カテゴリ:例会入賞花・展示花( 63 )

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1.原種の部
第1位 Cym. kanran 'Shinkyoku' ('神曲')     谷亀 高広    12票
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3花茎22輪、NS10.0×6.0cm 薄黄緑色の花が咲いていました。‘神曲‘の産地は、高知県宿毛市西谷、土佐寒蘭の黄花の代表種です。谷亀さんから「温室がなくても霜を避ければ冬越しが可能のようです。以前は、うん????万円と値がつく銘品もあったけれど、最近は手頃に入手できるようになった。」とコメントがありました。学名は、Cymbidium kanranで「日本の植物学の父」と呼ばれる高知県出身の牧野富太郎植物博士によって命名されました。寒蘭は日本の本州以南の暖かい地域に自生する東洋蘭の一種です。昭和50年代までは、広葉樹の森林部で自生している姿を見ることができましたが、現在は、ほとんど自然の中で目にすることができないようで、環境省のレッドリストでも絶滅危惧種に指定されています。産地により土佐寒蘭(高知県)、日向寒蘭(宮崎県)、紀州寒蘭(和歌山県)に大きく3つに分類されています


第2位 Prosthechea vitellina           宮本 勝      6票
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メキシコ.グァテマラ.ホンジュラスの中米高地(標高1500~2000m)に自生しています。2花茎8輪、NS4.0x3.5cm 朱かかった鮮やかな濃オレンジ色の萼片と花弁、黄色のリップは、目にとまります。2015年3月のGC株です。今まで何回かビテリナを栽培しましたが、夏を越すとトップバルブがなかなか大きくなってくれず、いつの間にかラベルのみになってしまうのが常でした。もともと自生している場所は、冷涼な環境ということが推察されますが、この株は、国内の実生株のせいか夏を越しても株落ちが見られず今のところ順調に生育しています。ひょっとしたら大株になりうる株かもしれません。大事にしていきたいと思います。本種は、25年程前は、エピデンドラム属でしたが、その後エンシクリア属に変更され、近年(2007年から) プロスゼキア属と属名が変更になっています。


第3位 Mormodes sinuata        小野 敬一     5票
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2.交配種の部
第1位 Epi. paniculatum × veroscriptum    小野 敬一     12票
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エピデンドラム属は、中央アメリカ~南アメリカに約700種が広範囲に分布している属で、カトレアとは近縁にあたります。ギリシャ語でエピデンドラムのエピは「上」、デンドラムは「樹」を表し、樹上という意味となります。自生地では、樹木や岩の上に根を張り付かせて生育し、頂部に半ボール状に小輪花を多数咲かせる姿はこの種のもっとも特徴的な立ち姿と言えるでしょう。小野さんから「大場蘭園さんに蘭会の旅行で訪問した時に濃い緑色の垂れ下がったちょっと変わった花が目に留まり、交配種ではありましたが、原種のような味わいを強く残したこの花に惹かれ、濃い緑色が咲くセレクト株で非売品ということでしたが、おねだりの結果ゲットしました。」とコメントがありました。1花茎45輪 NS1.0x3.5cm ツボミ4 唇弁は白く、濃グリーンの小輪花を枝打ちしながら咲いていました。


第2位 Epicatanthe Haiku Twinkle 'Red Elf'    豊田 弘       8票
    (Ctt. Trick or Treat × Epi. ilense )
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3花茎5輪 ツボミ10 NS5.0x4.0cm(リップ幅3.0 cm) 濃紫赤色の萼片と花弁、特に大きな白色のリップは目立ちます。花容は、片親のEpi. ilenseです。上手に生育させると1花茎に10数輪、花がつくようで、そのうえ、同じ花茎から2~3回花を着けるので、1度花を着けると長く花を楽しむことができます。近年、蘭市場に目にすることが少なく、プロの蘭業者も所有していることは少なく、この株の人気を博した当時は、ベストセラーの一品とのことでした。


第3位 Cattleya Sea Breeze            豊田 弘      7票

3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya trianaei 'A.C.Burrage'   山田 栄
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1.原種の部
第1位 Brassavola nodosa           小島 朝男   12票
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10花茎53輪4蕾 NS11.0×8.0cm Brassavola nodosaは、メキシコからブラジルまでの中南米の、シーレベルから海抜500mまでの高さに自生しています。栽培は比較的容易なようです。カトレア類としては、中温度の管理でよく、強い日差しを好むようです。リップが白く、セパルやペタルは緑で、原種としての特徴が良く出ている花です。本入賞花は、花茎数、輪数ともに見事な量で、豪華です。木枠に植えており、株もはみ出すことなく、植え替えも長年していないそうです。ただ花茎が素直に伸びてくれないことがあるそうです。今までに2回入賞しています。大株になると、栽培管理が難しくなりますが、木枠に植えていることでこのように豪華に咲かせることができたのでしょう。


第2位 Rossioglossum grande 'Olympic'    小野 敬一   10票
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1花茎4輪 NS12.8×10.3cm Rossioglossum grandeは、グァテマラやメキシコの標高1400から2700mの高地に自生しており、湿気や雨が豊富で、中低温度の環境にあるようです。黄色いセパルやペタルに褐色の斑が入り、花弁の表面にはロウ質のつやがあります。以前にオドントグロッサム属から分離されたものです。自生地がかなりの高地であることから、いわゆるクールオーキッドと言えましょう。本入賞花も冷涼な状態での栽培管理をしているようです。この入賞花は、弁の幅が広く、色も濃いように思います。また、花も大きく、特に以前に1輪のみ咲いたときには一回り大きく、大変迫力のある花でした。ただ、開花が難しく、3年ぶりの花とのことです。


