所沢洋蘭会

2014年12月度例会入賞花・展示花

例会入賞花・展示花
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<<<人気投票>>> 1.原種の部 第1位 Cycnoches warscewiczii 'Jumbo'     小野 敬一       17票

メキシコからブラジルにかけての低地に10種類ほどの原種が自生しているようです。近年、ヘレンフッサナム、バーシオラム、クーペリーが新品種として仲間入りし、これらがことのほか美しく個性的であったため、趣味者の間でシクノチェス栽培が俄然盛り上がることとなった感があります。加えて普及種だった、クロロキロンやワーセウィッチーに海外より個体名の付く優秀花が輸入され人気に拍車をかけることとなったのです。個体名‘ジャンボ’より、台湾のジャンボオーキッドさんの選抜株であることが解ります。無論、筆者も参加した一人ですが、シクノチェスにはちょっとした癖があり、誰でも上手に栽培できる品種というわけではありません。もともとバックバルブは腐りやすい性質があり、リードバルブを含めて3バルブあれば上等といったところですが、いつしかリードバルブさえも腐って無くなるという末路をたどるものと思うも(勝手な感想)、出品花のリードバルブは30cm程もあり、勇壮な牛角を思わせるほど素晴らしい出来です。頂部より2花茎 9輪 NS12×10.5cm 浅黄色の整形花が造花のように厚弁で、濃緑の柱頭がエメラルドのように美しく魅惑的です。絶対に新芽に水をかけない、成長期には肥料を充分に与える、葉裏に付くハダニを退治する等の注意点がありました。 第2位 Laelia anceps 'Irwins' AM/AOS       堀 清次      13票
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お馴染み、レリアの代表選手アンセプスはメキシコが原産国です。アルバ、セミアルバ、ビーチアナ、フラメア、そしてゲレーロとフォーマも豊富でこれらのコレクションも楽しいものです。栽培もいたって簡単で、初心者の方にも充分開花可能ですので、入門株としてうってつけです。本来、花茎は1m程の長さになるものですが、充分日光を浴びさせた結果、程よい長さで収まっているのが好印象です。アーウィンズはティポの個体として一番の普及種ですが、AOSにてAM受賞ですから、当時は良個体として認知されていたのでしょうが、現在では交配が進み多くの良個体が作出されていますので、比較すると見劣り感は否めないのが現状です。ひとくちにアーウィンズと言っても、メリクロン変異が良くも悪くもたくさん起こっていますので、花を確認して良いアーウィンズを獲得したいものです。ちなみに、本アーウィンズはペタルが幅広で、ペタル先にフラメアが入る良いアーウィンズです。1花茎のみですが4輪咲きが次なる目標を示してくれています。6花茎 15輪 NS11x10cm 一斉開花でゴージャスに、がアンセプスの生命線です。 第3位 Cattleya percivaliana 'Summit' FCC/AOS    堀 清次     12票
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2.交配種の部 第1位 Rhynchostylis gigantea × Vanda coerulea   小島 朝男    23票
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本株は年末年始の常連株の感があり、出品されると必ず入賞していますね。リンコスティリス ギガンティアからは花数の多さを、バンダ セルレアからはその花色を受け継ぐという両親のいいとこ取りで成功している品種です。品種といえば、それぞれの属では代表選手同士ですから、品種名があって当然じゃあないの?と思い、サンダースリストをあたったら、有りましたよ。Vandachostylis Azureと判明しました。Azureとは立派な英語で、アジャー風に発音しますが、洋蘭界ではアズルと発音しています。スペルは Azul となりますが、空色の、淡青色の、という意味で花色そのままの命名となっています。ワルケリアナの優秀花‘モンテアズル’や‘アズルパーフェクタ’も同じ意味合いで、当然セルレア花です。ご覧のように美しく、雑種強勢にて丈夫な種ですので、実生株が普及してますが個体差が激しく、弁の広い花や青筋の濃い目の花など千差万別です。それにしても、下葉もほとんど落ちることなく、太根が何本も長く伸張し、出した子株にも花茎が上がって、3花茎 47輪 NS6×6.6cm 整然と咲き誇っている様子は朝夕2回の水遣りの成果が顕著です。5花茎上がりを待ち望みます。 第2位 Rhyncholaeliocattleya George King 'Serendipity'   星  隆  10票
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リンコレリオカトレアと来るとあのディグビィアナが交配されているのだなあと反射的に思ってしまいます。交配系譜をさかのぼると5回の使用実績がありますが、強く遺伝するリップのもじゃもじゃ感がジョージ キングにはほとんど認められない気がします。それほど何重もの積み重ねがなされた結果として本種が存在しているということでしょう。 (Rlc. Buttercup × C. Bob Betts (01/01/1970))片親バターカップは黄色、片親ボブベッツは白色なのですが、この両親からごらんのサーモンピンクが出現するのですから、交配って奥が深いです。1970年当初は見慣れない花色ということで、まったく人気が無かったそうですが、じわりじわりと良さが浸透し始め今日の評価となりました。原種人気の昨今、どうしても交配種は一段下の感覚で見てしまいますが、絶対的に良い交配種の一品に挙げたい品種です。大株にして2花茎4輪でまた見せてください。ちなみに個体名‘セレンディピィティ’とは、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運をつかみ取る能力のことで、つかんだ幸運な現象のことではない、とありました。1花茎 2輪 NS13×14cm 第3位 Cattleya Brazilian Jewel             豊田 弘    3票
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第3位 Zygopetalum Red Doll              高久 秀雄    3票 第3位 Vanda 交配種 札落ち              小島 朝男     3票 3.香りの部 フレグランス賞 Cycnoches warscewiczii 'Jumbo'     小野 敬一  <<<各賞>>> 良個体賞 Cycnoches warscewiczii 'Jumbo'        小野 敬一  <<<展示花>>> Cattleya eldorado fantasia 'Seijikun'          堀 清次
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Cattleya maxima concolor 'Seijikun'          堀 清次
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Cattleya trianae sangre de toro 'Special No.1'    堀 清次
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Lepanthes caprimulgus                     堀 清次
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