2017年 04月 15日
<<人気投票>> 1.原種の部 第1位 Aerangis citrata 山田 栄 12票 4花茎79輪NS2.0×2.2cm エランギス属はマダガスカル、アフリカ東部に自生しています。 草姿は胡蝶蘭のように葉が左右に広がり小~中型のものが多く、花の色は白~茶でカトレアのように華やかさは有りませんが、花茎の左右に多数の花を着け見ごたえがあり、いい香りもします。人気の有る属種です。エランギスのエラは空気を表していて、通風を好みます。またバルブがないので水を好みますが、根が濡れっぱなしだとすぐに腐ってしまうので、コルクやヘゴ板に付けて栽培したほうが成績が良いようです。この山田さんの株もヘゴ板に付けてあり、冬場でも天気の良い日は頭からザァーザァー水をやるそうです。風通しも良いのでしょう。 第2位 Cattleya. jongheana 豊田 弘 11票 3花茎3輪NS12.5×14.0cm 中型カトレアの原種で花の展開が良く、上品な色合いが人気の種です。 自生地はブラジルのミナスジェライス地方ですが、ここはワルケリアナの自生地としても有名です。ジョンゲアナの方が標高が500メートルほど高く1300~1600mほどに自生していて、乾期・雨期もありメリハリのある栽培が重要です。成長のサイクルが普通のカトレアと異なり、春に開花した後休眠期に入り、夏の後半~秋の初めに新芽が出てきて秋~冬にも生育し春に開花します。この株は2010年にαオーキッドで購入したそうで3花茎3輪咲きで栽培並び花型の良さが目を引きます。 第3位 Masdevallia. ignea 小野 敬一 7票 2.交配種の部 第1位 Cattleya Mini Blue Star ‘Yukari’ 高橋 稔 8票 1花茎2輪NS9.0×9.8cmミニブルースターは、C. Mini Purple × C. Corneliaという交配です。両親とも有名なミディカトレアで、セルレアを使ったものと思われます。株に比し大きな花を着け、栽培も比較的容易で人気のあるカトレアです。冬期室内で越冬栽培すると日照が不足するため、特にカトレアでは咲きにくくなることがあります。高橋さんの所では植物育成用のLED照明器具を使って日照不足を補っているそうです。筆者の所でもLED照明を使い始めてからカトレアが咲くようになってきました。 日照不足を補うにはかなり有効かと思います。お試しあれ。 第1位 Clowesetum Enosima 星野 和代 8票 1花茎11輪NS5.3×4.0cm クロウェセタム字のごとく、クロウェシア×カタセタムで、カタセタム属の一部がクロウェシアに変更があったように近縁種同士の掛け合わせです。花が小型で多花の種と、花が比較的大きな種の交配と思われます。カタセタムもクロウェシアも多肥栽培が良く、成長期にはコンポストが乾ききらないように水やりをするのが肝心です。特に9月に入り少し涼しくなったころ肥料・水をたっぷり与えると目に見えてバルブが太くなっていくのが分かります。水切れ注意です。 今回は得票数が同じだったので、2人が1位になりました。 第3位 Den. Hsinying Paradise × Den. chrysopterum 小野 敬一 7票 3.香りの部 フレグランス賞 Maxillaria marginata × porphyrostele 林 美代子 <<各賞(審査員推奨)>> 良個体賞 Cattleya jongheana 豊田 弘 努力賞 Paraphalaenopsis. denevei 小野 敬一
by orchid12345
| 2017-04-15 21:39
| 例会入賞花・展示花
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