第3位 Angcm. ramosum typicum         豊田 弘   8票
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2.交配種の部
第1位 Cattlianthe Porcia 'Cannizaro'      豊田 弘     14票
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1花茎10輪 NS9.0×8.8cm Cattlianthe Porciaは、C. Armstrongiae x Gur. bowringianaの交配種です。C. Armstrongiaeは、Hardyana(dowiana × warscewiczii) × loddigesiiからなる交配です。このためPorciaは、原種の色が濃い、中輪多花性種の花を咲かせます。1927年サンダーリストに登録された銘品で、この‘Cannizaro’はAOSでFCCを受賞しています。丈夫で増えやすい株ですが、水苔では良く栽培できないそうです。本入賞花は、豊田さんオリジナルブレンドの、「スゴイネ」を主としたミックスコンポストに植えつけられています。水苔をこのコンポストにしたら、良好に生育したとのことです。また、花茎が弱くナメクジにも食害され、これを退治したら良好であった由です。輪数も多く、花も良く展開し、見事です。


第2位 Oncidium Mayfair 'trinity'        星野 和代     8票
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1花茎38輪18蕾 NS3.8×3.9cm Oncidium Mayfairは、Onc.Tiger Hambuhren と Onc.Herb Thoresonとの交配種です。オンシジウムの中では大変珍しく、両方のペタルがリップ化しており、全体が黄色で、通常品種の3倍ぐらいの大きさになります。本入賞花は、自宅3階の風通しのよいところで、水を少なめに栽培しているそうです。株が小さい割に、輪数が多く花も良く展開して大きく、この花の特徴が良く出ています。私も3年前にこの花を購入したのですが、今年は咲きませんでした。高温にならないように、温室の低いところで栽培したのですが、本入賞花のように風通しのよいところで栽培してみます。星野さん、情報ありがとうございました。


第3位 Dendrobium phalaenopsis系      小島 朝男     6票



3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya Mini Purple      中村 静枝
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<<各賞(審査員推奨)>>
努力賞 Angraecum ramosum typicum     豊田 弘
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1.原種の部
第1位 Spathoglottis ×parsonii 'Prasarn'      星 隆   10票
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東南アジアのフィリッピンを原産地としますが、現地にparsonii(パルソニー)という原種はありません。フィリッピンあたりになりますと、スパッソグロティスのあまり観賞価値の無い原種は道端に雑草のようにあちこちに生えていたりするようです。“講釈士、見てきたような嘘を言い”と言われてしまいそうですが、そんな雑草の中から自然交雑種として本種は誕生してきたと言われています。両親は Spa. plicata × vanoverghiiなのですが、片親プリカータが一筋縄ではいきません。白っぽいやら黄色ぽい、ピンクっぽいやらむらさきっぽいと7~8種類もバリエーションがあり、それ自体が交雑種じゃないの?と思いたくなる始末で、要するに整理がなされていないのが現状のようです。とは言えもう片親の真黄色と交わり、こんな迫力のある良花を咲かせるのですから侮れません。栽培者の実力と環境がマッチした力作です。2花茎19輪NS 6x6cmつぼみ10


第2位 Cattlea jenmanii 'Santa Helena‘ × self  若尾 暢子  6票
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このところの地球温暖化の影響によるのか、春から夏へ、夏から秋への境が見えにくくなり、蘭たちも季節感知機能に支障をきたしているのではないでしょうか?本来ジェンマニィはラビアータにひと月ほど送れて咲き出してくる種と認識していましたが、ラビアータに先んじて開花しています。ラビアータに遅れて開花する故に、それ程花にインパクトの無いジェンマニィはラビアータで見飽きた感を持たれ、広く行き渡らないと思っているのは筆者だけかもしれません。春の芽だし期に水をやりすぎると腐ってしまいますが、それに気を付けて栽培すると良い結果を得られる比較的栽培しやすい種です。なんと言っても香りが良く、フラグランス賞も合わせて獲得です。若尾さん確実に腕を上げています。1花茎3輪NS 9.5x14cm


第3位 Aerangis cryptodon           豊田 弘   5票
第3位 Cattleya pumila 'Yukari`        佐藤 俊男  5票



2.交配種の部
第1位 Cyc. chlorochilon × Cycd. Jumbo Micky 小野 敬一  16票
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片親ジャンボ ミッキーにモルモーデスの血が入っています。モルモーデスというと筆者はすぐシヌアータのワインレッドを思い浮かべてしまいますが、本種にはレモンイエローのbadia(バディア)が使用されました。ジャンボ ミッキー自身はオレンジ花ですが、シクノチェスの基本種クロロキロンと交配されて鮮黄色が発揮されます。クロロキロンは緑花ですが、バディアの黄色を呼び起こしすっきりとした黄色になりました。クロロキロンの緑色のスタミノードとの対比が美しく、花形も丸型になり優しい感じが漂います。いつもながら、バルブの出来が素晴らしく、プラスチック鉢と多肥栽培の成果で圧倒的な1位です。1花茎6輪NS 7x8cm


