2017年11月度入賞花

<<<人気投票>>>

1.原種の部
第1位 Cattleya cernua            山田 榮     13票
a0265160_22060706.jpg
3花茎18輪17蕾  NS2.8×2.2cm Cattleya(Sophronitis) cernuaは、ブラジルを中心としてパラグアイ~アルゼンチンに広く自生しているようです。このため、仲間のコクシネアが冷涼多湿な環境であるのに対し、比較的生育温度及び湿度に対する適応範囲は広いようです。オレンジ色の小さな花が、多数咲きます。ただ咲かせるには、乾燥と水遣りに工夫が必要なようです。本入賞花は、入手した時はへご板に植え付けていたそうですが、へご板が傷んでいたせいか、生育が悪かったようです。コルクに変えても良くはならず、さらに新しいへご板に植え替えて、ようやく根張りが良くなり、今回の開花を得られました。栽培環境としては、冬でも18度位になると、外に出し日に当て、また、乾いたら水遣りをします。肥料が好きなようで、固形肥料をへご板につるして置くそうです。山田さんの場合、このような栽培を、良く丁寧に管理をしている(面倒を見ている)ことがこのような多数の開花が得られたのではないでしょうか。



第1位 Bulbophyllum rothschildianum        堀 清次     13票
a0265160_22092726.jpg
20花茎約100輪 NS1.5×12.0cm 上記Cattleyaと同点の1位入賞花です。Bulbophyllum rothschildianumは、中国雲南省、インド東北、アッサム、ミャンマーに自生しているようです。当会ではrothschildianumは比較的古くから展示されています。ラテラルセパル(側萼片)が、紫地に、濃い紫紅色の点が多数配置されているところが特に美しいと思います。本入賞花も3年以上前に一度入賞しています。しかし、株分けせずに栽培した結果、このような沢山の花が開花した大株に育ったそうです。コンポストは水苔で、「ざる」に植えています。年々鉢からはみ出して生育した株を押し込んで育てる結果、「ざる」を使用することになったそうです。見事なボリュームで、見応えがあります。次は全部の蕾を一度に咲かせたいそうです。頑張ってください!


第3位 Masdevallia veitchiana           豊田 弘     5票


2.交配種の部
第1位 Perreiraara Bangkok Sunset        林 美代子    11票
a0265160_22092109.jpg
2花茎 32輪25蕾 NS2.2×2.3cm Perreiraara (Rhynchorides) Bangkok Sunsetは、Vandachostylis Thai Noi×Aerides houlletianaの交配種です。また、Vandachostylis Thai Noiは、Rhynchostylis coelestis×Vanda flabellataの交配種で、原種の色濃い花です。ペタルとセパルの黄色地の先端を、グラデーション状に茶色で染めています。リップはピンク色です。この色彩の小さな花が房状についており、どこか心が和んできます。本入賞花は、昨年春に入手し、バンダ類としては珍しく水苔で植えられています。冬場は、最低温度10℃の環境で、乾いたら水遣りをし、温かくなったら外に出しているそうです。最近バンダ類はコンポストと水遣りの工夫が試みられていますが、その工夫が実ってたくさんの花が咲いているのでしょう。


第2位 Disa Rosemarie×Foam 'Roar Red'        豊田 弘     6票
a0265160_22091240.jpg
1花茎 1輪 NS9.0×11.0cm 代表的なDisaの交配種です。大きく発達した3萼片のうち、側萼片がオレンジ色に彩られ、上萼片が黄色地に線状のパターンを配しています。この組み合わせでDisaらしい美しい花を形成しています。ただ、栽培が非常に困難であるのは、この属の宿命です。本入賞花も、豊田さんの開発した栽培方法で育てたのですが、少し変えたそうです。クールオーキッドとしての環境で、流れている冷たい水に鉢ごと浸していたのですが、腐敗が入るようになったため、鉢自体は水に浸さないようにしているそうです。ただ、通常6月頃に開花するのですが、今回は今頃咲いたのが変わったことで、原因は不明だそうです。いずれにしても、当分Disaは、豊田さんでないと栽培困難でしょう。


第2位 Cattleya Tropical Pointer 'Amethysto'      佐々木 光次郎     6票
a0265160_22091656.jpg
1花茎 4輪 NS8.0×8.2cm 上記Disaと同点の2位入賞花です。Cattleya Tropical Pointer 'Amethysto'は、C. Tropic Glow × C. intermediaの交配種で、片親が原種です。過去に入賞しています(AM/JOGA)。ペタルやセパルの形状に原種の特徴がみられ、黄色地に紫紅色の点がちりばめられた花です。一般の整形花に比べると珍しい花ですが、栽培は比較的容易で花付きもよく、不定期に咲くようです。本入賞花は水苔植えで、栽培も特別の管理はしていないとのことです。ただ、この黄色地に紫紅色の点の花は、特に目をひきつけ、魅力があります。        (西郷)


3.香りの部
フレグランス賞 Cattleya walkeriana fma. coerulea 'Monte Azul'   礒田 忠彦


<<<各賞>>>
審査員推奨株  該当なし


[PR]
by orchid12345 | 2017-11-20 22:18 | 例会入賞花・展示花 | Comments(0)