所沢洋蘭会

2014年8月度例会入賞花・展示花

例会入賞花・展示花
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入賞花・展示花の写真及び入賞花コメントアップします。 <<人気投票>> 1.原種の部 第1位 Bulbphyllum graveolens           堀 清次    13票

Mont Millais モン ミレー’と言う優秀花が有名で、ほとんどがこの個体のセルフ株と思われます。審査にかけられた時、余程の衝撃があったのでしょう、RHSにてFCCの最高点受賞です。ニューギニアからインドネシアの海抜500~800mの熱帯雨林帯に自生しており、温室内では何の苦労もなく、水さえやっていればいつの間にか、こんなにバルブを増やしてくれる優れものです。ただ、個体により咲き易い、咲きにくいがあるようで、本株もここ3年前からようやく開花してくれるようになりました。3,4バルブでも開花している株もありますので、大株にならないと咲かない、と言う訳ではないようです、というか大株だと逆に咲きにくいような気がします。折角上がった花芽を途中でしけらせてしまうことも多く、ダイナミックに咲いている姿はタフに見えますが、開花まではなかなか繊細のようです。3茎、4茎と開花している株を見たことは無く、是非この株で挑戦したいと思います。良く出来ると1花茎に20輪ほど咲き、メタリックな黄色い花びらと小豆色のリップとの対比が美しい。普段見ない銀蠅が3匹4匹と何処からともなく集まり、柱頭へ頭を突っ込んでいる姿がこの株が放つ芳香?を物語っています。1花茎 13輪 NS1x6.5cm 第2位 Dendrobium dearei               小島 朝男   10票
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フォーモッサエ亜属の三姉妹と筆者が勝手に呼んでいるデンドロビウームのひとつで、他の姉妹は Den. sanderae(サンデレー)とDen. schuetzei(シュッツエイ)です。3種とも白花の美しい姉妹ですが、特徴が少しずつ違っており、どれがどれか入り乱れてごっちゃになってませんか?かく言う筆者も相当ごっちゃになってます。その原因はサンデレーに有り、変種のmajor(メジャー)とluzonicum(ルゾニカム)のルゾニカムがデアレイに似て、リップの喉部がグリーンなのです。基本種の喉色は、デアレイとシュエッツエイが抹茶グリーン、サンデレーが薄オレンジですが、サンデレーの変種ルゾニカムがグリーンで、このグリーンの3種が入り乱れて混乱の原因になります。しかし、シュエッテイは弁幅が広く整形の為、交配にも多用されることで一線を画しています。サンデレーの開花期が3~5月の春咲き、デアレイとシュエッテイの開花期が6~8月の梅雨から夏咲きであることにより判別することになります。また、フォーモサエ亜族は、葉やバルブに細毛が生えることが知られてますが、デアレイの成株にはそれが無いことで判別できます。デアレイはルソン島付近の低地に、他2種は高地産ですのでそれなりの栽培が必要ですが、間違っても秋の水止めや寒さ処理をしないように。暑さの中、白と緑の対比がとても美しく、9花茎 75輪 NS5x4.5cmの中輪花が爽やかに華やぎ、同時出品の Den. perthenium ともども、涼を呼び込んでくれました。 第2位 Cycnoches loddigesii             小野 敬一   10票
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コロンビア、ベネズエラあたり中南米の低地に原産する着生性の高温種ですので、日本の暑い夏もなんのその、元気に育ってくれれば気持ちいいんだけどなあ。と、嘆きたくなるくらい、シクノチェスの栽培って難しいですよね。最大の難所は新芽の出だし頃、新芽が2~3cmの大きさに育ってくると、カトレア等では水のやり時になりますが、シクノチェスの場合はまだまだ時期早尚。ここで水やり始めて新芽を腐らせ、一年間を棒に振り、そのうちバルブが腐り始めてご臨終、っていうパターンの繰り返し。じゃあ、いつ水やるの?新芽から根が伸びだし、その長さが7~8cmになった頃から開始すると賢者は語ります。同時に肥料やりも開始、水肥も忘れずに。難しいだけに、賢者たちにも様々な意見が有るようですが、その内の一見解。冬越しした株にはもう有用な根は無く、バルブの力だけで新芽を成長させるので、新芽から根が充分に出てない時にいくら水を与えても、逆効果、百害あって一利なし。なので、大き目の入れ物はそれだけ水分が有り過ぎで最悪の状態となる、ということになり、この現象をオーバーポットといいます。2年ごとに植え替えるのを前提にすると、新芽のスペースさえあれば良い小さめの鉢にしなければなりません。二重鉢にして株を支える必要がありますが。シクノチェス、カタセタムには雌花が咲くことがあるのは周知の事実です。まだまだ書き足りないのですが、稿が進みましたので、何故雌花を咲かすのか?何故花色に差異があるのか?近年の新発見種 等については又次の機会にいたします。1花茎 1輪 NS12.5x12cm 2.交配種の部 第1位 Neostylis Lou Sneary `Blue Candy'      山田 栄    8票
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長年親しんできたネオスティリィスという属名、言うまでも無くフウランでお馴染みのネオフィネチィア属とセレスティスやギガンティアでお馴染みのリンコスティリィス属との人工交配属ですが、近年の属名変更、移行整理によりネオフィネティア属もバンダ属へ移行になりましたのでなくなり、新たにVandachostylis 属になりました。ということで、出品株はVandachostylis Lou Sneary 'Blue Candy' となります。以前にも山田さんが出品され入賞していた記憶がありましたので、家に帰りブログで調べましたところ、平成24年8月に1位入賞していました。ところが、このときの映像は全体がブルー紫に彩られた色彩で、今回出品株とは違っているように感じます。なので、山田さんに何度か連絡をとろうとしましたが、連絡つかずでしたので判明しませんでした。出品株は、弁先にブルーを彩って美しく、セレスティス感が強い良花です。コルク付けになって、気持ち良さそうに根を張っている所に愛培ぶりが伺えます。朝五時と夕方、日に2回の水遣りがこの夏時には欠かせない、と言う話に即座に無理!!と思ってしまいました。1花茎 21輪 NS3x3cm 第2位 Brassolaeliocattleya Morning Dew      豊田 弘    7票
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現在では、リンコレリオカトレア モーニング デュウ というのが正しい品種名だと思われますが、ネットで検索しても詳しいことはヒットしませんでした。確かに以前に見たことがあるのですが、いかんせんとても古い品種なので、最近では栽培している人も少なく、ベテランの温室の片隅に眠っているのでしょう。最大の特徴は、リンコレリア ディグビィアナの形質を受け継いだリップの襞(ひだ)状部が美しく広がります。NS7.5x8cm と径が小さいのですが、本来はもうふた周りの大きさがあってしかるべきと思われます。ただこのミィディっぽさが全体を覆うほんのりとした色合と相まって、お嬢様の可愛らしさを演出することに成功しています。その部分にご婦人票が入ったと推察しますが、コラムを包む唇弁部に奇形が入っているのは大きな減点です。1花茎 1輪                          (堀) 第3位 Bulbophyllum annandalei?           吉川 好江   6票 3.フレグランス賞 Cattleya walkeriana fma. semi-alba `Taka'          山田 栄
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