第2位 Dendrobium Hibiki           堀 清次    6票
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この株は昨年の春の中藤洋蘭園出張販売の折に、折角来ていただいたので何か一株くらいは購入しないといけないなあと思いながら見ると、丁度花芽が色付きだしたこの株が目に留まり購入したものです。それから約一年、何をするとも無く雑居温室のどこかに紛れ、気が付いた時には再び花芽を色付かせ始め、しかも去年の倍もあろうかという賑やかさで夏の初め頃より咲き出して、もうふた月にもなろうかというにいまだに健気に咲き続ける超優秀な可愛い奴です。D.bracteosumはニューギニアの低地産で、暑さにも強く扱いやすい代表選手ですが、片親D.laevifoliumは同じニューギニア産とは言え、2000m付近に生育する気難しい冷涼栽培の必要な種です。雑種強勢がはまり、この種は大変に剛健で、寒さに当てる必要も無く、新芽の成長期におまかせを5,6粒乗せ、真夏のみ50%遮光を忘れず、あとは適当に水遣りを繰り返すだけで咲いてくれるのです。目にみえない葉ダニが付きやすい由、定期的な散布を心掛けます。NS2x2.5cm 200輪


第3位 Phalaenopsis Blue Twinkle       若尾 暢子   5票


3.香りの部
フレグランス賞 Cattlea jenmanii 'Santa Helena‘ × self  若尾 暢子
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<<各賞(審査員推奨)>>
該当無し



<<展示花>>
Dyakia hendersoniana ’Kelsie & Ryan'      堀 清次
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1.原種の部
第1位 Dimorphorchis lowii                堀 清次   20票
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1花茎 6輪 つぼみ10 NS 6.0×6.5㎝ この株は、草高・下垂したステムの長さ共に、1メートルは有ろうかと言うほどの大きな株で、会場でもひときわ目立っていました。1本の花茎に異なる色の花を咲かせることで、有名な品種ですが、咲き始めの2輪は、黄色地に赤褐色の小点が入った花を付け、3輪目からは、花弁のほとんどが赤褐色の花になります。以前小手指の洋蘭展でも、賞に入った株で、おそらく毎年は咲かないと思いますが、咲けば入賞確実です。これだけ大きな株は、置き場所、栽培とも苦労が有ると思います。

第2位 Rhinchostylis coelestis         西郷 数秀   7票
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2花茎 72輪 NS 1.8×1.5cm バンダを小さくしたような、草姿で花茎を斜め上に伸ばし、1~2センチの小さな花を多数咲かせます。セレスティスは、花弁は薄いブルーですが、リップがクッキリした、青色なので、全体的にスッキリした空色に見えます。この蘭は、インドからインドネシア・マレー半島など熱帯・亜熱帯のアジアに自生しています。したがって通常冬季の耐寒性は低く、加温設備が必要と思われます。このような根がむき出しで、バスケット植えのような品種は、根をそっくり水につける方法で、水やりをするのが良いようですが、この株は如雨露で水をかけるだけで、(ただし夏場は1日に2~3回)充分に育ち、丈夫な株ですと、西郷さんの説明でした。

第3位 Phalaenopsis lindenii          星野 和代   3票
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第3位 Cattleya alaorii concolor ‘Stela’    堀 清次     3票
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2.交配種の部
第1位 Catasetum Seaside          豊田 弘     10票
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1花茎 10輪 NS 7.8×8.0cm この花は、Ctsm. Chong Keng Yongx Ctsm. pileatum imperial 交配種×原種の交配です。カタセタムは、数輪から10数輪咲き、色も、白からこの花のような褐色、薄いピンク色など様々で、人気のある品種ですが、この花のように、ピレアタムを使った交配は、花も大きく観賞価値の高いものが多いようです。筆者の家のピレアタムも、現在花が上がって来ています。夏咲きなので、花の無い今頃に咲いてくれます。1鉢あっても損はしません。圧倒的な存在感で、交配種部門1位獲得です。

第2位 Vanda Siriporn Pink          中村 靜枝    7票
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2花茎 9輪 つぼみ8 NS9.0×9.0cm V. East More × V. Fuchs Delightの交配です。バンダは、東南アジアの暖かい地方の、木の高いところに着生しています。根はむき出しで、空中の水分(霧など)から気根で吸い生育します。栽培する場合はバスケット植えが普通で、生育期は1日数回の、霧吹きで水やりをします。名前は、サンスクリット語のバンダカ、(まとわりつく)と言う意味から、来ているそうです。この株は、栽培者の中村靜枝さんも、[綺麗に咲いた]と感じたのでしょう、御家族にもだいぶ自慢していたようです。これだけ綺麗に咲いていれば、当然です。

第3位 Dendrobium Hilda Poxon        高橋 稔    5票
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3.香りの部
フレグランス賞 Rhinchostylis coelestis      西郷 数秀
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<<各賞>>(審査委員推奨)
良個体賞 Cattleya crispa 'Seijikun'            堀 清次
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1.原種の部
第1位 Cattleya wallisii fantasia `Seijikun‘      堀 清次   15票
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2花茎4輪 NS15.0×12.0cm Cattleya eldorado(現在wallisii)は、アマゾン熱帯雨林に自生しています。栽培は難しい種で、他の大輪の原種に比べ、暖かい環境が必要とされ、冬の夜間温度を18℃、少なくとも15℃は欲しいようです。また、良く開花させるには、十分、日に当てます。入賞花は薄いピンクでペタル、セパル共に淡い赤色のくさび状バターンがグラデーション状に入っています。このような花をワリシーでは特別にファンタジアというバラエティネームで呼んでいるようです。全体としてやさしくしなやかな印象を醸し出しています。株がバックより順調に育っており、花も良く展開しており、見事です。また本入賞花は困難な種ですが、堀さんのお話ですと、特段の手法を用いた栽培管理ではなく、一般のカトレア栽培管理で生育したとのことです。その栽培管理が、そもそもこのような花にも有効なベテランならではの管理方法であったという事でしょう。

