2015年 12月 26日
<<人気投票>> 1.原種の部 C. walkeriana 'Nomura' 星 隆 9票 1花茎2輪 NS12.0×12.0cm 良く展開した紅紫色の花が咲いていました。ご存知のように一説には‘Kitayama’と‘Jungle Queen’は同株とも言われているようです。筆者が蘭を趣味とした当時(90年代)ワルケリアナのチポタイプを代表する銘花の一つで、いつかは自分の手元に置き栽培して花を咲かせたいと思った一品です。しかし、昨今は、ワルケだけに特化したマニアの育種のお陰で、多くの整形花が目に留まる機会が多くなり、本種の評価が以前に比べトーンダウンしていることは周知の事実ですが、うまく栽培された開花を改めてみると当時銘花と謳われた由縁が垣間見えます。 奥田さんからの解説で、ワルケリアナは、真四角、リップがフラットに展開し、ペタルがオーバーラップする、これらが入賞花の条件。「これからの寒さに当てると一層バルブが充実します」と栽培ポイントがありました。 Den. lamyaiae 小野 敬一 8票 3花茎12輪 NS4.0×5.0㎝。 お行儀よく咲いているとはちょっと言いづらいですが、小振りの株から比較的大きな濃いオレンジ色の美花が咲いていました。じーっと細長いリップを観察すると真っ赤に近いくっきりしたスジ模様がとても綺麗で印象的でした。小野さんによりますと今まで何回か購入したが栽培が難しく今回初めて開花に至ったようです。自生地はタイ、ラオスの山間地。1996年に登録された比較的新しい原種です。奥田さんから、「鉢植えには向かず入賞花のように板に付け、冬の間は水遣りを極力控え、たまに葉水程度にするのがコツ」と栽培のポイント解説がありました。最近この種とよく似た dickasonii (デッカソニー)が違う山で見つかったと説明もありました。 第3位 Catasetum pileatem ‘Oro Verde’ 豊田 弘 7票 2.交配種の部 Rlc. Pastoral ‘Innocence’ 星 隆 20票 1961年登録。半世紀以上前からカトレア愛好家に愛され続け、今現在もカトレアを栽培している人なら、この名を知らない人がいないほど言わずと知れた白花超有名銘花です。1花茎 2輪 NS14.0x14.0cm白色の整形花が咲いていました。晩秋から早冬にかけて開花すること、強健種でも有ること、花付きも良く、大株作りにも向いていることから初心者向きのカトレア交配種としてお勧めです。本種 Rlc. Pastoral(パストラル)は、白色花が際立って有名ですが、別有名個体には“Fairy(フェアリー)”というリップ周辺に淡いピンクが入るものや、“Rosa(ローザ)”や“Doris(ドリス)”というパステルピンク系の花を着けるものもあります。 Paph. Sheila Hanes × Amber Chrome 豊田 弘 1花茎1輪 NS8.5x10.0cmグリーン色の爽やかな花が咲いていました。パフィオの整形花について造詣の深い方であれば、この花をみて評価はできますが、筆者はまったく見識がありません。花の評価はさて置きぱっと見て清涼感を感じる女性が好む可愛い花です。 3.香りの部 フレグランス賞 C. walkeriana 'Nomura' 星 隆 16票 <<各賞>> 該当なし <<展示花>> Den. fytchianum Pink Type 星野 和代
by orchid12345
| 2015-12-26 10:31
| 例会入賞花・展示花
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