2013年11月度例会風景

今回の例会会場は、秋の蘭展を開いた小手指市民ギャラリー・エバーでした。
皆さん何度か来ているので、13:00頃には続々と集まり、会場の準備が始まりました。そうこうして居る内に、今回講演会と即売会をしていただく、奥田さんがいらっしゃいました。
13:30小島会長の挨拶から始まり、秋の蘭展は文化の日の行事や航空祭と重なり、来場者が少なめだったと報告が有り、来年はずらした方がよさそうだという事でした。続いて星さんからカレンダーと水苔、角田さんから東京ドームの話が有りました。ギャラリーは、窓も大きく明るく、花の鑑賞には良いのですが、咳や小声などが響きやすく、少しざわざわする感じでした。
13:55佐々木さんから、展示株の説明に入りました。全員の説明後、人気投票前に奥田さんから挨拶が有りました。当会に来るのを楽しみにしていて、わざわざタイへの買い出しをひと月早めてくださったそうです。本当にうれしい事です。
今回は、人気投票を終えた人から、奥田さんの所で、蘭購入OKと言うことに決めていたので、心なしか投票が早かったように思います。投票結果発表後、奥田さんが展示花の説明や、栽培方法などについての話が有りました。本当にわかりやすく、ポイントポイントが的確で、みんな聞き入っていました。
休憩を挿み、15:45から栽培Q&Aに成り、岩田さん、若尾さん、金子さんから相談が有りました。岩田さんはカトレアを持参し、「ちゃんと育って居るのに、花が咲かない」という事で奥田さんにお聞きすると、肥料のやりすぎではないかということです。肥料は開花期の2か月前くらいまでにした方がいいとの事、去年中藤さんが来た時も、同じような事を言っていたように記憶しています。リン酸肥料を(通称花咲じいさんの肥料)除き、少し早目に、施肥を止めた方がいいようです。窒素分が過剰になるのかもしれません。
16:05から奥田さんの「蘭の肥料ついて」の講演が始まりました。従来、肥料は生育初期・苗は窒素・カリの多い物を、株完成期にはリン酸・カリの多い肥料を、施すのが普通でしたが、最近の研究ではリン酸分がとくに重要で、花芽分化ばかりに寄与しているのではなく、植物の細胞分裂を盛んにさせるという事が報告されています。これは根や芽の生育を旺盛にするという事で、休眠期以外は通年リン酸分の多い肥料を施した方がいいという事です。
奥田さんの話のもう一つのトピックスは、亜リン酸の話でした。普通の肥料に含まれているリン酸は正リン酸です。ただこれは吸収率が20%程度と悪く効き始めるまで時間がかかります。これに比べ亜リン酸は、分子量が小さく、効率よく吸収され(正リン酸の2~3倍)、葉面散布でも容易に吸収され、植物体の中での移行性が高く、施肥効果が3~4日で現れるという事です。これは奥田さんの農場でも、輸入した弱った株に葉面散布してやると、数日で発芽、発根が始まるという事が確認されています。また病気に強くなるという報告もあります。何か都合が良過ぎる話ですが、来年が楽しみです。奥田さん、本当に面白いお話ありがとうございました。
12月の例会は第3日曜日で、場所も秋津のコラボカフェです。皆様お忘れなきよう。
(大野)


出品株の解説 奥田園芸 奥田氏a0265160_23491826.jpg


効率良い肥料の話 奥田園芸 奥田氏
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by orchid12345 | 2013-12-10 18:05 | 例会風景 | Comments(0)