第2位 Dendrobium stratiotes           小島 朝男   11票
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6花茎16輪 NS4.0×8.0㎝ デンドロビウム ストラティオテスは、スパチュラータ亜属の一種です。この亜種の特徴は、花弁がねじれて上を向く形をしています。ストラティオテスは、ニューギニア島、モルッカ諸島、スンダ列島などに自生している大柄な種です。花弁は白地に淡い緑色が交じり、細くねじれて立ち上がります。リップは紅紫色の斑と濃い色の筋が入ります。本栽培株は、デンドロビウムは一般には水苔で植えつけられるのに対しミックスコンポストを利用しています。古い株に対し最近の栽培株の丈が高く、生育が良好なことがうかがえます。このため花の特徴が良く出ており、全体としては、清涼感があります。ただ小島会長によりますと、欠点は、丈が高すぎて、取り扱いが不便であることだそうです。

第3位 Spathoglottis parsonii 'Prasarn'       星野 和代   5票
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2.交配種の部
第1位 Cattleya Hawaiian Wedding Song ‘Virgin’    星 隆   12票
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1花茎3輪 NS11.0×12.0cm Cattleya Hawaiian Wedding Songは、C. Angel Bells × C. Claesianaの交配種です。ペタル、セパルが白色、リップに淡いクリームイエローが入ります。中大輪で、準多花性です。年2回程度開花するようです。AOSで入賞しています(HCC)。本入賞花は、生育が順調で、トップバルブになるほど大きく育っています。このため、花の特徴が良く出ており、とても清純な感じで、Wedding Songが聞こえてくるようです。星さんは、もう一鉢持っているのだそうですが、花をキリギリスに食べられたそうです。キリギリスも清純なものに魅かれるのでしょうか。

第2位 Cattleya Interglossa 'Spanish Pond'       豊田 弘   7票
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1花茎3輪 NS10.0×9.0cm Cattleya Interglossaは、C. amethystoglossa × C. intermediaの一代交配種で、作出年も1902年と古い品種です。ピンクやパープル(濃い紫色)色、また深紅色(マゼンタ)の点花などが現れ楽しめます。また、本入賞花のように花弁が唇弁化したものや、楔形の模様が入っているものもあります。中高温で、生育期に水遣りをよくし、休眠期に水遣りを控える通常の管理で良いようです。しかし、本入賞花は、豊田さんオリジナルブレンドの、「スゴイネ」を主としたミックスコンポストに植えつけられています。水苔をこのコンポストにしたら、良好に生育したとのことです。このおかげで花もその特徴がよく現われ、深紅色の点を有するセパルと、リップ化したペタルが良く調和して展開し立派に咲いています。また本花は、会員であった高山さんの遺品だそうです。

第3位 Dendrobium Mem. Lillian Yamada ‘Jay’     小島 朝男  6票
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3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya dowiana            堀 清次
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<<各賞>>(審査委員推奨)
良個体賞 Cattleya wallisii fantasia `Seijikun‘      堀 清次
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努力賞 Cattleya dowiana               堀 清次
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努力賞 Spathoglottis parsonii 'Prasarn'       星野 和代
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1.『原種の部』
第1位 Cattleya  warscewiczii fma coerulea      堀 清次 8票
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コロンビアに自生する一枚葉系の大型の原種カトレア。アンデス山脈の標高700~1000mの一年を通じて比較的温度差が少ない温暖な地域を自生地にしています。特徴としては、花茎が直立し大きくなり、多花をつけることと大輪咲きです。一説によると、一花茎に10輪、NS30cmの花が咲いたことも記されています。種名を「gigas(ギガス)」とも呼び、ギリシャ神話の“巨人”を指す言葉のようです。植物用語として用いる場合は、“ギガンティア(巨大な)”を用いる場合が多いようです。NS15.0×17.0cm 2花茎5輪 セパル幅は比較的細いが、大きな花径、濃セルレア色、よく展開したリップが一層この花の存在感を出しています。この時期にふさわしい清涼感を感じる色合いも“グッド”です。 堀さんの説明によるとネットオークションでひと目を引きゲットしたようです。栽培は、春の終わりから新芽が伸びるにつれて、水やり多くする。

第2位 Dendrobium  devonianum             星野 和代   6票
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インド ブータン ミャンマー、中国雲南省の山岳地帯の標高1,000~2,000mに自生。
4本のバルブが約30cm下垂し薄白ピンク色に濃赤ピンク色の模様の入った花が31輪咲いています。NS3.8×3.0㎝。自生地が東南アジアの山岳地帯ということでやや暑がるようです。初夏に開花、そのためか、栽培も少々難しいようです。リップの外周が羽毛のように細裂します。デンドロにはこのような色合いの花がいくつかありますが、本種はその中でもキュートで魅力的です。ネット検索したところ、東北の蘭園園主が自生地を訪れた手記の中に、デボニアナムの自生地の近くに、栽培が難しいファルコネリーがすぐ近くの木に着生しているとありました。筆者も幾度となく栽培をトライしましたが、開花は見られず今となっては、ラベルのみとなってしまいました。クールな環境のない星野さんですが、さすが栽培上手です。見事な開花です!

