エクアドルの蘭紀行by 滝川先生 (その2)

エクアドルの蘭紀行by 滝川先生 (その1)で掲載し切れなかった写真を追加でアップします。


宿泊した山小屋風のホテルで、標高2000mの場所にあります。正面に見える敷地内の林の中にも、ランが着生しています。
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Sphyrastylis dalstroemii
ホテルの敷地内の木の約2mの高さの所に着生しています。黄色い丸い小花が2列になって咲いており、その左下には種子が入った丸い果実を着けている株もあります。花の咲いていない小さな株も周囲に着生しており、この場所で殖えていることが判ります。
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Xylobium leontoglossum
ホテルの敷地内の木の約1.5mの高さの所に着生しています。しかし、株が針金で縛られているので、他の場所で採取された栽培品のようです。花径約2.5cmのクリーム色の花を、房状に沢山咲かせています。
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Pleurothallis chacoensis
ホテルの敷地内の木の約1mの高さの所に着生しています。他の場所で採取された栽培品のようです。葉の付け根に、花径約2cmの花を咲かせています。「接写」による撮影です。
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Oncidium serratum
標高2000mの道路際の陽の良く当たる場所に咲いていました。茶色い枯れ葉のように見える花です。 花径約8cmの大きな花です。
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Oncidium serratum
花茎の全体像です。 花茎は人の背丈ほどあり、大きいので驚きます。花数も多いです。
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Epidendrum potochicum
標高1700mの道路際の木に着生して、鮮やかな赤い花を着けています。自生地域はこの辺りだけに限られているようです。最大ズーム倍率での撮影です。
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Epidendrum potochicum
着生している木の全体像です。 写真の真ん中より少し下の部分で、空を背景に赤い花が小さく見えています。地面から約10mの高さの所に赤い花が見え、アナナスの仲間と一緒に着生しています。 右下隅に舗装道路が見えていますが、陽の良く当たる、周囲に他の木が無い独立した樹木にランは多く着生しています。
樹木が沢山込み合って、日陰になっている樹木にはランは殆ど着いていません。日本に居て、自宅でランを栽培していると、「肥料」や「コンポスト」や「水やり」などのことを考えますが、世界各地のランの自生地に行くと「日光の日当たり」が一番重要のように思えてきます。
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Oncidium macranthum
標高2300mにある牧場内の樹木に、高さ約2mの所に着生しています。地面は湿地帯になっています。
周囲の木の枝には、シダやコケや地衣類が沢山着生しています。花径約8cmで、鮮やかな黄色の大きな花は目立ちます。
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標高2300mにある牧場内では樹木が多く、湿度が高いので、樹木にはシダやコケがビッシリと着いています。陽の光は林の中まで射し込むので、周囲は明るいです。こんな中を歩いて行きます。
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牧場は大部分が湿地帯です。地面には、へこんで水が溜まっている沢山の穴があります。これらの穴は牛の足跡です。
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Telipogon hausmannianus
標高2300mの牧場内の木に着生しているのを見つけました。地面から約1.5mの高さで、地面は湿地です。個体数は非常に少なく、周囲を探しても別個体はありません。直射日光が当たる明るい環境です。
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Telipogon hausmannianus
足元が湿地で、やっとのことで花に近づきました。黄色の花で、赤茶色の網目模様が非常にきれいです。花径約5cmで、大きいです。
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標高3300mの場所で、「パパラクタ ( Papallacta ) 火山」と言い、30年前に噴火したばかりの溶岩の岩場です。このような岩場にもランが着生しています。標高が高いので、目の前に雲がやって来ました。
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Oncidium cucullutum
標高3300mの地点で、溶岩の岩に着生しています。花径約4cmで、小型の株です。周囲には樹木が無いので、陽が照ると直射日光が当たります。これが今回御紹介する、エクアドルの最後のランです。
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ランとは無関係のオマケの写真です。
エクアドルの最高峰「チンボラソ ( Chimborazo ) 」です。標高6310mの火山です。撮影場所の標高は3600mで、樹木は1本も無く、草だけなので森林限界を越えているのだと思います。周囲ではアルパカの群れが草を食べています。体毛が高級な毛織物になるアルパカは、白や茶色や黒などの体毛で、首が太く見えます。この場所は陽が照っており、寒くはないです。
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これもオマケの写真です。
富士山頂よりも高く、アンデスの山の標高4200mの地点です。ビクーニャの群れが現れ、雲の中に消えて行きました。体毛が細く、最高級の毛織物になるビクーニャは、アルパカより首が細く、首の付け根の胸に長い毛が生えており、体毛は茶色だけのようです。標高が高いので、背の低い草もまばらになり、砂漠のようです。
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一番最後のオマケの写真です。
アンデスの山の標高3100mにある町の焼き肉屋でのシーンです。焼き肉屋が数軒並んでおり、どの店も大きな豚が丸ごとぶら下がっています。豚は内臓が取り去られており、毛は剃られています。豚の肉を切り取り、大きな鍋で焼いています。焼き肉は日本よりも価格が安く、おいしかったです。他の店では、体が殆ど食べられて、頭だけがぶら下がったのもありました。気温が低いので、天然の冷蔵庫にぶら下げているようなものです。現地のボタニカル・ガイドのフランシスコさんと一緒に記念撮影です。フランシスコさんは、cuagenera の蘭園のぺぺさんと友達だそうです。以上で、エクアドルのランの紹介はすべて終わりです。長い間御覧頂き、どうも有り難うございました。
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by orchid12345 | 2016-05-03 22:36 | 連絡・報告事項 | Comments(0)