいる私達にはピエラルディがしっくりいくのですが、近年はアフィラムが正式名として定着してきました。元バルブに付いた2~3個の高芽がそのまま成長して、それらのバルブにもたくさんの花を付けて、いっそう賑やかになり、アフィラムの理想的なフォルム、滝シャワーに近づきました。ノビル系デンドロですので、秋の低温処理と水控えは常識ですね。先の蘭展における一般入場者の人気投票にて、名だたる高位受賞株を押さえて第一位に輝いた品種でした。桜井さん、久々のエントリーにてトップ当選です。53花茎 350輪 NS6x4cm

第2位 Cattleya noblior ('Perfection' x `Summer Land')    佐藤 俊男   8票
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この株は当会において2008年10月に栽培教室教材として配布されたものです。滝川先生が交配され、フラスコ苗として提供していただき、佐藤さんがコミュニティに仕立て、さらに単鉢上げしたうえで、皆さんの元へ渡ったものなのです。そういえば我が家の墓標群の中にも2枚のラベルがあったような、、、。‘Perfection’は言うに及ばずアマリエタイプの代表選手、一方‘Summer Land’は滝川先生が選抜したアマリエタイプの優秀花で、初夏の蘭展が秋川市、今のあきる野市のサマーランドで開催されていたのを記念して名付けた個体(と勝手に想像している)の交配ですから、優秀な個体が出現するのも当然と思えるような、綺麗な色合いの個体です。特にリップが秀逸で、赤ストライプの広がりの中にいろどられたイエローが綺麗綺麗。それにしても、あのフラスコ苗が数年でここまでになるのですから、株自体の性質もさることながら、栽培者の力量が窺い知れるのは言うに及びません。1花茎 3輪 NS10x10cm

第3位 Guarianthe skinneri fma. alba              豊田 弘  7票
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2.交配種の部
第1位 Dendrobium Jan Orinstein 'Red & White'     小野 敬一   13票
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聞き慣れないデンドロの交配種です。ジャン オリンステイン‘レッドアンドホワイト’で良いのでしょうか?一見したところアフィラムっぽいフォルムなので、アフィラムに交配種をかけた戻し交配種かな?と思ったのですが、何とプリムリナムとの雑種第一代種でした。プリムリナムならデンドロファンでなくとも誰でも知っている普及種ですから、ポピュラー種どうしの交配となり、この耳慣れない交配名ももっと浸透していてよさそうなものですが、初耳だった筆者は単なる不勉強でしょうか?こう推測します。以前からあったが、なかなか良花が作出されず、ノビル系のデンドロの中に埋没していた。‘レッドアンドホワイト’が出現して現在注目されつつある。と、いうものです。レッドは花びら全体の色、ホワイトは言うまでもなくリップの色です。垂れ下がる系のデンドロは下を向いて、うつむきかげんに咲くことが多く、リップは上を向いて主張するものの、はなびらが目立たず、ただなんとなくピンクっぽいのですが、出品花は花びらが垂直立ちをして、前面を向くように咲くのが評価のポイントと見ます。6花茎 84輪 NS5x4

第2位 Sarcochilus Fitzhart                   中村 スエ   12票
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中村さんはこの種を毎年のようにこの時期出品しているように感じます。そして株は年々大きく育っていると思われますがいかがでしょう?22花茎 NS1.2x1cm 約220輪の小花が株いっぱいに咲いているのが素晴らしいです。種名から解るように、サルコキラス属のポピュラー種、フィッツジュラルディとハートマンニィの雑種第一代なのです。サルコキラス属は殆どがオーストラリア周辺に産し、フィッツジュラルディは茎長が1m程にもなる大型種で、白花、桃花、紅花と変異が大きいことでも知られています。一方ハートマンニィはオーストラリアの標高1000m以上の高地産で、白花の中心部が暗紅色の細点、又は斑紋に彩られており、株姿ともどもフィッツハートそのままの花のようで、フィッツジュラルディがどこかへ消えてしまいました。ラベルを見ないとハートマンニィなのかフィッツハートなのか区別がつかないくらいです。栽培にはコンパクトで良いのですが。栽培法をもう一度じっくり伺いたいです。開花最盛期は過ぎているのが残念です。                                    (堀)

第3位 Vanda Cherry Blossom                 小島 朝男   4票
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第3位 Cattleya Love Castle `Happiness'          金子 實    4票
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3.フレグランス賞  該当無し


<<審査員推奨株>>
希少種賞  Ophrys scolopax                      小野 敬一
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希少種賞  Bulbophyllum pecten-veneris           堀 清次
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努力賞   Dendrobium aphyllum                   桜井 秋子
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<<展示株>>
Den. hildebrandii                            小島 朝男
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Bulb. mastersianum                          堀 清次
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C. maxima 'Seijikun'                         堀 清次
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Cynorkis purpurascens                        角田 馨
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Den. Hamana Lake 'Prism’                      星野 和代
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Den. Ueang Phueng (jenkinsii X lindleyi)            豊田 弘
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Phal. mariae 'Vi Angel of Mine'                   山田 栄
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