第3位 Cattleya  warscewiczii fma semi alba    佐藤 俊男   5票 
第3位 V.falcata(Neofinetia falcata) 風蘭   "猩々" 岩田 美穂子 5票

2.『交配種の部』 
第1位
Paphiopedilum   St.Swithin    小島 朝男   14票
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(Paph. philippinense × rothschildianum) 1901年登録
パフィオ属多花性(ポリアンサ亜属)の代表的品種の交配。片親のフィリピネンセは、フィリピンの比較的低地の海岸近くの日当たりよいところに地生または着生している。花の特徴としては、ペタルが、細く、よじれながら斜め下方へ伸びる。もう一方のロスチャイルディアナムは、カリマンタン島(ボルネオ島)キナバル山の標高500-1800mの地域に自生する固有種。開花すると豪華極まりないが、栽培は、やや難しく成長が遅く花をつけにくいこと。パフィオの王様として、高嶺(高値)の花ということ。このような難点を改善するための交配種のようです。1花茎3輪 NS12.0×20.0cmスーと延びた花茎に大輪が咲いていました。

第2位 Cattleya Brazilian Star
(C. intermedia, aquinii coerulea x nobilior, coerulea 'Blue Blood') 
                         豊田 弘   12票
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(C. intermedia aquinii coerulea × nobilior coerulea‘Blue Blood’)
ブラジルを代表するカトレア原種同士の交配種です。クサビ系セルレアの美しい色調の美花です。花型はインターメディア、リップが反り返ったところがノビリオールの特徴が出ています。交配の目的と問われるとなかなか思いつきませんが、この花をみて一つ連想できることは、ノビリオールアキニータイプの育種ねらいでしょうかね?ぱっと見て、清涼感を感じる女性が好む可愛いい花です。1花茎2輪 NS12.0×12.5cm が咲いていました。

第3位 Dendrobium Jaquelyn Thomas “Blue”  星野 和代 7票

3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya  warscewiczii fma coerulea     堀 清次
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4.<<各賞(審査委員推奨)>>
努力賞    V.falcata(Neofinetia falcata) 風蘭   “猩々” 岩田 美穂子
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1.原種の部
第1位 C. dolosa fma. coerulea         小島 朝男   12票
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古くからワルケラナとロディゲシイの自然交配種としてよく知られているドローサですが、こんな色合いの花色がどうして出現するのでしょうか?一応ドローサというのですから素直に自然種であるとして、セルレアのワルケラナとセルレアのロディゲシィが偶然ジャングル的な森の中で花粉のやり取りが虫によってなされる、あるいは風によって運ばれなされるとなれば、これはもう奇跡としか言いようがありません。そもそもそれぞれのセルレア花が出現して居る奇跡を土台としているのですから、気が遠くなりそうな偶然です。ティポどうしの交配が自然界で行われたにも拘らず、染色体に異常をきたし突然変異によりセルレア花が誕生した、というのがもうひとつの仮説であり、現実的な本筋であると思われます。いずれにしても、よくぞ我々の眼前に存在してくれてありがとう、という心境です。 初夏にふさわしい爽やかな薄紫は私達日本人にとり高貴な色合に映り、源氏の君を彷彿させる趣があります。NS11x10.5cmの中輪花が2花茎に4輪、5輪と咲き誇れば大変豪華な花姿で、何をとっても一級品ゆえ、審査員推奨株にも選出されており、是非とも実物を鑑賞して欲しい逸品です。


第2位 C. schilleriana                星  隆      7票
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良花どうしのシブリングだったのですが、記録が漏れてしまいました。星さん、ごめん なさい。と、まず詫びを入れて、、、。カトレア シレリアーナ深窓の貴婦人を思わせる響きがあると思いませんか? でも花容はどちらかといえばグロテスク。花びらは細く浪打ち斑点持ち、色も茶から焦げ茶色とくすんだ感が強いにもかかわらず、なぜか通好みのこの花の特徴は大きくせり出す赤く彩られたリップです。白ベースに赤縞が奥から流れ、赤白の絶妙なたて縞模様がリップ上に描かれています。この赤色はスロート部からの連続であるほど良花の度合いを上げることに役立っていると言われます。出品花は花色がこげ茶色感が強く、リップとの対比が鮮明な良花です。なまめかしい花容から繰り出す芳香も魅力のひとつです。筆者が譲ったシレリアーナも同時出品されていましたが、本家はとうの昔にご臨終とあいなり、時々見せていただく栽培上級者の星さんに感謝です。1花茎1輪NS11x11.5cm リップ幅5.5cm


