2016年9月度入賞花・展示花

<<人気投票>>
1.原種の部
第1位 Spathoglottis ×parsonii 'Prasarn'      星 隆   10票
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東南アジアのフィリッピンを原産地としますが、現地にparsonii(パルソニー)という原種はありません。フィリッピンあたりになりますと、スパッソグロティスのあまり観賞価値の無い原種は道端に雑草のようにあちこちに生えていたりするようです。“講釈士、見てきたような嘘を言い”と言われてしまいそうですが、そんな雑草の中から自然交雑種として本種は誕生してきたと言われています。両親は Spa. plicata × vanoverghiiなのですが、片親プリカータが一筋縄ではいきません。白っぽいやら黄色ぽい、ピンクっぽいやらむらさきっぽいと7~8種類もバリエーションがあり、それ自体が交雑種じゃないの?と思いたくなる始末で、要するに整理がなされていないのが現状のようです。とは言えもう片親の真黄色と交わり、こんな迫力のある良花を咲かせるのですから侮れません。栽培者の実力と環境がマッチした力作です。2花茎19輪NS 6x6cmつぼみ10


第2位 Cattlea jenmanii 'Santa Helena‘ × self  若尾 暢子  6票
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このところの地球温暖化の影響によるのか、春から夏へ、夏から秋への境が見えにくくなり、蘭たちも季節感知機能に支障をきたしているのではないでしょうか?本来ジェンマニィはラビアータにひと月ほど送れて咲き出してくる種と認識していましたが、ラビアータに先んじて開花しています。ラビアータに遅れて開花する故に、それ程花にインパクトの無いジェンマニィはラビアータで見飽きた感を持たれ、広く行き渡らないと思っているのは筆者だけかもしれません。春の芽だし期に水をやりすぎると腐ってしまいますが、それに気を付けて栽培すると良い結果を得られる比較的栽培しやすい種です。なんと言っても香りが良く、フラグランス賞も合わせて獲得です。若尾さん確実に腕を上げています。1花茎3輪NS 9.5x14cm


第3位 Aerangis cryptodon           豊田 弘   5票
第3位 Cattleya pumila 'Yukari`        佐藤 俊男  5票



2.交配種の部
第1位 Cyc. chlorochilon × Cycd. Jumbo Micky 小野 敬一  16票
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片親ジャンボ ミッキーにモルモーデスの血が入っています。モルモーデスというと筆者はすぐシヌアータのワインレッドを思い浮かべてしまいますが、本種にはレモンイエローのbadia(バディア)が使用されました。ジャンボ ミッキー自身はオレンジ花ですが、シクノチェスの基本種クロロキロンと交配されて鮮黄色が発揮されます。クロロキロンは緑花ですが、バディアの黄色を呼び起こしすっきりとした黄色になりました。クロロキロンの緑色のスタミノードとの対比が美しく、花形も丸型になり優しい感じが漂います。いつもながら、バルブの出来が素晴らしく、プラスチック鉢と多肥栽培の成果で圧倒的な1位です。1花茎6輪NS 7x8cm


第2位 Dendrobium Hibiki           堀 清次    6票
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この株は昨年の春の中藤洋蘭園出張販売の折に、折角来ていただいたので何か一株くらいは購入しないといけないなあと思いながら見ると、丁度花芽が色付きだしたこの株が目に留まり購入したものです。それから約一年、何をするとも無く雑居温室のどこかに紛れ、気が付いた時には再び花芽を色付かせ始め、しかも去年の倍もあろうかという賑やかさで夏の初め頃より咲き出して、もうふた月にもなろうかというにいまだに健気に咲き続ける超優秀な可愛い奴です。D.bracteosumはニューギニアの低地産で、暑さにも強く扱いやすい代表選手ですが、片親D.laevifoliumは同じニューギニア産とは言え、2000m付近に生育する気難しい冷涼栽培の必要な種です。雑種強勢がはまり、この種は大変に剛健で、寒さに当てる必要も無く、新芽の成長期におまかせを5,6粒乗せ、真夏のみ50%遮光を忘れず、あとは適当に水遣りを繰り返すだけで咲いてくれるのです。目にみえない葉ダニが付きやすい由、定期的な散布を心掛けます。NS2x2.5cm 200輪


第3位 Phalaenopsis Blue Twinkle       若尾 暢子   5票


3.香りの部
フレグランス賞 Cattlea jenmanii 'Santa Helena‘ × self  若尾 暢子
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<<各賞(審査員推奨)>>
該当無し



<<展示花>>
Dyakia hendersoniana ’Kelsie & Ryan'      堀 清次
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by orchid12345 | 2016-10-14 19:04 | 例会入賞花・展示花 | Comments(0)