2013年5月度入賞花・展示花

【人気投票】
1.原種の部
第1位 Dendrobium parishii fma. coerulea        豊田 弘   10票
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普通種はインドから中国南部の標高500~1700m付近まで生息範囲を広げる丈夫なデンドロビュームの原種のひとつ です。バルブは直径1cm程の棒状で、良く出来ると50cmまでの長さに成長するそうですが、よく目にするのはバルブが20cmほど横に伸ばし7~8花を咲かせている姿で、花はアノスマム(スーパーバム)をふたまわり程小型にしたような赤紫色の美しい花です。出品花は最近流行りのセルレアタイプで、1花を見ると、はかなげな麗夫人を彷彿させるのですが、3バルブに48花も並べられると、はかなさもどこかへ吹き飛んで賑やかにさえ見えてきます。バルブの1本は40cm程もあり3花を付ける節も見られ、大変良く出来ていると言えるでしょう。4本の新芽が出ていますので来年はもっと賑やかになる事請け合いです。 NS 5x3.5cm

第1位 Dendrobium lindleyi 'Florida Sunshine'      小野 敬一   10票
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先月のアフィラムに続き、小野さん秘蔵のデンドロビュームの登場です。リンドレイには3月頃の早咲きと5月頃の遅咲きがあり、遅れて開花する方が大きい花が咲くことが多いようだと紹介がありました。が‘フロリダ サンシャイン’は特別に優れて大きい株自体の特性のような気がします。やはりこの種は大株に育て上げ、花茎を何本も垂らし、豪華に咲かせてこそ、その魅力が倍増するのだと確信します。小株のこの株が2茎で咲いていても、あまり目を引くとは思えません。たしかに花が大型だったとしてもです。リンドレイは放って置いても大株に育て易く、バックバルブも数年残りますので、小型株をお持ちの方は将来を期待して、大株に育て上げ豪華に咲かせましょう。花期が1週間程度と短いのが玉に瑕ですが、、、。真夏以外は太陽に充分当て、成長期の水遣り、秋口の水切り、寒さにバッチリあて、霜には絶対当てない管理をしましょう。6花茎 127輪 つぼみ10個 NS 4x4cm

第3位 Cattleya lueddemanniana 'Stanley'        小島 朝男   6票
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2.交配種の部
第1位 Bulbophyllum Hsinying Grand-arfa        堀 清次   13票
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最初にこの種を見たのは、6~7年前の中藤洋蘭園での蘭遊会で、でした。販売に来ていた蘭屋さんに1輪咲きであったのですが、高価でとても手が出せませんでした。時が経って4,5年前の東京ドームにて台湾あたりの業者さんのブースにその写真付きの苗がたくさん売っており、値段も手頃でしたので即購入し、自分の温室に連れ帰りました。3,4年前から冬場1月ころに花芽が上がってくるのですが、大きく成長する過程で蕾の先端から茶変し枯れてしまう状態の連続でした。その道の先輩に伺うと、暖房による湿度不足とのことでしたが、冬季の事ゆえ暖房を止める訳にもいかず、致し方無く開花をあきらめていました。昨年あたりから、遅めに上がった花芽が春めいて暖房を止める頃に成長し始め開花するようになり、今日を迎えております。当初はアルファキアナムの sp(レッド)xsp(グリーン) のシブリングと思われていましたが、その後そのどちらかがグランディフローラムであったことが判明し、正式に登録されました。原種アルファキアナムはこんなに大型ではないので、奇異には思っていましたが、マニアとしてはお粗末の顛末という訳です。大きさはグランディフローラムから、網目とドーサルがかぶって咲くのはアルファキアナムからの遺伝のようです。自分にはとっても魅力的に見えるのですが、ご婦人方の間には微妙な空気が流れました。8花茎4輪 蕾4 NS6x8.8cm

第2位 Disa Sid Cywes Marlene               豊田  弘   6票
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打って変わってこちらはご婦人の方たちに大変好印象のようです。毎回人気投票上位ですね。花は勿論ですが、豊田さんのディサ作りへの情熱に対しての評価なのですから、文句のつけようもありません。基本種ユニフローラの血がオレンジ色をひきたてて、えもいわれぬグラディーションがグッとくるのでしょう。ディサ作りは水の管理が大変難しく、性質もさることながら、水温と循環の維持が不可欠ですので、それなりの設備が必須となりますが、こうして毎年出品されるのは、並大抵の努力ではないと察せられます。しかも4品、5品の同時出品ですから、すっかり手の内に入っておられるのが解ります。ご高齢(失礼)の豊田さんの心意気には素直に敬意を表します。後継者を切に望んでおられますので、どなたか立候補してはいかがでしょう。NS7x6.5cmと少し小さく感じましたが、後日拝見しましたら、それなりのサイズになっていましたので、開花しながら成長していったのが解ります。 1花茎 2輪              (堀)

第3位 Encyclia cordigera x Encyclia randii      角田 馨    5票 

【各賞】
フレグランス賞 Cattleya walkeriana              星  隆
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努力賞 Dendrobium tortile ‘Rosea’           星野  和代

栽培技術賞  Bulbophyllum Hsinying Grand-alfa    堀 清次
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【展示花】
Cattleya Canhamiana coerulea ‘Lucky Strike’     金子 寛
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Oncostele Ouaisne 'Regrus'                   小野 敬一
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Oncidium crispum                          星野 和代
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Rhynchostylis retusa                        吉川 好江
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Cattlianthe Dixie Jewels ‘Suzuki’               豊田 弘
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by orchid12345 | 2013-06-11 22:30 | 例会入賞花・展示花 | Comments(0)