第3位 Paph. esquirolei               金子 寛      5票
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2.交配種の部
第1位 Brassia Edvah Loo 斑入り葉          豊田 弘     15票
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北アメリカ フロリダ半島以南から中南米 南アメリカ大陸まで、約30種の原種があるそうですが、正直なところあまり馴染みがないのでどんな種があるのかさっぱり解りません。かろうじて思いだすのはベルコーサとコウダタの2種類のみで、しかも緑っぽい花のイメージしかないような状態ですが皆さんはいかがでしょう?薄黄緑のペタル、セパルに焦げ茶色の斑点が散りばめられています。クモ蘭、スパイダーオーキッドと呼ばれるにふさわしく、大型のクモが目一杯に手足を広げているような迫力が此花の見所です。出品花は珍しい斑入り葉種であることがもうひとつの売りポイントです。NS6x26cm 2花茎 19輪


第2位 Lyc. Astra 'Hatsune'           鈴木 貞子      10票
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(Lyc. tricolor x brevispatha) リカステと言えば暑さ に弱く育てにくい代表選手のような存在です。花の美しさに魅かれて栽培に挑戦された方もたくさん居ることでしょう。筆者もそのひとりで何年か試みましたが悩みの日々の連続だったような気がします。結局年を重ねるごとに劣化し、花付きも無くなり、ただ生かしておく状態になり、やがて消えてなくなる、手を染めた方々は程度の差こそあれ大方そんな感じではありませんか?出品花の母親は低温に強く、父親は高温に強いという理想的な交配で、大した気苦労もなくNS6.5x6cmの中輪花を21輪も咲かせてくれました。茎が短くこんもりと咲いてピンクの花びらと茶色いドーサルが可愛らしいです。


第3位 Den. Bonanza                 小島 朝男     8票
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3.香りの部
フレグランス賞 Max. tenuifolia    星  隆


<<各賞>> (審査員推奨)
努力賞 Cattleya dolosa fma. coerulea       小島 朝男a0265160_048418.jpg



<<展示花>>
C. lawrenceana             星  隆
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Onc. hamsonarum          星野 和代
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<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Cattleya jongheana (‘Hiromi’ SM/JOGA × ‘Fire Birds’ SM/JOGA) 豊田 弘 22票
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2花茎2輪 NS16.0×16.0cm。色よく、形よく、展開よく、サイズも大きく4拍子揃った良花が咲いていました。またまた当会を代表するジョンゲアナが一つ増えました。12㎝~13㎝あれば良花の部類に入ろう認識していましたが、16㎝とは“びっくり”です。栽培は、なかなか難しいという人と難なく育つと2つに分かれるようですが、ブラジルの標高1000~1300メートルに自生しているようですので、日本の夏は暑がる傾向があるのかも?豊田さんから「国際園芸の実生株ということで、国際園芸に問い合わせをしたところ、これ以上の株は、まだ出ていない」とコメントがありました。


第2位 Paphiopedilum armeniacum        西郷 数秀   8票
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自生地は中国雲南省1979年に発見された原種です。1花茎1輪 NS11.0×10.8㎝ お行儀よく大きな濃い黄色の美花が咲いていました。西郷さんによりますと購入から苦節10年今回初めて開花に至ったようです。栽培のポイントとして、株の置き場は、棚下栽培でなく50%遮光(夏70%)風通し良い所、水やりは、2,3日に1回30℃を超えたら早朝、植え替えは、4月か5月に2年に一回。(2014年6月例会の中藤さん講演より)

第3位 Dendrobium lindleyi 'Florida Sunshine'   山田 栄   7票
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2.交配種の部
第1位 Lyc. shoalhaven (skinneri × Koolena)1976年登録 宮原 十九美 21票
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現在までリカステを栽培している人なら、この交配種名を知らない人がいないほど、言わずと知れたリカステ有名種です。現在でも、未だに多くの良花を生み出す交配として有力な品種の一つです。東京ドーム蘭展で過去2回日本大賞を受賞しています(‘Kyoto’ 1999年 ‘Yoko's Delight’ 2009年)。2花茎2輪 NS15.5×14.0cm パステルピンク色を基調としたセミアルバの整形花が咲いていました。近年、温暖化による夏の酷暑のため、所沢近郊では、なかなか栽培がうまくいかない中、バックバルブからトップバルブへと少しずつバルブが大きくなり、株が順調に育っている様子が伺えています。他を寄せ付けないダントツの一等賞です。久しぶりの入賞ですが、さすが“ベテラン宮原さん”です。

第2位 Dendrobium White King 'Hiroshima'        小島 朝男  10票
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25花茎113輪 NS5.2x4.7cm 白色と言うよりは、薄クリーム色と言いたいノビル系デンドロビウムの見事な大株作りです。リップの濃い赤茶色がとてもよく目立ち、バルブを覆い尽くすように花が沢山咲いていることで株全体の見栄えが更に引き立てています。かなり長く栽培している株のひとつのようです。

第3位 エビネ 黄緑×ピンク                 角田 馨     3票
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第3位 Dendrobium Green Mist             豊田 弘    3票

3.香りの部
フレグランス賞 Lyc. aromatica             中村 静枝
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<<各賞(審査委員推奨)>>
良個体賞 Cattleya jongheana            豊田 弘
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<<展示花>>
Cattleya mossiae semi-alba 'Diosa de Sierra'  堀 清次
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Phal. schileriana 'Pink Butterfly'            星野 和代
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<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Cattleya luddemanniana fma. tipo ‘Yukari’    佐藤 俊男  11票
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2花茎 2輪 NS16.5×17.0cm カトレア ルデマニアナはベネズエラ原産の蘭で、比較的高温を好み、最低気温は15度以上あったほうがいいようです。ルデマニアナは年に2バルブ伸びるため、大株にし易いですが、秋からの新芽時期の植え替えは不可、植え替えは春のみです。この株(個体名Yukari)は当会会員の宮本さんからの分け株で、会場で見たときは花が大きくとてもいいと思いましたが、最近の交配ではもっとリップが広く、大輪のルデマニアナが有り、良花賞には成りませんでした。ただ宮本さん曰く、株がもっと充実すれば、もう二回り大きな花が来るとの事でした。見てみたいものですね。

第2位 Cattleya walkeriana fma. semi-alba         佐藤 俊男  8票
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1花茎 2輪 11.5×11.5cm 入賞花の常連のカトレア ワルケリアナです。上記のsemi-albaは、ラベルに書いてあったものと思われますが、最近ではリップが赤く、花弁に色が乗るタイプのワルケリアナ は、セミアルバではなくperolaペローラと表記します。この株は以前栽培教室で配布したものの1株で、滝川先生の交配したもので、Andre the Giant(Tokyo No.1のSelf)× Puanani Bearという交配です。Tokyo No.1が親に使われている場合、綺麗なセミアルバに成りにくいようです。花型はとても良く、綺麗に開いて咲いており、2位にふさわしい株でした。1位、2位佐藤さんの独占でした。

第3位 Dendrobium polyanthum              小野 敬一  5票


2.交配種の部
第1位 Caulaelia (Cll.) Mizoguchi 'Princess Kiko' BM/JOGA 岩田 美穂子 12票
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8花茎 50輪 5.0×5.0cm この蘭は先月も堀さんが、交配種の部2位で入賞しています。花の説明は2月度の蘭花をお読みください。この株は、やや長めの花径に同じ高さに花を咲かせ、花だけが株の上に雲のように綺麗に並んで咲いています。1輪1輪はあまり大きくはないですが、リップの淡桃色の縁取りが良いアクセントになっていて、見ごたえ のある株で1位入賞も当然です。1週間前までは、もう10輪多く咲いていたそうです。

第2位 Doritaenopsis Maria Teresa           星野 和代   4票
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3花茎 12輪 2.3×3.0cm この花の片親は、ファレノプシスのエクエストリスと思われ、花1輪は小さいですが薄ピンクの花弁に、大きめの紫紅色のリップが目を引き、見落されがちな位の小さな株でしたが、投票2位に入りました。

第2位 Dendrobium New Guinea macrophyllum   若尾 暢子     4票
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7花茎 27輪 つぼみ17個 5.5×4.5cm 上記の名前は、ラベルに書いて有るものですが、調べて見たところ、New Guinea × macrophyllumではないかと思われます。この交配はDen. Jungle Gemという名前で登録されています。またDen. New Guineaはmacrophyllum ×atroviolaceumという交配なのでDen. Jungle Gemはmacrophyllumの血が 3/4になり、この株の様 に、macrophyllumに非常によく似たものになるのではと想像できます。他の蘭の華やかな色に比べ地味な色合いですが、このようなランを好む方も多く、多輪数を着け栽培もさほど難しくないので、栽培している人の 多い品種です。

3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana fma. semi-alba      佐藤 俊男
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<<各賞(審査員推奨)>>
良個体賞 Cattleya walkeriana fma. semi-alba         佐藤 俊男
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努力賞 Psychilis atropurpurea fma. alba 'Emerald Tsukuba' 長縄 和子

<<展示花>>
C. walkeriana 'Andre The Giant' × 'Nishimino'           宮本 勝
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Den. faciferum                                小島 朝男
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Renanthopsis Mildred Jameson 'Zuma Canyon'     佐々木 光次郎
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Trichoglottis pusilla                         星野 和代
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<<人気投票>>

1.原種の部
第1位 Rhyncholaelia glauca fma. alba 'Seijikun`      堀 清次  11票
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ディグビアナとグラウカの2種からなるリンコレリア属もようやく定着した感があります。この2種ももともとはブラサボラ属に属していたことは周知の事実です。ブラサボラ属の多くは長い、短いの差こそあれ、棒状の硬い葉なのですが、その中でカトレアなみの広葉の2種がリンコレリア属に変更されたと理解します。ペタルが広いグラウカは殆ど見られず、整形花であることはまず無し。にもかかわらず広く栽培されるのは、ワイルドな出で立ちから繰り出す、なお白きリップの清新さと広がり、に尽きると言ったら言い過ぎでしょうか? その上リップ奥から芳香を放つのですから魅力一杯で す。両開きの胸元をサッと開いて、俺を見てくれ!!と主張しているように感じます。出品花は白色というより、薄緑色の特別個体と自分だけが思っている。リップ奥の赤点が入らないアルバ個体がレアかと思っていましたが、五分五分と聞いて、ちょっとがっかり。カトレアと同じ栽培で良いのですが、厚葉系はその厚みの中に水分を蓄積しているので、多いよりは少なめ、一年を通して光充分が基本です。NS13x12.8cm 6輪

第2位 Bulbophyllum medusae fma. album 'K&T`     小野 敬一  8票
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蘭の世界の多様性を語るにふさわしい一種です。バルボフィラムの世界全体が多様性の宝庫といえる世界です。殆どの種がタイ、フィリッピン、スマトラ島、ボルネオ島、インドなど東南アジアに産するのはご存知の通りです。またニューギニアも一大宝庫で、一部はアフリカ、南アメリカ、日本にもマメツタランや小笠原シコウランがあり世界中に分布すると言えそうです。メデューサって素敵なネーミングですね。ギリシア神話では、海神ポセイドンの愛人で、天馬ペガサスの母となってます。自分の髪の美しさを自慢して上位女神に頭髪を毒蛇に変えられたと伝わっています。ティポ種は中心部に小豆色班が密集し、ごちゃごちゃ感で汚く見えることが災いし、最近見ることが少なくなりました。対してアルバ種はご覧のようにすっきりとし、長く伸ばした三セパルの密集がつくる白い払子状のふんわりがひとつの世界を形成しています。バルボの例に漏れず匍匐茎が長く、すぐに鉢から飛び出してしまうので、コルクに付けて自然風にあしらってあるのがまた素敵です。本人談のようにコルクよりヘゴのほうが適しているように思います。いつも湿り気があるくらいの栽培をこころがけましょう。この時期、個体名‘K&T’が心に染み入ります。NS12x13cm

第3位 Laelia anceps fma. alba              豊田 弘    3票
第3位 Cattleya loddigesii 'Carina`             星 隆     3票
第3位 Pleione formosana fma. coerulea 'Tiffany'     小野 敬一   3票


2.交配種の部
第1位 Dendrobium Yellow Chinsai 'Magical Color`     小野 敬一  9票
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本株は2014年4月例会にて栽培教室の教材として当会で頒布されたものです。ですからたくさんの会員の方々が栽培されていますよね。自分も栽培していますが、開花は3月頃になりそうな蕾の塩梅ですから、今月出品された3名の方々は超早い開花と言えそうです。そもそも本種は2014年春の蘭展にて、佐々木さんが出品していた株が良く咲いているのを見た会員さんが欲しがったところから、教材として取り寄せた経緯があります。その時点で全株開花していましたから、4月開花が平均、、、、。そのときの紹介画像を見直しましたが、今回の出品株は倍以上に花盛りで、花咲かなんとかさんの噴霧もさることながら、栽培者の意欲と技術をしっかりと表現していると感じ入りました。種名イェローチンサイと言うほど花色は黄色っぽくなく乳白色ですが、リップ全体を彩るエンジ線がこの花を特徴付けていると言ってよいでしょう。セッコクの血が入ってるにも拘らず、低温処理に気を使う必要は無いようです。 5花茎41輪 NS 5.5x5cm

第2位 Fredclarkeara After Dark 'S.V.O. Black Pearl`    小野 敬一  6票
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最近流行りの黒い奴らの代表選手、フレッドクラーケアラと発音します。なんじゃいね?(Morm. Painted Desert x Ctsm. Donna Wise) という交配で、モルモーデスとカタセタムの人工交配種であることがわかります。個体名に含まれているSVO って何?と思いますよね。これは、カルフォルニアのSunset Valley Orchid というラン屋さんのことなんです。この蘭園の創始者であるフレッド クラークさんが交配して本種を作り出したので、それを記念してフレッドクラーケアラ属となったのです。なので全体を解釈すると、サンセット(日没)バレー(峡谷)蘭園のフレッド クラークさんがつくりあげた’宵闇に光り輝く黒真珠‘というイメージでいかがでしょうか?言っておきますがこれは個人のイメージですが、そんな感じでよろしいかと思います。しかし、アフターダーク種すべてがこのように真っ黒になる訳ではありません。オレンジっぽい花びらに茶班がはいるものや、まだら班になったり、変異はいくつかあります。それらの中で秀逸なのが本種ですが、ブラックパールの中にも、黒さの違いがありますので、より黒い株を獲得したいものです。5花茎も出してるバルブの出来が抜群で、成長期における多肥栽培が必要不可欠とのことです。NS 6x3.5cm 46輪

第2位 Caulaelia(Dial ) Mizoguchi 'Princess Kiko '        堀 清次  6票
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私達の耳には、ダイアレリア ミゾグチと言ったほうが馴染み深いですね。そして、ミゾグチとくればプリンセス キコと連続するほどの一体感です。Diacm. bicornutum x L. albida=Diallaeria Snowflake それに Laellea ancepsを掛けたのがミゾグチです。ところがこのところの属名変更により、Diacm(ダイアクリウム)がCaularthron(Clrthr.)コーラルスロンとなったことにより、ミゾグチをCaulaelia(コーラエリア)と呼ぶことになりました。ああ、ややこしい!! 元となってるダイアクリウム ビコルヌウタムがミゾグチにそっくりで、リップのピンクの縁取りを無くしたような花です。しかし、‘プリンセス キコ’を特徴付けているのはなんたってこのピンクの縁取りですから、しっかり縁取られている株を選びたいです。良い株はリップだけではなく、花びらにもピンクの縁取りがはっきりと入るものがあり、見つけたらそく購入しましょう。もちろん、秋篠宮 紀子様の御成婚を記念しての銘名であることは広く知られています。紀子様のご様子そのまま、優しげでチャーミングな花です。5花茎 23輪 NS6x6.5cm


3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya schroederae                 堀 清次
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<<各賞(審査員推奨)>>
良個体賞  Rhyncholaelia glauca fma. alba 'Seijikun`   堀 清次
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大作賞   Bulbophyllum lindleyanum 'Seijikun`       堀 清次

<<展示花>>
Cattleya Aloha Case                          小島 朝男
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